立川談笑「新春初笑い!?噺家さんのお正月の過ごし方って?」~1月6日「くにまるジャパン極」

立川談笑「新春初笑い!?噺家さんのお正月の過ごし方って?」~1月6日「くにまるジャパン極」

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1月6日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)に立川談笑さんが半年ぶりにご出演!ご病気から復帰されて体調もすっかり絶好調!元気な声で新春のご挨拶をされたあとは、落語界の話題や噺家のお正月の過ごし方、さらに短い落語を一席ご披露いただいた。


野村邦丸アナ「談笑師匠は去年3月に甲状腺乳頭がんと診断されまして、5月に手術して復帰直後の7月にこの番組にお越しいただいて、まだ殆ど声も出していないという状況の中で短く一席ご披露いただいたんですけども、その後いかがですか?体調の方は」
談笑「絶好調です!5月からだと10キロぐらい太りましたからね。入院してたから、筋肉落ちちゃって、それが不満だったんです。それでまたしっかり筋肉をつけ直さないと、これから高齢者に向けてと思って。いくらか脂肪がついちゃってもいいやと思って、アスリートみたいな食べ物を食べて、タンパク質いっぱい取って、筋トレやってガンガンガンガン、月に1キロぐらいずつ太って」
邦丸「高座ってのはやっぱり体力使うわけでしょう?」
談笑「使いますね。独演会一日やって、翌日とか筋肉痛になったりします。走り込みが足りないなと思ったりしますね(笑)」

邦丸「さて、落語界にとっては大きな出来事かと思います。国民的人気番組の「笑点」の新メンバーに桂宮治さんが加わることが発表されました。談笑師匠は以前文化放送で宮治さんと一緒に番組を担当されたりとか、よーくご存じの後輩で今度落語会も一緒にやります。
一報聞いた時どうでした?」
談笑「『あっ!宮治君か!』と。あの世代って、若くて人気があって面白いっていう、もう三拍子兼ね備えた人たちがひしめいている世代ですから、誰がなってもおかしくない。今度(宮治さんと一緒に3人で)落語会をやる柳亭小痴楽さんでもおかしくなかったし、そんな人は名前を挙げたらキリが無い位たくさん居ますよ。ただ宮治君は明るいし、あんまり面白くないことでも大きい声で言うから、押し出しが強いと言われていますけどね」

邦丸「それから今日ちょっと伺いたいのは、まだ新春でございますので『噺家さんたちのお正月』について。談笑師匠は正月三が日どう過ごされました?」
談笑「1日は親戚のところへあいさつに行って、2日目がうちの師匠のお墓参り。と、あと一門の新年会。3日はNHKの生放送があって、行って滑ってきましたね~(笑)」
邦丸「立川流って談志師匠がご健在の時の正月の過ごし方と今とは全然違うんでしょ?」
談笑「違います。必ず1月1日というのは談志の誕生日でもあり、年に2回しかない一門全員が集まる新年会なんです、上野東天紅ってところの会場で一旦みんなで集まって。談志が亡くなってからは、みんなでお墓参りに行ってから東天紅に移ってパーティをする。それが必ず1月1日。みんなその日は仕事を入れないんです」
邦丸「そうなんだ!立川流はそういうようなお正月ですけど、よく聞くのは師匠の家にまずお年始に行って、そこからお弟子さんたちに師匠が『じゃあ今年も頑張れよ』ってお年玉を渡すって話は聞いたことがあるんですが、実際は?」
談笑「実際そうですね。お年玉はいくつになっても貰えます。談志が亡くなってもおかみさんがくれてましたね。『あ~ありがたいことだな』って思ったら最初の1回だけでしたね」

などといったお正月の風景の話が続いた後、師匠にまつわるしんみりとしたエピソードも。

邦丸「去年の11月で談志師匠の没後10年ということで、改めて談笑師匠も今さらながら『ああ、談志師匠にこんなこと言われたな~』と思い出すこともあると思いますが」
談笑「ありますね~。特に覚えてるというか忘れないようにと思っているのが、談志が我々に言った『俺を信用するな』。あんだけ高圧的に上からビシッとこうだっ!て押し付けるような物言いをする人が『そういう俺を信用するな。俺だって間違ってるかも知れない。この俺の価値観を信じるも信じないもおまえの自由だ』と。それが残ってますねえ」

最後に談笑師匠には短く「粗忽長屋」という古典落語を一席語っていただいた。その模様はぜひradikoでどうぞ!

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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