福井謙二グッモニ 第61回

皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。
やっと梅雨らしいどんよりした空模様で雨も降ってきましたね。警報が出ているところもありますので、ご注意ください。
しかしどうやら今年の雨、主要なダムのある地域を避けて降っているらしく、水不足になる可能性もあるのだとか。
節電節水の慎ましやかな夏になりそうですね。

月曜日のコメンテーターは「クーリエ・ジャポン」編集長の冨倉由樹央さん。
大学で原子力関係の学部が定員割れし続けていることに物申していただきました。
原子力に関する技術を学ぶ大学の志願者が減っています。この背景にはもちろん、原発事故の悪印象もありますが、それに加えて今後の日本における原子力政策が定まっていないという問題もあります。
原子力系の技術者が育たないということは、原発の廃炉作業や核廃棄物処理の問題などへ対応できる人材がいなくなるということでもあります。
原子力技術者の育成は、私たちの安全のためにも、国策レベルで取り組まなければならない。というお話しでした。


今朝のグッモニ特派員は文化放送報道部の石森則和さん。
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昨日投開票が行われた東京都議会議員選挙の結果について話を聞きました。
結果はご存知の通り、自民党・公明党の圧勝で、民主党や日本維新の会の落ち込み方が目立つものでした。
石森記者は各党の内情や、それぞれの特色から見た勝敗要因を、各党代表などの言葉を引用しながらレポートしてくれました。

エンタメいまのうちでは"大人の嗜み"「つまようじ」の世界を特集しました。
お電話したのは日本で唯一の楊枝専門店「さるや」のご主人、山本一雄さん。江戸時代から創業300年を越える老舗です。
現代のように歯ブラシが無かった時代は、房楊枝(ふさようじ)というもので歯を磨いていました。今では失われてしまいましたが、真の大人は外食でもサッとケアできるように爪楊枝を携帯するものなのです!
爪楊枝は大きく分けてふたつ。口内をケアするものと、菓子楊枝という和菓子などに、スプーン・フォークのような使い方をするもの。
菓子楊枝には様々な細工や技巧が施されており、見た目でも楽しませてくれるものばかり。来客に「粋」を感じさせられる逸品揃いですね!

「黒文字」という植物から手作りされるさるやの爪楊枝。市販のもののように尖り過ぎておらず、歯茎への当たりも良いとか。
贈り物やお祝い事に用いられることが多いようですが、ひとつひとつに職人の魂がこもっているので使い捨てるのは勿体無い!!
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ですが、それが大人の粋というもの。皆様も是非、本物の「粋」を実感してみてください!
さるやのHPはこちら

そういえば、富士山が正式に世界遺産へ登録されることが決定しましたね。
節電で暑い夏でも、話題の富士山頂付近は涼しい(寒い)ので、避暑などにいかがでしょうか!?
ただ、人間の体は水不足に陥るとあっという間に死に至ることもありますので、水分補給はこまめにしてくださいね。ここだけは節水を忘れましょう!

明日もお楽しみに!!!

グッモニ 2013年6月24日
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