プーチン大統領は急に変わったわけではない? 就任当時から現在までを黒井文太郎が解説

プーチン大統領は急に変わったわけではない? 就任当時から現在までを黒井文太郎が解説

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4月13日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)に軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏が登場。現在のウクライナ侵攻に関連し、プーチン大統領の人物像を解説した。

現在のウクライナ侵攻で日本からの印象も悪化している、ロシアのプーチン大統領について。黒井氏は本人が突然、変わったわけではないという。

大竹「いまロシアが、ここまでやるかというぐらいウクライナを攻撃をしていて、2036年まで大統領を続けるという話もある。そういう人物像、性格とかを(外務省は)掴んでいなかった?」

黒井「外務省がどうかはわかりませんが。私はプーチンが就任した当時、二十数年前に『月刊軍事研究』という専門誌で海外の紛争や情報関係のページを担当していたんですよ。毎回、海外の人物の動きを書いていました。最初からプーチン(の情報)は登場していまして。当時、彼はKGB、スパイから大統領になった。興味があって調べると、当時からいまのようなことをしていたんですね。権力を握った瞬間から、自分の力を強めようとチェチェンに侵攻した」

黒井氏はチェチェン侵攻の凄惨さを詳述したあと、さらに続ける。

黒井「就任当時はアメリカがブッシュ政権で、向こうもやる気まんまんだから手を出せない。それがオバマ政権になって『“世界の警察”をやめましょう』と言う。そこをプーチンは見逃さないんです。アラブの春、シリア紛争が起きて、というときにアメリカへ挑戦を始める。実際、クリミアに侵攻したらアメリカは何もしなかった。そういうのを見てプーチンは恐らく『いまアメリカは手を出してこない』と」

大竹「アメリカが攻撃をしないとなると、権威主義の国が『できるんじゃないか』といろいろ始める」

壇蜜「各々が自国ファーストのことを」

黒井「我々も反省しなきゃいけないのは、ポスト冷戦でアメリカに全部お任せしていたことですね。イラクとかアフガニスタンとか(の問題を)。アメリカの人からすれば『なぜ自分たちばかり』となってしまうので、もっと世界中が協力すべきだったかなとは思います」

放送では過去から近年までのロシアと日本の関係や、黒井氏から見たウクライナ・ゼレンスキー大統領の印象などにも言及されている。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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