損保ジャパンが「コロナお見舞い金」の新規受付停止 感染者の増加が保険金支払いのダメージに

損保ジャパンが「コロナお見舞い金」の新規受付停止 感染者の増加が保険金支払いのダメージに

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8月5日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、損害保険ジャパン(損保ジャパン)が「コロナお見舞い金」の新規受付の停止を発表したことについて、金曜コメンテーターで岡三証券チーフエコノミストの会田卓司氏と寺島尚正アナウンサーが意見を交わした。

予想を上回る感染力の強さ

損保ジャパンは、新型コロナウイルスに感染した場合2万円を受け取ることができる「コロナお見舞い金」の新規受付を停止すると発表した。感染拡大により保険金の支払いが増えたことから維持できなくなるという判断で、既存の契約者が感染した場合の保険金の支払いは続ける方針だ。

なお、「コロナお見舞い金」はスマートフォン決済PayPayを通じて2021年12月から販売が開始。当初は5万円を受け取れる内容だったが、オミクロン株による国内感染の第6波が広がった2022年2月に保険料を3か月500円から3倍の1500円に引き上げ。6月には保険金を2万円に減額していたが、感染は過去最大の規模となり、保険料で支払いを賄えなくなる可能性が出ているという。

このニュースについて、会田氏は「コロナの変異ウイルスは感染力が強いということで、感染力の高まりが想定外だったということだと思います」と、BA.5株の感染力の高さを指摘。

さらに、感染拡大による保険企業へのダメージが契約者の生活に影響すると懸念を示した。

「コロナだけではなく、通常の病気や怪我の保証が弱くなってしまうことも懸念されます。また、保険というのはいざという時の支払いのためのものですから、支払いが遅れるということは生活が困窮してしまう方が出てくることも懸念されます」(会田氏)

会田氏の指摘を受け、寺島アナは「元々保険というのは、色んな計算をしてこれだったら大丈夫と想定した金額を掛け金にしているはずですが、その想定を上回ってしまったのですね。元々の計算を上回る、予想外の広がり方をしたということで、保険を通してもBA.5株の感染力の強さがわかりますね」と、驚きを示した。

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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