マイナンバーの485機能がまったく使われず……大竹まこと「制度を作ることが最大の目的になっちゃってる」
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5月16日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、地方自治体におけるマイナンバーの普及状況について取り上げた。
マイナンバーシステムが提供する機能の数は1258。
しかし5月15日に会計検査院から発表された『自治体ごとの活用状況』によると、全体の39%におよぶ485機能がまったく使用されていなかった。
半数以上の自治体が使用したのは、年金申請をはじめとした33機能で、全体のわずか3%。
これほどシステム活用が低迷している理由としては『自治体側の体制不備』に留まらず、『最新情報の反映が遅い』といったシステム自体の問題も大きいという。
大竹まこと「地方自治体でうまく活用されていない、情報が整理されてなくて(状況が)整ってないと。今やってることは制度を作ることが最大の目的。内容をちょっとふっとばしちゃっても、制度を作ろうって話が先行しちゃってるし、そもそも制度自体が過大評価されちゃってる面もある」
番組では、「霞が関では現場を理解しないで制度設計をおこなうことがある」という専門家の声も紹介。
マイナンバーシステムを構築した国側の問題も大きいとして、改善が求められている。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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