佐藤優氏「アメリカ軍の撤退で、アフガニスタンは戦国時代に突入する」 7月16日「くにまるジャパン極」

佐藤優氏「アメリカ軍の撤退で、アフガニスタンは戦国時代に突入する」 7月16日「くにまるジャパン極」

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8月末でアフガニスタンからのアメリカ軍が完全撤退する。これについて、元外交官で作家の佐藤優​氏は7月16日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で「アメリカは織田信長のようなもの。信長がいなくなれば、アフガニスタンは群雄割拠の戦国時代に突入する」と話した。一体、どういうことなのか?

アメリカ軍がアフガニスタンから撤退することで、タリバーンと呼ばれる勢力が出てくる可能性があるという。タリバーンとはどんな存在か?佐藤優氏は解説する。

 

佐藤氏「神学生という意味のタリブ、この複数形がタリバーン。パキスタンに拠点を置く神学生のグループが非常に過激な形でイスラムのシャリーアというのだけで統一する国を作る運動をしている。アルカイダやイスラム国と基本的な考え方は同じですね。ロシアの専門家はタリバーンの勢力がアフガニスタンの9割を占拠しちゃうんじゃないかと言っています。」

 

では、なぜタリバーン勢力は出てくるのか?

 

佐藤氏「アメリカ軍がいるからタリバーンは引っ込んでいたわけです。アメリカ軍がいなくなったら攻勢をかけてくる。アフガニスタンの部族間のバランスは崩れるわけです。要は、アメリカは織田信長のような存在。信長がいなくなったら、戦乱の世になっちゃうんです。」

 

そもそもなぜアメリカ軍はアフガニスタンから撤退したのか?

 

佐藤氏「アフガニスタンの場合はずっと自爆テロが続いていたんですね。それで、アメリカの若者が死んでいるんです。”こんなとこに出てきても、アメリカ本国がアルカイダやイスラム国にやられる可能性はないじゃないか。そういう状況でなんでアメリカの若者が死ななきゃいけないのか”という素朴なアメリカの国内の声に応えているわけですよ。だからアメリカってのは内政しか見てないんですよ。」

 

 

 

では、アメリカが撤退することで今後どうなっていくのか?

 

佐藤氏「今後、アフガニスタンは大混乱になるかもしれない。アフガニスタンがきっかけとなるテロが国際的に増える可能性があります。」

 

この問題を解決するにはどうすればよいのか?

 

佐藤氏「アメリカはロシア、イラン、さらには中国の協力を得て、タリバーンを抑え込む仕組みを作らなければいけない。これらの国の協力なくして、安定はないです。」

 

佐藤優氏は、このように中東情勢を解説した。

<参考ニュース>
 【ワシントン共同】バイデン米政権は14日、アフガニスタン駐留米軍に通訳などとして協力したアフガン人とその家族の国外退避を7月最終週から始めると発表した。反政府武装勢力タリバンが各地を制圧する中、米軍協力者の処遇が課題となっていた。  米政府機関や米軍などの部隊で働いた人が対象の「特別移民査証(ビザ)」の手続きが進んだ人から順次、航空機で国外に出る。サキ大統領報道官は記者会見で「勇気ある人々で、この数年間果たしてきた役割をしっかりと認識し、評価したい」と説明した。  ロイター通信によると、最初の退避者は約2500人。
(共同通信ニュースより)

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。佐藤優氏は第1・第3・第5金曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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