伊藤惇夫氏「自民党総裁選、結局勝者は安倍前総理だった」 9月30日「くにまるジャパン極」

伊藤惇夫氏「自民党総裁選、結局勝者は安倍前総理だった」 9月30日「くにまるジャパン極」

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9月29日、自民党総裁選が行われ、決選投票の結果、岸田文雄・前政調会長が新総裁に選出されたわけだが、政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「総裁選の勝者は安倍前総理だ」と9月30日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)でコメントした。一体どういうことなのか?

伊藤惇夫氏は9月29日に行われた自民党総裁選を振り返り、気になった点を挙げていった。その中の1つとして、“今回の勝者は安倍前総理である”と話した。

伊藤氏「そもそも高市早苗氏が出馬したのは、安倍氏の後押しがあったから。河野氏・岸田氏の一騎打ちなら河野氏が勝つ可能性があったから高市氏が出た。安倍氏は河野氏は最初からダメだと言っていて、岸田氏をそのうち総理にしようという風にみてたわけでしょ。高市氏が出ることで票を分散させて、決戦投票で高市氏の票を岸田氏に寄せれば岸田氏が勝つ。こんなシナリオを描いていて、安倍氏の思惑通りになったわけです。」

しかし、この安倍氏の行動に伊藤氏は、疑問が沸くという。

伊藤氏「安倍前総理って、厳しい言いかたすると、コロナで苦しい思いをしてる人がいる中で結果的に総理の座を投げ出したわけです。私は総理として途中で国民を見捨ててしまったという思いを恐らく持っていると思うし、持ってなきゃおかしいと思うんですね。しかし、やめた途端に元気になって自民党の中でものすごく隠然たる力を持っているのが、なんでなの?という素朴な疑問が沸きます。」

さらに、今回の自民党総裁選で、候補者たちがアベノミクスの総括を真正面から論争しなかったことも問題視した。そして、最後に岸田新総裁についてこう話した。

伊藤氏「岸田氏は、安倍氏・麻生氏に操られるんじゃないか?と言われてますけど、中曽根康弘氏も田中角栄氏の操り人形だと言われてましたが、独自の路線を確立していった。岸田氏も岸田路線を確立してもらいたいな。」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。二木啓孝氏は毎週水曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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