【相談】40歳の中間管理職、3つの選択肢で悩んでいます『長尾一洋 ラジオde経営塾』12/19(月)放送

【相談】40歳の中間管理職、3つの選択肢で悩んでいます『長尾一洋 ラジオde経営塾』12/19(月)放送

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約9,000社の企業に携わってきた経営コンサルティングのエキスパート長尾一洋社長が、今週も悩めるビジネスマンのご相談に回答。

今回は40歳の会社員の方からのご相談。今後の進退や学び直しについてのお悩みに、長尾社長はどのようにアドバイスしたのでしょうか。その一部をご紹介します!

 

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■現状維持?国内MBA?転職?

ご相談者はラジオネーム”波乗りシンドバッド”さんです。

ご相談:

40歳の中間管理職、3つの選択肢で悩んでいます。
①今のままの会社にいて、目の前の仕事に取り組む。
②今の会社に留まりながら、国内MBAに通う。その後、今の会社に居続けるか、転職するかは未定。
③すぐにでも転職する。

衰退産業にいて、自社ビジネスに限界を感じています。
しかし好きな業界でもあり、家族のこともあるので、気持ちとしては②>①>③です。
国内MBAを修了した上で、自社の事業に貢献するイメージです。海外MBAは実力と資金不足で選択肢にはありません。
国内MBAについてどう思いますでしょうか?

■勤務先が大手か中小かで答えは変わる

まず最初に長尾社長がアドバイスしたのは「国内MBA」の有用性についてです。

長尾社長:

今お勤めの会社が大手か中小かで大きく違う気がします。
大手は職種がかなり分野分野に特化していて、専門性が高い。
そのテーマに沿ったMBAを取得する必要があります。
MBAと言っても、その中に色々なテーマがあり、それを研究するわけなんです。”広く遍く”な一般教養とは違う。
MBAがあるからって急に「何でもできますよ!」とはならないので、テーマと業務や専門が合うかどうかということですね。


中小はどうかというと、1人あたりが担当する領域が非常に広く、専門分野をいくら勉強したと言っても、発揮するチャンスが非常に少ない。

だからMBAを取って最先端の勉強をしたとしても、それを活かせるかというと微妙な感じがある。
中小の採用する側から言うと、ぶっちゃけ「MBA?はぁ?」というのもあるんじゃないかなという気もします。

 

勤務先の規模や仕事の範囲でMBAを取得する意義は変わるとのこと。

ただしどちらにしても、過度な期待をするのも禁物のようです。

さらに長尾社長はご相談者さんのこれからの考え方をアドバイスしました。


■自分自身のスキルアップに焦点を当てる

長尾社長:「MBA取ったからどうこう」ではなく、自分がスキルアップしていく。
最近はリスキリングとかね。今までやっていたことをアンラーンして、新しいことの勉強を突き詰めていくというか。

今のお勤め先は、衰退産業とはいえ好きな業界で、特に会社に不満があるわけではなさそうなので、自分の興味や得意とするところを今の会社で活かせるなら活かせばいい。
せっかく頑張ったけど活かせそうにないとなったら、活かせる会社に転職するなり、もちろんご自分で起業されてもいいのでしょうから。
そういうふうに考える方がいいんじゃないかという気がします。

 

■学び直しの門戸は開かれている

『リスキリング』という言葉が登場したところで、松尾アナから学び直しについて質問がありました。

松尾アナ:リスキリングやアンラーンという言葉が出てきましたけれども。今、国としても学び直しの推進という動きが出ていますよね?

長尾社長:助成金とかもあるしね。『リスキリング』などのキーワードで引っ掛けると、費用的にも負担が少ない方法が見つかるかもしれません。MBAを補助するかはわかりませんが。

ちなみに私は『中小企業診断士』という、まさに中小企業向けな資格を持っています。これは経営に関することを広く遍く勉強するようなもの。
「今まで管理職の立場で仕事を見ていたけれど、経営全般について勉強してより経営的な立場でモノを見よう…」というような、ちょっとボヤっとしたテーマであれば、そんな道もある気がしますね。

■ビジネスで勝つには勉強だけでは足りない

次に長尾社長が「こんなことを言うと勉強している人に申し訳ないのですが…」と前置きして話したのは、勉強することが直ちに成功に繋がるわけではないという、ちょっと厳しい現実についてです。

長尾社長:

勉強するのは大事なんだけど、勉強には先生がいる。先生がいるということは教科書がある。
ということは、世の中にその考えはもうオープンになっているわけです。
それを知ったからと言って、本当にビジネスで成功するかというと、ちょっと違う話でね。
平均点まで行けるというか、義務教育を終えるというか、そういうものなんですよ。
相手だってその勉強はやろうと思えばいくらでもできるわけです。
まあ知らないよりは知っている方がいいので、勉強はした方がいいんですけども、やはり教科書に無い、先生もいないものを自ら編み出すことの方がよほど価値がある。
なのでMBA取ったから、中小企業診断士の資格を取ったからといって成功するわけではありません。
弁護士だって同じ。弁護士っていくらでもいるじゃん?
答えは六法全書に書いてあるじゃんということになりますよね。
やはりその先です。書いていないことをどう編み出すか、どう法を解釈するかとか、そういうことが競争になる。
答えがあることができたからと言って、ビジネスで必ずうまく行くとは限らないということですね。

 

松尾アナ:

プラスアルファのオリジナルな部分を身につけて行かないとということでしょうかね。

長尾社長:

ただこれは身に付けようと思っても難しい。
オリジナルを急に身につけようとしてもできないから、やはりMBAなり勉強、基礎をやる。

テキストがあることを学ぶしか無い。
資格とか勉強とかに依存しすぎないように。でも勉強は大事なんだよ。ここが難しいよね。

 

■先の長い時代。リスキリングするのに遅すぎることはない

さらに松尾アナからは学び直しを始める時期についての質問がありました。

松尾アナ:

40代から学び直しをはじめても遅すぎはしないですか?

長尾社長:

40代でも50代でもやらないと。今、先が長いから。
60で定年になっても、雇用延長で70くらいまでは絶対仕事するわけですよ。
そう考えたら50でもあと20年あるわけだから、やっておかないと戦っていけないですよね。
そういう意味ではしっかり勉強することは非常に重要だと思います。

松尾アナ:

私も40代直前で大学院に行っていたんですけど、今まで会ったことのないようなタイプの人たちに会うことができて。そういう意味でも学び直しの機会というのはすごく良かったなと。
凝り固まった頭を揉み解されるような感じがありました。

長尾社長:

そういう刺激を受けるのっていいよね。

■ご相談者さんへのメッセージ

最後に、長尾社長から波乗りシンドバッドさんへ、激励を込めたメッセージが贈られました。

長尾社長:

しっかり勉強して頑張ってください。
目の前の仕事に取り組むというのが1番に来たんですけども、まずこれがやはり大事で、ここでどう成果を出すか、そのために必要なことは何かということを勉強する方が、一番道がひらけるような気がしますけどね。

 

■『波乗りシンドバッド』さんへの回答まとめ
・MBAと一口に言っても、テーマは色々。勤務先の規模や仕事の範囲によって有用性は違う。

・MBAだけに固執するのではなく、自分自身のスキルアップを考えよう。

・資格取得や勉強は大切だが、それだけでビジネスで勝てるわけではない。しっかり学びつつ、依存しすぎないように。

・まずは目の前の仕事で成果を出すために必要な勉強をしてみては?

 

 

■長尾社長へのご相談を募集中!
『長尾一洋 ラジオde経営塾』では、パーソナリティ長尾一洋へのご相談やメッセージを募集しています。お仕事のお悩みや、経営戦略、店舗経営のご相談などに長尾一洋が番組内でじっくりご回答いたします。
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