「流れのままに」~50歳から専業作家になった伊東潤さんの“自然な”キャリアチェンジ

「流れのままに」~50歳から専業作家になった伊東潤さんの“自然な”キャリアチェンジ

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30年を超えるコンサルタント歴の中で8000社を超える企業を見てきたNIコンサルティング代表の長尾一洋さんが、あるときは「孫子」の智恵を応用し、またあるときは「経営者としてのこれまでの経験」をもとにビジネスシーンでの課題をコンサルティングしていく番組・文化放送「孫子であきない話」(月19:30~20:00)

新春第一弾!1月3日(月)は、最近では年末に「真実の航跡」(集英社文庫)、「夜叉の都」(文藝春秋)を出版され、また新年早々には「威風堂々」(中央公論新社)を出版予定の作家・伊東潤さんにお越しいただきました。

今年初めての放送は、1月3日。まだ三が日にのうちということで、ゲストの作家・伊東潤さんと一緒に「乾杯!」から始めました。グラスに注がれたシャンパンを一気に飲み干す伊東さんにスタジオ内は大盛り上がりです。

伊東さんは、これまでにたくさんの主に歴史小説を世に送り出してこられた人気作家さん。番組パーソナリティの長尾さんとはコンサルタント時代からのおつきあいです。そう、伊東さんには50歳で専業作家になるまでにIBMを皮切りに、数多くの外資系企業などでのビジネスパーソンとしてのご経験があります。この日は、そんな伊東さんと、鎌倉時代の話から「起業のタイミング」の話まで、様々な話題で盛り上がりました。

今年は、鎌倉が“熱く”なりそうです。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、小栗旬さんが主演であることや脚本が三谷幸喜さんであることなどもあって、注目を浴びています。鎌倉時代をテーマとした「修羅の都」「夜叉の都」という連作のある伊東さんも「あんなに暗い時代を三谷さんがどう描くのが」を楽しみにされているとのこと。両作品を読了したという長尾さんからは「鎌倉時代の登場人物は戦国時代ほど有名ではないから、伊東さんの小説で予習しておくといい」というアドバイスも。読めばますます大河ドラマが深く楽しめそうですね。

今月の新作「威風堂々」は大隈重信が主人公の、伊東さんとしては初の評伝小説。堂々の上下巻、大長編です。歴史上の人物として名前は知っているけれど、何をやった人かはそれほど知らない。「歴史から学べ」と声高に言われてはいるものの、多くの人は、まだそれほど歴史を知らないから「相変わらず同じようなミスで失敗している人が多い」と、伊東さん。歴史は現代との合わせ鏡であり、学ぶべきことが本当に多いことを小説の執筆を通じて実感しているそうです。

今回は特別企画として、リスナーさんからのメッセージにもお答えいただきました。起業のタイミングに悩んでいるという方に対しては、

「したいと思ったらポン!としちゃえばいい」(伊東さん)。大事なのは流れを見極めて、その流れに逆らわないこと。伊東さんご自身もコンサルティング会社の経営から専業作家へという傍から見ているとドラスティックなキャリアチェンジではありますが、ご本人にとっては「まったく自然な流れだった」。

“全ては、それまでに自分が培ったものの延長線上にあるのだから”という言葉が胸に響きました。

当番組のディレクターを務める文化放送入社1年目の髙橋さんからの質問は「終身雇用は終わったと言われる時代に、自分にとって常にベストなところにいるための心構えとは?」

——「今は、文化放送という屋台骨があるなかでこそできるチャレンジを」(長尾さん)

——「社員食堂がまずくなったら、辞めた方がいい(笑)」(伊東さん)

ちなみに、自分の力を最大化するための秘訣は「孫子を読めばいい」とのことでした。

豪快かつ優しくて面白い、そんな伊東潤さんの新作、今年は「威風堂々」から始まり7冊が刊行予定だそうです。「勝負の年。ベストセラー作家の仲間入りがしたい」というのが新春の抱負。ぜひみなさまも書店などで見かけたときには、お手に取ってみてくださいね。

 

番組では、NIコンサルティング長尾一洋社長へのお便りを募集しています。採用されたら、無料コンサルティングどころか、QUOカード1000円をプレゼント?!
📧sonshi@joqr.net まで!

ポッドキャストでもお聞きいただけます
📻https://omny.fm/shows/onepod/podcast-93

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