新語・流行語大賞ってどう選んでる?選考委員・辛酸なめ子に聞いてみた!

新語・流行語大賞ってどう選んでる?選考委員・辛酸なめ子に聞いてみた!

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12月12日の「おとなりさん」(文化放送)、9時の広場のコーナーでは、漫画家でユーキャン新語・流行語大賞の選考委員でもある辛酸なめ子さんをお迎えして、新語・流行語大賞の選考のやり方などを伺った。

文化放送・坂口愛美アナ「そもそもなんですが、ユーキャン新語・流行語大賞のトップテンとか大賞って、どういうプロセスで決まっていくんでしょうか?」

辛酸なめ子「その年の新語・流行語大賞が世の中に発表されるのは、ノミネート30語が発表された時だと思うんですが、その前に、現代用語の基礎知識という本がありまして、そちらに掲載されている中から選ばれるというのが基準になります。なので、こちらの編集者の方が選んだ60語ぐらいがあって、そこで選考委員が“他にもこの言葉が流行ってるんじゃない?”というのをちょっと足して、その後、会議をしていく感じです」

平子祐希「選考する場は、僕のイメージは大きい会議室にでっかいテーブルがあって、紙皿にサラミやおかきがあって、お茶飲みながら、やいのやいの言ってる。書記みたいな人がホワイトボードを書く」

辛酸「なんとなく当たってます(笑)ホワイトボードもありますので」

坂口「ちなみに今年、辛酸なめ子さんが推薦したけど、ノミネート30語に選ばれなかった言葉ってあるんですか?」

辛酸「今年、ガーシーとかアテンドとか流行るんじゃないかと思ってたんですけど、そこまで流行ってなかった。後は、セルフモザイク。誤送金問題の男性が出てきて、髪がバァ~っとなって見えなくなった」

坂口「風が吹いて…ありましたね」

平子「今年の大賞の村神様は投票とかで決まるんですか?」

辛酸「選考委員は大賞までは決めずに10語までは決めるみたいな感じです。大賞は編集部の方がバランスを考えて、決められるのかなと」

平子「大賞が発表された後に、流行りそうな、今年の長友選手のブラボーみたいな言葉が滑り込むみたいなことは難しいんですか?」

辛酸「現代用語の基礎知識に掲載されていないんですよね。予知能力がある人がブラボーとか書いてたらいけると思うんですけど」

平子「そっか、そこに書いてあることっていう軸があるからね。辛酸さんが気に入ってる過去の流行語って、何ですか?」

辛酸「アマビエです」

平子「意外!」

辛酸「コロナ禍で、疫病除けのキャラということでポジティブにいろんな人が絵を描いていい感じで広がったなと思いました」

平子「確かに、ゼロから入ってきましたよね。誰も知らない妖怪で」

「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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