『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』 コロナ禍で増えている? 「ブリッジファイナンス」って一体何? 問題点や将来について解説

『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』 コロナ禍で増えている? 「ブリッジファイナンス」って一体何? 問題点や将来について解説

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金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司(青山学院大学教授)さんと、フリープロデューサー残間里江子さんが、楽しいセカンドライフを送るためのご提案をお届けする番組『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』。

この記事では、「大人ファンクラブってどんな番組?」という方のために、コーナー「大人ライフ・アカデミー」をもとに作成された大垣さんのレポートをお届け。ラジオとあわせてもっと楽しい、読んで得する「家とお金」の豆知識です。

2021年2月27日の放送は、トークのテーマに合わせて、大垣さんの専門から「橋」を語ります。ブリッジファイナンスと呼ばれる金融の手法が、コロナ禍で今注目を浴びているのをご存じでしたか。コロナなどの万が一に備えるための方策が、ブリッジファイナンスの利用者増加に伴って考えだされています。
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●金融業界における「橋」、ブリッジファイナンスとは

今回は、トークのテーマが「橋」だったので、金融における「橋」、ブリッジファイナンスについて考えてみました。

ブリッジファイナンスとは、ある会社や事業者が一時的にお金に困っていて、しかし近い将来お金が入ってくる見込みがあるときに、銀行が行う融資のことです。いわゆる「つなぎ融資」ですね。

実は、コロナ禍で、国は銀行に対して、事業者へブリッジファイナンスを行うように要請しています。日銀も、銀行にそのためのお金を供給しているんです。

要するに、コロナで急に収入が減った事業に対して、つなぎ融資を行え、ということですね。

●コロナ禍のブリッジファイナンスの特殊性とは?

しかし、コロナ禍のブリッジファイナンスは、コロナ以前に行われていたブリッジファイナンスとは少し意味合いが異なっています。

というのも、これまでのつなぎ融資は「3ヶ月後にお金が入ってきますから、そこまでつないでください」というふうに、いつ会社や事業者にお金が入ってくるのかがきちんと分かったのです。

しかし現在は、いつコロナが終息するのかが全く分かりません。そうすると、銀行側も、貸したのはいいけれども期限がきても返してもらえないわけです。そこで再びつなぎ融資をすると、だんだん不健全な融資になっていってしまう。

国としては、コロナの終息を早められるかどうかは国にかかっているのだから、つなぎの融資に関しても、きちんと国が主導してお金を出してあげよう、と考えているわけです。

ただ、当初の予想よりもコロナが長引いてくるとなると、そうも言っていられなくなってくるのです。

●先行きの見えない問題も、金融技術で解決ができるかもしれない

では、どうやって解決するのか、ということですが・・・。

たとえば、岡三証券グローバルリサーチセンター理事長の高田創(タカタハジメ)さんは、ブリッジファイナンスで貸したお金を、あるところで株に変えて、市場に出してみてはどうか、と提唱しています。私はこれをすごくいいアイデアだなと思っています。

高田さんが2020年の4月に「大人ファンクラブ」ゲストとして出演していただいたときの記事はこちら!

いつまでもつなぎ融資ができるわけでもないし、かといって補償金を出し続けられるわけでもないとしたら、何か別の解決方法を考えださないといけませんよね。それを、金融技術で解決ができないか、と思うんです。

●会社の評価方法が変わってきている

 

最近は、会社が、成長率や経費の回し方以外で評価される流れが出てきたように思います。

ここのところ「万が一の事態」が毎月のように起こりますよね。そうするとだんだん、不測の事態に優れた対応をすることによって評価される会社が出てきたわけです。

一般的な感覚からいっても、「政府がなんとかしてくれるだろう」と手をこまねいている会社と、キチッと対策を取っている会社では、やっぱり後者のほうを評価したくなりますよね。

たとえば、東京ディズニーリゾートを運営しているオリエンタルランドの対応や準備は非常に優れていることで有名です。東日本大震災のときの対応をニュースで見かけた方なんかもいらっしゃるかもしれませんね。

欧米に比べると、日本企業は、こういう大きな意味でのリスクマネジメントが非常に遅れていると言われていますが、コロナを機にこういった状況が変わっていけばいいですね。

というわけで今回は、金融の「橋」、ブリッジファイナンスについてお話しました。

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大垣さんが代表理事を務める「移住・住みかえ支援機構(JTI)」では、国が保証している安心・安全の賃貸制度「マイホーム借上げ制度」を運用しています。マイホームをJTIが借り上げ、空室時も賃料をお支払い。第二の年金として家を活用できます。

コロナ後の新しい暮らしに、ぜひマイホーム借上げ制度のご利用をご検討ください。

マイホーム借上げ制度についての詳しい情報は、移住・住みかえ支援機構のサイトをご覧ください。

 

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この記事の番組情報


大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ

大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ

土 6:25~6:50

楽しいセカンドライフを送るためのご提案などがたっぷり! 金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、フリープロデューサー残間里江子が 大人の目線でお届けします。…

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