太田英明グッモニ 12月31日(木) 第718回

皆さまこんにちは、グッモニです。
本日も福井さんはお休みで、文化放送太田英明アナウンサーがピンチヒッターでお送りします!
151231-2.JPG

本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授・中小企業サポートネットワーク「スモール・サン」主催の山口義行さんです。
「今年の漢字」で振り返る2015年の日本経済というお話をしていただきました。

151231-1.JPG

山口先生が今年1年を経済的な視点から振り返って選ばれた漢字は「偽」。
東芝の決算偽装、東洋ゴムの性能偽装、旭化成の杭打ち偽装、海外ではフォルクスワーゲンの排ガス偽装。大手企業から多くの偽装問題が出てきましたね。
経済でも、株価を釣り上げてあたかも政策の経済効果があると思わせる。公費がつぎ込まれ、メディアが煽る。これも偽装だと言います。

しかし中国の株価暴落や公的資金が底をついてきたということもあり、実体経済との乖離は徐々になくなりつつあります。偽装が出来なくなってきているのです。
中小企業はこれから経営が非常に厳しくなってきます。偽装の限界が露呈された今、企業にも真価が問われます。
しかし "本物"であればこれらを乗り越えることができるはず。今年が「偽」だっただけに来年は「真」の年になってほしい、というお話でした。

今朝の特派員はワタナベボクシングジム会長の渡辺均さんです。
今晩行われるWBA世界スーパーフェザー級チャンピオン・内山高志選手の防衛戦・WBA世界ライトフライ級チャンピオン・田口良一選手の防衛線は大晦日の夜を熱く賑わします。
この二人はJR五反田駅前にあるワタナベボクシングジムに所属しています。
この二人をはじめ数多くの猛者たちのコンディションを整えるため、渡辺会長は大忙しです。
試合前の様々なお話を伺いました。

エンタメいまのうちでは、なんでも知っている陰の功労者・太田アナにいろいろ教えてもらいました!

太田出版から発行されているカルチャーマガジン「ケトル」Vol.28の特集は『ラジオ』。
その中の「ラジオのためならなんでもやるスーパー会社員 局アナセブン」で太田アナが紹介されているのですが、
概要は「聞けばなんでも答えてくれる番組を陰から支える功労者」というもの。
誰からのどんな質問にもパパッと答えてしまえることは誰にでもできることではありません。
せっかくの機会なので、リスナーからの質問にどんどん答えてもらいました!

♪本日の楽曲
「Amazing Grace」  ジェシー・ノーマン
「永遠のFULL MOON」 山下達郎

明日もお楽しみに!!!!

グッモニ 2015年12月31日

太田英明グッモニ 12月30日(水) 第717回

皆さまこんにちは。
福井謙二さんが冬休みのため、本日は太田英明アナウンサーのグッモニです。


本日のコメンテーターはノンフィクション作家の森功さん。

今年もまもなく終わりということで、安倍政権の2015年を振り返っていただきました。
安保法制の審議をめぐる混乱で今年の前半は支持率が40%を割りましたが、
後半になると不思議な追い風が吹いたと森さんは言います。
「一億総活躍社会」のスローガンのもと、到底実現しそうにない目標を掲げた新アベノミクスで、
有権者の目を経済へと逸らすことに成功し、支持率を回復させます。

国会審議をみても、さまざまな問題が指摘されている改正派遣法を成立させるなど、
日本社会を今後大きく変質させるような法案を力技で通しました。

新聞などは安倍自民党の「1強時代」と書きたけてるけれど、その実、政権を支えている人間はごくわずか。
キーマンである今井秘書官と菅官房長官の動きには、引き続き来年も注目していきたい、というお話でした。

IMG_8130.JPG


今朝の特派員は千葉県鋸南町の「道の駅 保田小学校」の駅長、大塚克也さん。

今月11日にオープンしたばかりの「道の駅 保田小学校」は、名前の通り、廃校になった小学校を道の駅に改装したもの。
跳び箱など小学校ならではの備品を内装にも活かしたノスタルジックな施設は宿泊も可能。
オープン早々メディアからの取材も殺到しているという「道の駅 保田小学校」、みなさんもいちど訪れてみては。

「道の駅 保田小学校」のHPはこちらからどうぞ。


エンタメいまのうちでは太田部長と水谷次長のどちらが管理職としてすぐれているか対決いたしました。
お互い部員の事情にどれだけ通じているか競いあうはずが、いろんなエピソードの暴露合戦に......。


今年も明日の放送を残すのみとなりました。
明日のグッモニも太田英明アナウンサーが担当いたします。


♪本日の楽曲
「 I Won't Give Up 」  Collabro  
「シンデレラ・エクスプレス 」  松任谷由実 

明日もお楽しみに!

グッモニ 2015年12月30日

福井謙二グッモニ 12月29日(火) 第716回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターはジャーナリストの藤吉雅春さん。

IMG_8124.JPG

2014年の国民1人あたりのGDPが前の年に比べて6%減の3万6200ドルだったことがわかりました。
これはOECD(経済協力開発機構)に加盟する34カ国のうち20位の数字。

これは、長時間働いても生産性がとても低いことをあらわしています。
いま生産性を上げるために企業がさまざまな取り組みをしていますが、その中でも注目されるのが「副業革命」。
従来は就業規則などで禁止するところの多かった副業を、企業が認める動きがあるのです。
なぜ副業が、本業の生産性の向上に寄与することになるのか。この注目すべき新しい動きについてお話いただきました。


今朝の特派員は文化放送の松島茂アナウンサー。
間近に迫った第92回箱根駅伝の見どころや注目選手について話を聞きました。


エンタメいまのうちでは美味しい年越しそばが食べられる立ち食いそばのお店をご紹介。
お越しいただいたのは、東京ソバット団のメンバー、雑誌編集者でライターの本橋隆司さん。

IMG_8128.JPG

今年の立ち食いそば界では、お酒が飲めるお店が増える「チョイ飲みブーム」があったかと思えば、
40年以上の歴史をもつ名店がいくつも閉店するなど、いろいろな出来事がありました。
そんな中、年末年始も無休でがんばっているお店をご紹介いただきました。


今年も残りわずか。
グッモニでは、福井さんがみなさんにお目にかかるのは今日まで。明日から冬休みです。
30日(水)、31日(木)は太田英明アナウンサーが登場いたします。


♪本日の楽曲
「That's What I Like feat,Fitz」  Flo Rida  
「オリビアを聴きながら」    尾崎亜美 

明日もお楽しみに!

グッモニ 2015年12月29日

福井謙二グッモニ 12月28日(月) 第715回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターはジャーナリストの横田増生さんです。
横田さんとえ言えば、アマゾンやユニクロなどの労働現場に潜入取材行っていることで知られていますが、著書の中には「中学受験」というものもあります。
良いことばかり書いてあり肝心な部分が不明になっている中学受験について、本当のことが知りたくて取材を始められたそうです。

151228-1.JPG

どの業界にもプラス面だけを書く御用ライターはいるものです。その反面、伏せられがちなマイナス面は親の金銭的な負担が大きいことです。
高額な塾代を支払ってもバラ色の人生が待っているとは限らず、むしろいじめ問題などもあると言います。子供や家族に負担をかけてまでやるべきことなのか?慎重な判断を要する問題です。
少子化で浪人生が減り、大学全入時代と言われている昨今。予備校はターゲットを小学生に変えて「子供の抱え込み」を図っています。成功例だけに目を向けるのではなく、時には受験を止めることも視野に入れることをお勧めします。というお話でした。

今朝の特派員はスポーツライターの小関順二さんです。
今年のプロ野球はソフトバンクの2年連続日本一、交流戦でもパリーグの強さが際立つ1年でした。かつて「パリーグはセリーグの二軍」と揶揄されていた時代と比べると大きな変化です。
プレーについての考え方や、チームの作り方の違いについて、小関さんの著書『間違いだらけのセリーグ野球~パリーグばかりがなぜ強い』をもとに、セパの実力差が開いてしまった理由について伺いました。

エンタメいまのうちでは『御朱印あつめ』ゲームをご紹介しました。
お越しいただいたのは『御朱印あつめ』の生みの親、深川の臨済宗陽岳寺・副住職の向井真人さんです。

151228-2.JPG

最近、若者・・・とりわけ女性の間で神社仏閣を巡って「御朱印」を集めることが密かなブームになっています。ご存知でしたか?
向井さんの陽岳寺でも、参拝者に御朱印を授けるのですが、そこに目を付けて開発されたのが『御朱印あつめ』というカードゲームです。
ルールは簡単、写経チップを出して強かった人が御朱印を引く事ができます。そして役を作って得点を獲得するというもの。
151228-3.JPG
意外と人気があり、初回生産分は全て売り切れてしまったとか。

「仏様を遊びに使うのはいかがなものか!」という声もあるのではと心配もされたそうですが、かつてはお寺が「仏法すごろく」・「浄土すごろく」といったものを作って売っていたこともあるそうです。こういう親しみ方も、仏教が知られるきっかけのひとつとしてはありなのではないでしょうか。
151228-4.JPG
陽岳寺主宰の『不二の会(ぷにのかい)』というイベントや、GWに行われる寺社フェスなどで『御朱印あつめ』を遊ぶことができます。
興味がある方は、是非お寺へ行ってみましょう!


♪本日の楽曲
「Sea Calls Me Home」 Julia Holter
「道程(みちのり)」    タテタカコ 

明日もお楽しみに!

グッモニ 2015年12月28日

福井謙二グッモニ 12月25日(金) 第714回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターは慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授の夏野剛さんです。
『前途多難な北海道新幹線』に関してお話をしていただきました。

151225-1.JPG

来年3月に開業予定の北海道新幹線ですが、JR北海道が発表した利用者試算は満席運行の26%。北陸新幹線や九州新幹線に比べて相当低い数値です。
しかも空路との対抗ラインと言われた東京-函館間の4時間切りも正式にあきらめてしまいました。頼みの値段も空路の方が安く済んでしまうので、もはや何のために作ったのかがあやふやになっています。

そもそも鉄道を引いてインフラ整備をどんどんしよう!という考え自体が高度成長期のもので、時代に合っていません。現段階の総工費も2兆2200億円という莫大な投資がされていますので、今からできることは、何とかこれを無駄にしないようアイデアを考えることだ。というお話でした。

今朝の特派員ではアンプティサッカーをご紹介しました。
アンプティサッカーは、交通事故や病気などで片足を切断した人たちがプレーできるスポーツです。先日富士通スタジアム川崎で日本選手権大会が開催されました。
アンプティサッカーをそこで初めて見たという方も多く、その凄みに圧倒されたようです。アンプティサッカーの魅力・普及にかける熱い思いを、選手や協会最高顧問のセルジオ越後さんに伺いました。

エンタメいまのうちでは『同窓会プロデュースの笑屋』をご紹介しました。
お越しいただいたのは笑屋株式会社代表の真田幸次さんです。

151225-2.JPG

同窓会の幹事・・・経験がある方ならお分かりの通り、準備や管理がとにかく大変!実に面倒な役回りですね。二度と御免ですね。
そんな仕事を代行してくれるサービスが、この笑屋です。
創業6年にしてこれまで1500件の同窓会をプロデュースされてきたそうです。

各地にいる「同窓会プランナー」と打ち合わせ、出欠管理や事前コミュニケーション用のSNSサイトを提供し、準備期間は4か月~半年と周到。
同窓会に特化したノウハウがあるので、かなり質の良い同窓会になるそうです。

この年末年始で幹事に懲りた・・・でも同窓会は楽しいからやりたい!と言う方は是非委託してみてはいかがでしょうか!?

笑屋の同窓会のサイトはこちら:http://www.dsksyoya.com/

♪本日の楽曲
「時よ」 星野源

来週もお楽しみに!!!!!

グッモニ 2015年12月25日

福井謙二グッモニ 12月24日(木) 第713回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授・中小企業サポートネットワーク「スモール・サン」主宰の山口義行さんです。
『18歳選挙権をめぐる大人たちの矛盾』というお話をしていただきました。

151224-1.JPG

来年夏の参議院選挙から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられます。それに伴い気になる動きがあります。
総務省は特設サイトを作り、高校生に人気の女優やユニットとコラボしてPR活動を行っています。
ところが毎日新聞の調査によると、高校生の政治活動に関して学校に届け出を提出させるという動きがあるようです。文科省も『必要に応じて制限・禁止する』という通知を出しています。

若者にも選挙に参加してほしいと言っている一方で、このようにコントロールすることは大きな矛盾です。大人の顔色を伺ってまで積極的に政治に参加する若者がいるでしょうか?このような動きはすぐにやめて、自由にやらせるべきだ。というお話でした。

今朝の特派員は株式会社スクラップ・企画ディレクターの吉村さおりさんです。
クリスマスイブの今夜、明治神宮前の交差点近くにあるイベントスペース『原宿ヒミツキチ・オブ・スクラップ』で風変わりなフリーマーケットが開催されます。それは、元カレ・元カノとの思い出の品を売るというもの。
元恋人が残していった物は中々捨てられないもの。そこで楽しく気軽に手放すことができるこのイベントが企画されました。
当日参加もOKだそうなので、諸事情で今夜急に予定が空いてしまったという方は叩き売りをしてみてはいかがでしょうか。

エンタメいまのうちでは「ストレス対策スーツ」をご紹介しました。
お越しいただいたのははるやま商事株式会社東京支社の伊藤亜有美さんです。

151224-2.JPG

今月から各企業に社員の心の健康状態チェックを義務付ける「ストレスチェック制度」がスタートしました。
サラリーマンのストレスの原因のひとつとして、「スーツ」が挙げられるのではないでしょうか?
151224-3.JPG
動きづらく、堅苦しい。そんな職場のストレスを抱えるサラリーマンのために開発された新商品がこのストレス対策スーツ。見た目は普通のスーツですが、なんとニット素材でできています。

主観評価では、動きやすさ4倍・心地よさ2倍・リラックス1.5倍・・・。などストレスを感じにくくなること請け合いの結果が出ています。はるやまにスーツを買いに来た方も、これを試着すると即決なのだとか!?

151224-4.JPG
投球までできてしまうという伸縮自在のスーツ。ストレス社会で戦うみなさん、一着いかがですか?

♪本日の楽曲
「12月24日feat.ミズノマリ」 PIZZICATO ONE

明日もお楽しみに!!!!

グッモニ 2015年12月23日

福井謙二グッモニ 12月23日(水) 第712回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターはノンフィクション作家の森功さんです。
『厳しい現実と向き合わない経済政策』というお話をしていただきました。

151223-1.JPG

先週、消費税の軽減税率導入が自民公明間で決着したことに続き、補正予算案が閣議決定しました。財務省幹部たちは安部官邸が進める経済政策をどう見ているのか、森さんが本音を聞いてきました。
実は消費税3%が導入された1998年、軽減税率の話は出ていましたが与党にやる気が無く廃案になってしまったと言います。やるべき時にやらないから今回のような事になる、何を今更・・・というのが財務省の本音のようです。

消費増税をしても法人税などの減税で税収は増えず、その一方で社会保障費は増大しています。
本来はアベノミクスがもたらす経済成長でその分を補填しようという話でしたが、肝心の経済成長には疑問符がつく状況です。実質は後退しているにもかかわらず、これを良いように見せて根本的な議論に入れないことが現在の問題だといいます。こんなことを繰り返していると、いつか手痛いしっぺ返しが来るのではないか。というお話でした。

今朝の特派員は福岡市の弁護士・吉村哲夫さんです。
吉村さんは福岡市を退職後に京都大学・法科大学院に進み、これまで司法修習生として勉強漬けの日々を送られてきました。そして今月15日に晴れて合格!弁護してとして66歳の再スタートを切りました。
市の職員だった頃、福祉事務所を回って法的サービスを受けられていない人たちのことをよく知っているという吉村さん。認知症の方が後見人を選べないという問題も出てきているので、そうした人たちの助けになりたいというお話でした。

エンタメいまのうちでは、『おしゃれマスク』をご紹介しました。
不織布の廉価マスクが主流の現代に、手縫いでオシャレなマスクを作り続ける会社があります。それがおしゃれマスク専門店「エストクチュール」です。
幼稚園で義務付けられるマスクの着用を嫌がる子どもたちのために、可愛くてゴワつかないマスクを作ろうというママたちの発案をきっかけに、株式会社エストが生産体制を作りました。今でもママたちの手縫いで作られていて、大変な人気商品になったそうです。
とにかく種類が豊富、可愛いものからシックなものまで何でもあります。老若男女着けられることが良いですね。
デザインだけでなく抗菌・消臭・UVカット・うるおい美容・ゴムや針金の付け替えなど機能が豊富で、まさに日本のものづくりの本領発揮。なによりも作っているのがママたちというのがスゴいです。
151223-2.JPG

オンラインショップでお求めいただけて、ひとつ800~1000円くらいとお手頃価格です。マスクでも個性を出してみてはいかがでしょうか?


エストクチュールのサイトはこちら:http://www.est-926.com/info/news_cate/info/
ミ・エストンのサイトはこちら:http://www.rakuten.co.jp/est-926/

(エストクチュールは品薄のため、ミ・エストンの方がお求めやすいそうです)

♪本日の楽曲
「Echoes In Rain」 Enya
「愛をこめて花束を (Piano ver.)」 Superfly

明日もお楽しみに!!!

福井謙二グッモニ 12月22日(火) 第711回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターはジャーナリストの藤吉雅春さんです。
『"アリババと4人の盗賊"から見える、将来の不安』というお話をしていただきました。

15122-1.JPG

アメリカの通商代表部は、中国の電子商取引最大手・アリババグループのサイトで偽造品が多く出回っている問題に対し、グループに警告を送っています。
アリババは偽造品問題と戦うことを表明していますが、サイトで何度も偽業者を閉め出しているにもかかわらず、一向にその数が途絶える気配はありません。

なぜ中国に偽物が多いのか?それは19世紀にアメリカが中国人に絵画を模写させて売り捌いた時代から、長い歴史的背景を持つ根深い問題です。当時はそうした贋作ビジネスがここまで大きくなるとは考えられていなかった、と藤吉さんは言います。絵画に限らず、アメリカは目先の利益だけを考えて他国に介入し、後に戦火を大きくしたことが多々あります。
日本にとっては、TPPで世界と戦うために偽物対策の商標登録を早くしないと手遅れになる。というお話でした。

今朝の特派員は神奈川県横須賀市にあるとび職「セリエ・コーポレーション」代表の岡本昌宏さんです。
少年院や刑務所にいた、という経歴を持つ人は就職がきわめて不利。ということは容易に想像がつきます。そんな人たちを積極的に雇用しているのがセリエ・コーポレーションです。
更生しようと努めている若者は、様々な理由で腐ってしまいます。大きな原因としては仕事が無い・長く続かないといったことです。彼らの就労を後押ししなければならない。というお話でした。

エンタメいまのうちではフリーペーパー『縄文ZINE』をご紹介しました。
お話を伺ったのは編集部の望月昭秀さんです。

15122-2.JPG

縄文ZINEは今年8月に創刊された「縄文時代」をテーマにした新しいフリーペーパーです。
子供のころから縄文時代に興味があった望月さんは、デザイナーの仕事をしつつも憧れが捨てきれず、この度雑誌にしてしまったということです。
1万年以上続いていたのに、土偶をはじめよくわかってない事が多いのが縄文時代の魅力でもあります。もしかしたら現代と考えていたことは同じなのかもしれない!というもこの雑誌のコンセプト。

表紙には土偶のポーズをとった女の子たち・・・読者モデル=ドクモならぬ土偶モデル=ドグモだということです。
15122-3.JPG
各地の博物館や書店など様々な場所に置かれていましたが、予想外の人気に品薄状態・・・。増刷をしたそうですがそれでも間に合わないのだとか・・・。
本当に欲しいという方は編集部に連絡をいただければ対応する、ということでした。

他人に言うと怪訝な顔をされるけど本当は縄文時代が好き!!と言う方は是非読んでみてください!


縄文ZINEのサイトはこちら:http://jomonzine.com/index.html


♪本日の楽曲
「Your Voice」 中塚武 & 土岐麻子

明日もお楽しみに!!


グッモニ 2015年12月22日

福井謙二グッモニ 12月21日(月) 第710回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターはジャーナリストの横田増生さんです。

151221-1.JPG

横田さんは物流業界誌の記者や編集長を経て、フリーランスになってからはアマゾンやユニクロに潜入しては現代社会のひずみを浮き彫りにしてこられた方。
様々な手段で、取材を拒否する企業に労働者として潜り込み、そこで外側からはうかがい知れない世界を目にしてきました。経営者の目線とはまったく違う一番低い視点から会社を見ることができることが潜入取材の最大の利点だと言います。

この日は、宅配業界に潜入された際に書かれた本『仁義なき宅配』をもとにお話をしていただきました。
物流がますます増大し続ける時代、人手は圧倒的に足りず、給料も上がりません。再配達ではストレスが溜まり、昨今の「送料無料」で割を食うセールスドライバーも多くいます。過酷な労働無しには成立し得ないシステムなのです。日々上がる配送スピードの裏には、過酷な労働環境に身を置いている人がいることを忘れてはいけない、というお話しでした。

今朝の特派員はエコアイドルの上田マリノさんです。
東京世田谷で「環境エネルギー問題を学習し、将来の社会貢献にもつなげよう」という女性だけのサークル「ジョシエネLABO」が活動しています。そのリーダーが上田マリノさんです。
環境について見直されてきたのはつい最近のことです。それまで授業などで環境問題が大きく取り上げられず、学ぶ機会が無かった世代も、ジョシエネLABOが開催する理科教室などで気軽に学ぶことができれば、という狙いがあるようです。
環境問題と言えば敷居が高いような気がしますが、こうして触れ合う機会が増えてくれればいいというお話しでした。

エンタメいまのうちでは、年末年始オススメ映画をご紹介しました。
グッモニの映画人ことお笑いコンビ・飛石連休の藤井ペイジさんに登場していただきました!

151221-2.JPG

先日、全世界のファンが待ち望んだスター・ウォーズの最新作が公開され、日本のみならず各国の劇場が賑わっていますね。
そんな年末年始にオススメの映画を教えてもらいました!

・スターウォーズ フォースの覚醒
・クリード チャンプを継ぐ男
・独裁者と小さな孫

今日は以上の作品をご紹介しました。
年末年始に時間を持て余しそう!と言う方は是非見に行ってはいかがでしょうか?

♪本日の楽曲
「Winter Wonderland」 Tony Bennett

明日もお楽しみに!

グッモニ 2015年12月21日

福井謙二グッモニ 12月18日(金) 第709回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターは慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特別招聘教授の夏野剛さんです。
『世界一チャレンジしないのは、日本の20代!?』というお話をしていただきました。

151218-1.JPG

2010~14年に各国の研究者が実施した「世界価値観調査」で、「新しいアイディアを思いつき、クリエイティブであることを大切にしている」「冒険してリスクを冒すこと、刺激のある生活を大切にしている」という項目について・・・。
チャレンジ精神・冒険心など、世界で見ると日本の若者は断然低いことが分かります。
これは若者が前向きで挑戦的な言動をすると「生意気だ」と損をする社会を作った大人たちが原因であると夏野さんは言います。

しかし普段大学で若者と触れ合う夏野さんは、若者たちの個性的な発言・反論をその身に受けています。
損する社会において自己主張をするより、イマドキの若者たちは「能ある鷹は爪を隠す」を実践しているのでは?ということです。
講演会で話を聞いている大人たちの方がよっぽど発言をしない、むしろ若者のほうが心配はないだろう、というお話でした。

今週、特派員のコーナーでは福井さんが2015年ニュースになった現場を歩いてリポートしています。
この日歩いたのは新大久保。かつて韓流ブームで人混みが絶えなかった街ですが、現在では下火です。
休日や韓流スターのコンサートがあった日は変わらず人並みはあるのですが、平日はまばら。
しかし変化のひとつとしてアジア系の外国人が多く、多数の言語が飛び交うグローバルな地域になっています。
そこでお店を営む方は「最も近い国なのだから、もっと仲良くしたい」というお話でした。

エンタメいまのうちでは、女子ラグビー日本代表・サクラセブンズのキャプテンである中村知春さんにお話を伺いました。
今年日本で最も注目され、社会現象にまでなったスポーツ・ラグビー。ワールドカップでの歴史的な勝利は記憶に新しいところです。男子に続け!とばかりに先日リオデジャネイロ・オリンピックの出場を決めたのは7人制の女子ラグビー。
どちらかと言えばマイナーだったこの競技がいま注目を浴びています。その期待に応えるべく猛練習を積み重ねているサクラセブンズ。率いる中村キャプテンに、チームの様子や今後の展望についてお話をしていただきました。皆さまも応援をよろしくお願いします!
151218-2.JPG


♪本日の楽曲
「This Christmas」 Harry Connck,jr

来週もお楽しみに!!!!!

グッモニ 2015年12月18日

福井謙二グッモニ 12月17日(木) 第708回

皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授・中小企業サポートネットワーク「スモール・サン」主催の山口義行さんです。
今年のまとめとして『元気をくれた中小企業2015』というお話をしていただきました。

151217-1.JPG

これまで山口さんには様々な企業をご紹介いただきましたが、振り返ってみると共通していることは「元気をくれる」ということ。
昨今どこも経営が厳しい中、それでも逆風に対して工夫や連携で乗り越える、まわりを元気にする。そんな企業です。
我慢の人材育成「洗車の王国」・ビンテージマンションの価値を見直す「ヤシマ工業」・ビニールハウスを手掛ける瓦屋「GKワークス」・生コンネットワークの「長岡生コン」など

本日ご紹介いただいたのはアヒルのおもちゃを2000個浮かべた「昭和湯」。
たとえ客が少なくとも1日何十トンもの水を沸かさなければならない銭湯、昨今の経営は厳しいものです。客も年々減り、銭湯の数自体も減ってきました。
しかしそこで店を畳まずに工夫をすることで話題になり、新たな銭湯客を呼び込んで成功したのが昭和湯です。
逆境にめげずにアイディアで闘う企業には本当に元気をもらえる、というお話でした。

今週、特派員のコーナーでは2015年にニュースになった現場を福井さんが歩いています。
今年は川崎や大阪寝屋川で中学生が殺害される事件があり、子どもの安全や地域の防犯について考えさせられる年でした。
そこで福井さんが、大田区・南千束東自治会の地域防犯パトロールに密着しました。
駅の近くにも関わらず昼間でも閑静な住宅街で、子供が一人で歩くには少々心細い・・・といった様子。
空き巣被害の多発から結成された町内会防犯パトロールは地域の防犯意識を高め、犯行しづらい雰囲気を作っています。
子どもたちも防犯ブザーや笛などを持ち、他の地域に比べて被害の声が少ないそうです。他の地域にもこうした活動の広がりが求められます。

エンタメいまのうちでは「ドローン芸人」をご紹介しました。
お越しいただいたのは"ドローンを最も平和に使う男"ことドローン芸人の谷+1(たにぷらすわん)さん。

151217-2.JPG
151217-6.JPG

ドローン元年ともいえるほど、今年はドローンに関する様々な発表や事件がありましたね。
今年一気に認知度を高め、社会進出してきたドローンと2年前から芸をしていたのが谷+1さん。
海外でも話題になっている一番の持ち芸が、「ドローンの投げるマシュマロを口でキャッチする」というもの。
スタジオでももちろんやってもらいました!大成功!すごい!狭いのに!
151217-5.JPG

その他にもドローンにいろんな物を投げてもらったり、湿布を貼ってもらったり、ツッコミまでやらせたことがあるのだとか。
151217-3.JPG

ドローンを操作するうえで大切なのは、安全第一であること。
今年はモラルの感じられないドローン墜落事件などもありましたが、ルールを守れば誰もが笑顔になれます。
機会があれば是非、谷+1さんのマシュマロキャッチを見てみてください!

♪本日の楽曲
「When You Wish Upon A Star」 Billy Joel

明日もお楽しみに!!!!

グッモニ 2015年12月17日

福井謙二グッモニ 12月16日(水) 第707回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターはノンフィクション作家の森功さんです。
『沖縄のディズニーリゾート誘致』についてのお話をしていただきました。

151216-1.JPG

沖縄県宜野湾市が抱えるアメリカ軍普天間飛行場の移転問題。返還予定の飛行場跡地にディズニーリゾート関連施設を誘致する話が急浮上し、宜野湾市長の要請に菅官房長官が実現に向けた協力を約束したと伝えられています。
この背景には辺野古移設容認派と反対派の対決となる宜野湾市長選があるとみられていますが、市長選にテーマパーク誘致を持ち出すほど政府は本気にならざるを得ない状況だということが分かります。

もし反対派が勝利すれば、移転先の名護市と宜野湾市とで、反対派に挟まれるという事態が生じます。これを避けたい菅官房長官が軽減税率の導入を呑む代わりに、公明党から選挙協力を取り付けたと言う話があります。しかし皮肉なことに地元の公明党は基地反対派。沖縄は捻じれに翻弄され続けている。というお話でした。

今週の特派員のコーナーでは、福井さんが2015年にニュースになった現場を歩いています。
今朝は今年最も売れた本、お笑いコンビピースの又吉さんが書かれ芥川賞を受賞した「火花」について。出版業界を賑わせ、人々の足を本屋に運ばせました。本屋は今盛り上がっているのでしょうか?デジタルの時代に本屋はどう営んでいるのか。
店員の方やお客様にお話を伺いながらお送りしました。

エンタメいまのうちでは、「体操器具」をご紹介しました!
お越しいただいたのはセノー株式会社営業本部・営業統括部長の中川雅裕さんです。
151216-2.JPG

今年日本はスポーツの分野での活躍が多く、話題になりましたね。ラグビーやフィギュアスケートに並び、器械体操も今後に大きな期待が見込める年でした。
そんな器械体操を陰で支えているのが、スポーツ器具のトップメーカー・セノー株式会社。体操競技を含め、日本の運動体育に使用される器具の多くを扱う専門メーカーです。
体操器具はもちろん、バレーの支柱・バスケットゴール・跳び箱やマットもセノーが作っていますので、誰もが必ず見たことがあるはずです。

昨今の器械体操は、テレビで見ていても分かるように技の難易度がどんどん上がっています。それに伴い、器具も改良が重ねられていきます。
国際基準はあるものの、選手の意見を聞いたり、より安全面に気を使ったりと進化を続けています。難しい技の習得には、安全な器具が求められますからね!

前回の東京オリンピックではセノーの器具が使われました。今回の東京オリンピックでも陰から支えてもらうことになるでしょう。
これからも使いやすい器具の開発を目指す。ということでした!

♪本日の楽曲
「Happy Xmas(War Is Over)」 Celine Dion

明日もお楽しみに!!!

グッモニ 2015年12月16日

福井謙二グッモニ 12月15日(火) 第706回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターはジャーナリストの藤吉雅春さんです。
『吉本興業がスポーツ事業に進出!』というお話をしていただきました。

151215-1.JPG

吉本興業はトヨタ自動車との間でスポーツ部門を包括的に支援するコンサルタント契約を結びました。スポーツで会社の知名度や社員の一体感を向上させ、そして地域活性化につなげることなどが狙いのようです。
吉本は地方再生のため、地元に住んでそこの人たちと笑って稼いで地域を活性化しようという活動をしています。そこで取り組んでいるのが「ふるさとアスリート」というもの。
「スポーツ選手の第二の人生」と「地方再生」を掛け合わせたもので、様々な選手を地方に送り込んでは地元の人たちとスポーツを楽しみ、盛り上げます。吉本興業で一番人気だという元ユニバーシアード日本代表の体操選手・藤本チフミさんなどもご紹介しました。地元の人に喜ばれてこそ、いい芸人やスポーツ選手になれる!という吉本興業の狙いについてお話いただきました。

グッモニ特派員のコーナー、今週は福井さんが「2015年ニュースの現場」を実際に歩いてリポートしています。
この日はコーヒーショップの急増により一大ブームになっている江東区・清澄白河の喫茶店街の中を歩きました!
ブームのきっかけ、かの「ブルーボトルコーヒー」をはじめ、焙煎に命をかけるお洒落なショップ「アライズ」や下町らしい集会場といった雰囲気の「こふく」をご紹介しました。どのお店も個性的で、そのコーヒーも独特の美味しさがあります。喫茶店をハシゴするときっと面白いことでしょう。観光地化しているのも納得でした。

エンタメいまのうちでは「第1回 輝く・・・かも!グッモニレコード大賞!」をお送りしました。
ゲストとしてお越しいただいたのは東京・神保町の中古レコード専門店「レコード社 本店」店長の伊藤幸一さんです。
151215-2.JPG

レコードはレコードでも、今日ご紹介したのはアナログレコード。創業80年にも及ぶ老舗レコードショップの店長に、掘り出し物を持ってきていただきました!

151215-3.JPG

若かりし頃の阿部寛さん・六代目市川染五郎さん・笑福亭鶴瓶さんなどのレアなレコード。鉄道やスーパーカーの音を収録したものなどもご紹介いただきました。
スタジオにはターンテーブルを用意!針のガリガリ音もそのままに、FM電波で綺麗なレコード生音をお送りしました。
福井さんはこの阿部寛さんのレコードを大賞に選出!見事第1回の栄光に輝きました。
第2回に乞うご期待!

「レコード社 本店」は昭和5年・1930年創業の老舗店。レコードの歴史・文化の継承をモットーとし、3階建てのビルにはアナログLP・EPレコード・SPレコード・CD・蓄音機・名盤珍盤など洋邦合わせて10万枚もの在庫を誇ります。
レコードファンの方の中にはもうご存知の方も多いかもしれませんね。
まだの方は是非、神田神保町のレコード社 本店にお越しください!

レコード社のサイトはこちら:http://www.recordsha.com/


♪本日の楽曲
「リフレインが叫んでる」 松任谷由実 

明日もお楽しみに!!

グッモニ 2015年12月15日

福井謙二グッモニ 12月14日(月) 第705回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターは現代ビジネス ゼネラルマネージャーの瀬尾傑さんです。

IMG_8000.JPG

瀬尾さんは「月刊現代」「週刊現代」「FRIDAY」編集部で政治経済を中心に取材されてきました。
2010年にはWebメディア「現代ビジネス」をスタートされるなど、一貫してジャーナリズムの世界で生きてこられた瀬尾さんに『今年印象に残っている報道・今年を象徴する事件や話題』について伺いました。

2015年の早々に起こったパリの出版社銃撃事件を発端に、メディアの政治介入・意見広告、トランプ氏の暴言、SNSの炎上といった『表現の自由』をめぐるキーワードが今年は注目を集めました。ネットの急速な普及によってジャーナリズムの在り方にどんな変化が起きているのかお話いただきました。

今朝の特派員は福井謙二さんです!
今週は「2015年ニュースの現場」ということで今年話題になったスポットをリポートしていきます。
この日は、今年6月に大涌谷周辺の火山課都度が活発化したことに伴い、警戒レベル3・入山規制がかかった箱根山の今をお送りしました。
現在警戒レベルは1に引き下げられ、お正月に向けて観光客の回帰が待ち望まれる箱根山周辺の様子について取材しました。

エンタメいまのうちでは、日本一有名なグッモニリスナーが満を持して登場!
埼玉西部ライオンズの秋山翔吾選手をお迎えし、今年を振り返ってインタビューをしました。

秋山選手はシーズン216安打というプロ野球新記録を達成し、今年の球界で一番の話題になりました。

この度待望のグッモニ出演ということで、福井さんも鼻息荒く、今年を振り返りながらたっぷりインタビューをさせていただきました!スーパースターの家庭的な一面も垣間見え、あまり野球に詳しくないというグッモニリスナーからも「あまりの好青年ぶりにいっぺんにファンになりました」というメールやFAXを多数いただきました。

秋山選手、またぜひ遊びに来て下さいね!
IMG_7731.JPG


♪本日の楽曲
「WINTER SONG」 Dreams Come True  

明日もお楽しみに!

グッモニ 2015年12月14日

福井謙二グッモニ 12月11日(金) 第704回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターは慶應義塾大学 政策・メディア研究科特別招聘教授の夏野剛さんです。
『あまりにも残酷な現実!急増する「中年フリーター」』というお話をしていただきました。

151211-1.JPG

フリーターという言葉が定着してはや30年。今や労働者の3人に1人が非正規雇用というのが現実です。
中でも深刻な問題とされているのが「中年フリーター」と呼ばれる90年代~00年代半ばに新卒として社会に出た「就職氷河期時代」の非正規労働者。
年齢的に正社員に就けず、貯金もできないまま体力の衰えとともに働けなくなっていくという事態が生じています。
このままでは将来的に生活保護を受ける人数が増加する可能性もあります。正規・非正規に関わらず同一賃金同一労働の方向へ持っていかなければならない、というお話でした。

今朝の特派員は文化放送の塚本茂ディレクターです。
日本盲人マラソン協会が主催する視覚障がい者のマラソン大会をご紹介しました。
今年で33回目になる歴史ある大会で、今回は70名を超す視覚障がい者ランナーと800人余りの市民ランナーが共に走りました。
こうした大会の地道な積み重ねにより徐々に障がい者スポーツへの理解を高め、パラリンピックの成功へと繋げるのだそうです。

エンタメいまのうちでは、先日行われた神田カレーグランプリの優勝店「上等カレー」をご紹介しました。
お越しいただいたのはグランプリに輝いた上等カレー小川町店・店長の門馬恵利子さんです。
151211-3.JPG


神田カレーグランプリは今や300店以上のカレー提供店が集まる神田の街をカレーの力で盛り上げようと2011年から開催されているものです。
その激戦の中で勝ち残ったのが、初出場にして初優勝・大阪発の上等カレーなのでした!

大阪カレーの特徴は甘辛いこと。そこにカツ・エビ・チーズ・生卵や箸休めの福神漬け代わりにキャベツ・ピクルスが提供されます。
甘辛の正体は企業秘密。食べれば食べるほど癖になってまた食べたくなる味です。
151211-4.JPG

現在東京では神田小川町店だけでなく、新橋や飯田橋などにも店舗があります。今後どんどん増えていくということで、是非大阪の甘辛味を堪能してください!
151211-5.JPG

♪本日の楽曲
「ILLUSION」 Keith Richards

来週もお楽しみに!!!!!

グッモニ 2015年12月11日

福井謙二グッモニ 12月10日(木) 第703回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです


本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授・中小企業サポートネットワーク「スモール・サン」主宰の山口義行さんです。
「数字に頼らない融資とは」というお話をしていただきました。

151210-1.JPG

第一勧業信用組合の理事長で新田信行さんという方がいます。
新田さん率いるこの信用組合はユニークな融資の基準で注目されています。

かつてみずほフィナンシャルグループで支店長などを歴任されていた新田さんは、みずほ銀行時代に融資するべき企業を格付けするシステムを作られました。しかしその後、格付けが低い工場などに資金需要が隠れていたりすることがあり、新田さんは新たな融資の基準を模索しています。
目指すのは「人」「現場」を評価するもの。自ら企業の社長・工場長などと徹底的に話をして会社の将来性を見るのだそうです。

安全策だった「数字」の評価をやめることで、貸す側の利益は一時的に減ってしまうかもしれませんが、そのおかげで貸した会社とは強い信頼関係ができると言います。人による目利きで、相手先に寄り添う融資に可能性を感じる。というお話でした。

今朝の特派員は北区広報課の中鉢まさひろさんです。
東京23区の北区が、高齢化や認知度の低さを払しょくしようと、新しいブランドメッセージ「住めば、北区東京。」を発表しました。
北区は赤羽・田端といったJRの駅が23区内最多でアクセスも良く魅力的な商店街も多いのですが、「やや地味」という声もあって若い世代からの人気がいまひとつなのだそうです。
そんな若年層やファミリー層へのイメージアップに努め、住みたくなるような情報発信を今後していくということです。子育て支援やSNSの活用などが重要だ、というお話でした。

エンタメいまのうちでは「押し花」をご紹介しました。
お越しいただいたのは押し花愛好者団体「ふしぎな花倶楽部」会長で押し花アーティスト・ボタニックアーティストの杉野宣雄さん。

151210-2.JPG

杉野さんはお祖父さんが植物の分類学者で、お父さんが押し花を普及するお仕事をされていて、そのきっかけで親子三代お花のお仕事をされているそうです。
押し花は色が抜けてしまうイメージがあるかと思いますが、変色しない技術を開発し何十年も保管しておけるのだそうです。
結婚式のブーケなど、思い出深いお花をこのように色あせない押し花としてとっておくことができるのは嬉しいですね。
151210-3.JPG

また、立体的に花を保存することもできます。ボタニックアートとは押し花に限らず植物を活かした芸術の総称ですので、残しておきたいお花があるなら杉野さんにご相談してみてください!
151210-4.JPG

ハガキに手軽に綺麗に押し花をする方法なども、スタジオを驚かせました。

151210-5.JPG
151210-6.JPG

詳しくはボタニックアートのブログをご覧ください!:http://botanicart.blog105.fc2.com/

♪本日の楽曲
「Love Me Leave Me」 The Spandettes

明日もお楽しみに!!!!

グッモニ 2015年12月10日

福井謙二グッモニ 12月9日(水) 第702回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターはノンフィクション作家の森功さんです。
『市民を不安に陥れている山口組分裂騒動』についてお話していただきました。

151209-1.JPG

国内最大の指定暴力団・山口組の分裂騒動。グッモニでも何度かお伝えしてきましたが、未だ不穏な動きが続きます。
現在の六代目が率いる山口組執行部と、その運営方針に反対する新組織・神戸山口組。神戸山口組が徐々に影響力を強め、
六代目側は内部分裂の動きを見せています。
神戸側は示威行動を展開したり、週刊誌を使った情報戦も優位に立っています。

こうした動きは全国に飛び火してトラブルが起こり始めています。一方の六代目側に反転攻勢の動きも。
両者が動き始めると抗争が起こることは十分にあり得ます。騒動は来年まで持ち越されそう・・・。というお話でした。

今朝の特派員は株式会社大田花き 花の生活研究所 取締役主任研究員・内藤育子さんでした。「フラワーオブザイヤー大田 2015」について伺いました。
「フラワーオブザイヤー大田」は、その年に魅力的で優れた花きを作出した生産者を奨励するものです。今年は愛知県JAひまわりによる「スプラッシュセンセーション」という品種のバラが最優秀賞に選ばれました。
スタジオにも花を送ってもらい、最近業界で話題の品種やクリスマスシーズンに合う花なども教えていただきました!
151209-2.JPG

フラワーオブザイヤー大田のサイトはこちら:http://www2012.otakaki.co.jp/development/flowerota/

エンタメいまのうちでは「輪投げ」をご紹介しました。
お越しいただいたのは、日本ワナゲ協会公認指導審判員の坂口興一さんです。

151209-3.JPG

日本ワナゲ協会は1967年に健康増進を目的として設立された歴史ある協会です。
縁日などで見かける「輪投げ」ですが、実は公式ルールがあるスポーツなのです。簡単で老若男女無理なく遊べる輪投げは、生涯スポーツとして楽しまれています。
151209-5.JPG

151209-4.JPG
輪投ラインから的までは2m!60cm*60cmの一見ランダムな配置に見える的の数字ですが・・・
151209-8.JPG
実は縦横ななめどれをとっても合計「15」になるように考えられています。
輪をはめた数字が得点としてカウントされ、1列そろえると+15点。全部入れると+60点の計300点満点中で競われます。

福井さんと水谷アナも交互にチャレンジしますが、
151209-6.JPG
151209-9.JPG
151209-11.JPG
やはり中々思うようにはいきませんね。

大会などもあり、突き詰めていくと頭脳や筋力も必要とされる奥深い競技でもあります。
これを機に、改めて「輪投げ」をプレイしてみてはいかがでしょうか?
151209-10.JPG

日本ワナゲ協会のサイトはこちら:http://wanage.jimdo.com/

♪本日の楽曲はこちら
「大人の流儀」  近藤真彦 
「Jackie and Wilson」  Hozier

明日もお楽しみに!!!


グッモニ 2015年12月 9日

福井謙二グッモニ 12月8日(火) 第701回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


今朝のコメンテーターはジャーナリストの藤吉雅春さんです。
『ロボットやAIに人間の仕事が取って代わられる・・・に物申す』というお話をしていただきました。

151208-11.JPG

野村総合研究所は10~20年以内に、日本で働いている人の49%の仕事が人工知能やロボットで代替可能になるという研究結果を発表しました。「仕事が取って代わられる」という言い方には違和感をおぼえるという藤吉さん。そもそも建築現場や林業の現場などでは、取って代わられる以前に圧倒的な人手不足で、すでに随分とロボット化の研究が進んでいるそうです。ではロボットやAIで代替できない仕事とは何か。地方創生の現場で経験したことを例にあげながら、地域の新たな魅力を見出したり、対立意見を調整したりといった役割は人間にしかできないというお話をしていただきました。

今朝の特派員は神田神保町の商店街に誕生した「神田プロレス」の根岸雅英さんです。
神保町は、昼間人口が35万人。夜間人口が4万人で、遠方から買い物に来るお客さんはいても、地元の親子連れの姿を見かけない街となっていたそうです。何とか、地元の人たちに愛される街になりたいと思って、調べているうちに、意外にプロレスで町おこしを図っている地域が多いのに気付き、神田プロレスをたちあげたそうです。
興行という形はとらず、あくまで、入場料無料のイベントプロレスとして地域に貢献していきたい、というお話でした。

エンタメいまのうちでは、日本の地方に昔から伝わる「珍味」をポップに!というコンセプトの話題のお店、
珍味ギフト専門店「Hotaru noHikari(ホタルノヒカリ)」というお店」をご紹介しました。
お話を伺ったのは、お店を運営しているウィルシステム株式会社の代表取締役、中川雅喜さんです。

151208-22.JPG

珍味といえば、オジサンがお酒のつまみにパクパク・・・。というイメージがある方も多いのではないでしょうか?
このホタルノヒカリでは、女性をターゲットにしたユニークな珍味作りをしています。
地方には良い珍味メーカーがたくさんあるにも関わらず、最近様々な理由で廃業に追い込まれてしまうことも少なくないようです。
そこで、日本の文化である珍味を守るために、より多くの方に食べてもらえる珍味を考案したそうです。

パッケージやネーミングがお洒落なだけでなく、桐箱や桝といった和風テイストや原料にもこだわりがあります。
151208-3.JPG
商品はそれぞれナンバリングされていて、現在の25種がいつかは99種になる予定だそうです。今から楽しみですね!

151208++
151208+++

お酒と言えば水谷アナをはじめ、酒豪の多いグッモニスタッフを唸らせる珍味の数々。
151208-4.JPG

是非お手に取って召し上がってください!
151208+

♪本日の楽曲
「Jealous Guy」 John Lennon

明日もお楽しみに!!

グッモニ 2015年12月 8日

福井謙二グッモニ 12月7日(月) 第700回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターは講談社「現代ビジネス」ゼネラルマネージャーの瀬尾傑さんです。
ニュースやジャーナリズム、ノンフィクションを中心とした新しいメディアの形とビジネスモデルを目指す瀬尾さんに、今後のメディアの在り方についてお話していただきました。

151208-1.JPG

瀬尾さんは講談社で「月刊現代」「週刊現代」「FRIDAY」編集部で政治経済を中心に取材をしてこられました。2010年に創刊されたWEBメディア「現代ビジネス」の初代編集長でもあります。
雑誌メディアの力が衰え、これまで雑誌が支えてきたノンフィクションやジャーナリズムが尻すぼみになってしまうという危機感からWEBメディアを立ち上げられたそうです。

ネットの台頭によりそれまでのメディアには「売れなくなる」「信用されなくなる」という危機が迫っています。かといってネットも完全に信じられるものは少なく、いずれにしても信頼と信用の確保が大切です。
玉石混合のネットメディアの中でも瀬尾さんが認めた信頼性の高い記事を集めたのが「現代ビジネス」です。雑誌のジャーナリズムとネットの利便性を併せ持つ新しいメディアの形と言えるでしょう。瀬尾さんには来週もご出演いただきます!

今朝の特派員は「戦時下の二宮を記録する会」の相澤るつ子さんです。
太平洋戦争時、アメリカを迎え撃つための陣地が広く各地で作られていた頃の跡地があります。神奈川県二宮町では、大砲を発射することが計画されて掘られた「洞窟陣地」が今でも残されています。
これらの洞窟は「戦時下の二宮を記録する会」のメンバーが中心となって、今でも保存されています。地元の方でも存在を知られていないことが多く、これから次の世代に継承していきたいというお話でした。

エンタメいまのうちでは「ハクキンカイロ」をご紹介しました。
お話を伺ったのはハクキンカイロ株式会社の代表・的場恒夫さんです。

「ハクキンカイロ」は、ベンジンの気化ガスとプラチナ触媒を反応させて酸化熱を取り出し暖を取るカイロです。ベンジンに直接火がついていると思っている方も多いようですが、それは間違い。
徐々に気化するベンジンで、24時間暖かい。それでいて環境に優しいというエコでクリーンなこの発明品は、1923年にハクキンカイロ初代社長の的場仁市さんが考案しました。

現在では、生産数の6割が外国で売れています。特にエコや環境への意識が高いヨーロッパでは需要が高いようです。
南極観測隊やオリンピックの聖火の予備火として使われた逸話もあります。
懐かしのアイテム・・・ではなく未だ現役最前線で活躍する「ハクキンカイロ」。真鍮の輝きも美しいです。
151208-2.JPG
是非おひとつ、持ってみてはいかがでしょうか?

ハクキンカイロのサイトはこちら:http://www.hakukin.co.jp/

♪本日の楽曲
「On My Mind」   Ellie Goulding
「One More Love」 LAGOON

明日もお楽しみに!

グッモニ 2015年12月 7日

福井謙二グッモニ 12月4日(金) 第699回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターは慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特別招聘教授の夏野剛さんです。
『20年後には日本の労働人口の半数が人工知能やロボットで代替可能に!』というお話をしていただきました。

151204-1.JPG

一昨日、野村総合研究所は国内601種類の職業について、それぞれ人工知能やロボットなどで代替される確率を試算した結果を発表しました。10~20年後には、日本の労働人口のおよそ49%が就いている職業に関して代替が可能だそうです。
特別なスキルや知識が求められない・イレギュラーな事態が起こらない職業は代替の可能性が高いといいます。ただ、安心感などの面ではまだまだロボットでは代替できない部分もあるため、現段階ではそれほど大騒ぎする必要はないということです。

今年、画像の認識能力でAIが人間を上回り、2045年には、人間の全能力をロボットが上回ってしまうのではないか?という「2045年問題」が囁かれています。
人間がロボットに勝てるのは「創造力」の点。形式的な仕事はロボットに任せ、人間には独創的な教育をしていくことが21世紀を上手く生きていくことになるのではないか。というお話でした。

今朝の特派員は東洋大学社会学部教授の志村健一さん。
知的障害者のスポーツ大会として知られるスペシャルオリンピックスを統括する、スペシャルオリンピックス日本が団体設立から20年を迎え、シンポジウムが開催されました。
現在参加アスリートは7500人、活動を支援するボランティアスタッフは15000人とされています。今後の展開や、参加者たちの事情について、報告書を取りまとめられた志村教授にお話していただきました。

エンタメいまのうちでは、「ジャイアントフラワー」をご紹介しました。
お越しいただいたのは「G+Frower」代表の石塚ひろ美さんです。

151204-2.JPG

ジャイアントフラワー。直訳すると「巨大な花」ですが、まさにそれそのもの。
紙や布を使い作ったジャイアントな造花が今、結婚式などに使われじわじわとブームになりつつあります。

スタジオにもお持ちいただきましたが、存在感がすごいですね!
151204-3.JPG
魅力は何と言ってもその世界観。おとぎ話の中にいるような、自分が小さくなったような、そんな気分になります。
結婚式会場がジャイアントフラワーで囲まれていたり、ブーケとして巨大な花を一輪持っていたりと、女性なら一度は憧れる演出ですね。
151204-5.JPG
大きな花は「幸せの象徴」ともいわれ、海外でも広く使用されています。

記念日にプレゼントしたいという方の為に、手作りキットもあるようです。来年から販売開始だそうですので、是非チェックしてみてください!
大きいものはレンタルできるそうですので、世界観を作り込みたい方はG+Flowerにご相談ください!
151204-4.JPG

G+Flowerのサイトはこちら:http://www.g-flower.club/

♪本日の楽曲
「Zero」 Chris Brown
「路標」 青葉市子

来週もお楽しみに!!!!!

グッモニ 2015年12月 4日

福井謙二グッモニ 12月3日(木) 第698回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授・中小企業サポートネットワーク「スモール・サン」主宰の山口義行さんです。
『マンションの販売不振が示す日本のいま』というお話をしていただきました。

151203-1.JPG

先月から不動産販売不振の話題が度々あがっています。
中古マンションの成約平米単価は過去最高水準に。一方成約数には鈍化傾向が見られ、マンション価格に頭打ち感が出てきました。にもかかわらず新規登録はあるので、値崩れ一歩手前の状況にも見えるという声も。
これまで中国人が投資の為に日本のマンションを買い支えてきました。ところが昨今、中国の景気不振を受けてマンションを売りに出す動きがあるものの、日本人の庶民には最早手が出ない価格になっています。在庫が増えるのはこうした原因があるからです。

中国の買い支えによりGDP成長率のプラスを見込んでいましたが、マンションが売れないどころか、在庫がある為にで新しく作ることもできません。マンション市場の大きさを考えると、日本経済にはかなりの痛手となります。
時を合わせるように国内の「消費」・「生産」の数値も下がっており、中国も頼めないとなると、いよいよ危機的な状況ではないか?というお話でした。

今朝の特派員は石川県七尾市の水産会社・鹿渡島定置代表の酒井秀信さんです。
若手漁師育成のため、口伝だった漁の技術をマニュアル化することによって成果を上げ、話題です。
先輩のやり方を「見て覚える」のが当たり前だった漁師の世界では画期的なことで、他にも若手のやる気を促すアイディアも実行されています。平均年齢30代前半という若き漁師集団を率いて、これからも育成に励むというお話でした。

エンタメいまのうちでは「試し書き」の世界をご紹介しました。
お越しいただいたのは、世界中の「試し書き」用紙コレクターの寺井広樹さんです。

151203-2.JPG

「試し書き」とは、文房具店などでペンの書き心地を試せる用紙・・・に書いてある文字や絵です。
9年前にベルギー旅行をした際、小さな文具店でみかけた「試し書き」を見て「"現代アート"だ!」と思った事がきっかけだそうで、
今でも世界を旅する際に自ら集めたり、各国のご友人に送ってもらっているそうです。

この「試し書き」、世界各国で特色が出ることが面白さで、例えば中国では
「信じることができない」「疲れた・・・」など後ろ向きな言葉が並んでいます。
インドでは計算式が書かれていたり、パキスタンでは見事なモスクが描かれていたそうです。
日本では「とめ・はね・はらい」が全て一文字のうちに書ける『永』という字が多かったり、他の人が書いた文字の上には重ならないように隙間に書く、などの特徴が見られます。

151203-3.JPG

無意識の落書きから見えてくる各国の特色は、ごま書房新社から出版されている寺井さんの著書
『「試し書き」から見えた世界』という本で味わうことができます。
是非お手に取って、「試し書き」から世界を見てみてください!!

♪本日の楽曲
「アレとコレと、女の子」 ヒトリエ

明日もお楽しみに!!!!

グッモニ 2015年12月 3日

福井謙二グッモニ 12月2日(水) 第697回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターはノンフィクション作家の森功さんです。
『3年経ってあちこちボロがでた安倍政権』というお話をしていただきました。

151202-1.JPG

第2次安倍内閣がアベノミクスの「3本の矢」を掲げてからおよそ3年。経済回復の実感はまだ薄いという声も聞こえてきます。
最近では「一億総活躍」を謳っていますが、いまひとつ抽象的。総理周辺からは「安保での支持率下げ止まりを狙い、中身はあまり関係ない」という声も。安倍内閣の政策によって経済の好循環が生まれたと言いますが、大企業優先のものが多く、国民は置き去りになっています。

そもそも国民の不安は「将来の生活」と「貧困層の拡大による格差社会」。実は国民が望んでいるのは成長することではなく、優先すべきは安定ではないかという森さん。
世界経済の失速ぶりが鮮明になってきた中でも、安倍総理は成長戦略ばかりを唱えています。
国民もそろそろ「そんな魔法のような政策はない」と勘付いているのでは、というお話でした。


今朝の特派員は京都市立伏見工業高等学校教頭にしてラグビー部のGM・高崎利明さんです。
今月27日から、第95回全国高等学校ラグビーフットボール大会が始まります。京都伏見といえばこの大会で過去4回の優勝を誇り、人気ドラマ「スクールウォーズ」のモデル校として全国にファンがいます。
しかし来年の春、洛陽高校と統合し「京都工学院高校」に生まれ変わりますので、3学年揃った伏見工業としての出場は、今回が最後です。
長年母校を支えられてきた高崎教頭には、その思い出と今後の展望についてお話していただきました。

エンタメいまのうちでは「根付け」をご紹介しました。
お越しいただいたのは新宿御苑近くの「提物屋」代表の吉田ゆか里さんです。

151202-2.JPG

根付けとは、江戸時代の印籠や煙草入れの紐の先についている携帯ストラップのようなもので、帯にひっかけたときに落ちないようにするアクセサリーです。

最近世界中で愛好家が増えているということで、提物屋には連日外国人の方がいらっしゃるそうです。
現在は美術品・芸術品の側面が強く、実用されている方は多くありません。コレクションアイテムとして買われていきます。
151202-3.JPG

その細工は極めて精緻。動物なら鱗、食材なら筋の1本1本まで細かく演出されます。
151202-4.JPG
種類も非常に多くあり目移りしてしまいます。しかし欲しいと思ったら半年お店に通い、本気で気に入ったものを買うことをお勧めされています。
もちろんネットで買うより、お店で見た方が良いというお話でした。

151202-5.JPG
提物屋では、根付けをはじめ江戸時代の提げ物を多数取り扱われています。
是非一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

♪本日の楽曲
「Backyard」  R KELLY
「太陽に笑え」 Anly

明日もお楽しみに!!!

グッモニ 2015年12月 2日

福井謙二グッモニ 12月1日(火) 第696回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターはジャーナリストの藤吉雅春さんです。
『自民党立党60年記念式典の冷めた反応から少子化問題を考える』というお話をしていただきました。

151201-1.JPG

先日都内で行われた自民党立党60年記念式典には、ラグビー日本代表の五郎丸選手も登場し総理自ら党員を鼓舞しました。メディアで話題になったのはほとんどが五郎丸選手の登壇のことばかりで、大切なことが報道されていないという藤吉さん。
参加した議員と話したところ、少子化や女性の社会進出について安倍政権の政策には掛け声ばかり・・・という冷めた声を多く聞いたそうです。

そんな中、幸福度ランキング1位の福井県に面白い取り組みがあるといいます。それは『迷惑ありがた縁結び』という結婚応援政策です。独自の情報網を持つ各職業の人々が、希望者をマッチングさせるというもので、いわゆる地域の「お節介おじさん・おばさん」をより積極的にやっていこうという取り組み。迷惑なようで有り難い、そんな政策はこれまで多くのカップルを生み出してきたそうです。
少子化が進む中、福井県の取り組みは参考になるのではないか、というお話でした。

今朝の特派員は栃木県若者支援機構「しごとや」理事長の中野謙作さんです。
ニートやひきこもりがちな若者が本格的な就職を始める前に、少しでも仕事に慣れてもらうために中間的な就労トレーニングを行っています。
ハローワークに行きたくても行きづらい・行けないという若者も多く、それよりも楽な気持ちで仕事に触れて徐々に慣らして本職に繋げます。ジョブトレーナーや中間的就労の場を提供してくれる企業などの協力もあり、これを経験して就職に繋がるケースも増えてきたそうです。
全国的に増やしていきたい活動だというお話でした。

エンタメいまのうちでは、来年2月に日本にやってくるシルク・ドゥ・ソレイユをいち早くご紹介しました!
今回の公演「トーテム」を、日本公演に先駆けてシンガポールまで行って見てきたというレポーターは西川文野アナ。

151201-2.JPG

初のシルク・ドゥ・ソレイユ観賞ということで興奮冷めやらぬ中、世界最高峰にして究極のサーカスショーを熱く語ってくれました。

今回のテーマは「人類の進化」ということで、お馴染みのアクロバティックな動きもさることながら、最新技術を使ってステージを7変化させる演出も必見です。
唯一の日本人演者である宮海彦さんのインタビューなども交えて、その魅力を伝えてもらいました。

東京公演は来年2月3日(水)~4月10日(日)の間です。
中でも3月25日(金)の公演は、文化放送スペシャルサンクスデー価格でお得に見ることができます。
是非ご覧になってみてください!
お申込みは0120-81-2933です。


♪本日の楽曲
「Robin Williams」      CeeLo Green   
「恋のテレビジョン・エイジ」 PIZZICATO ONE Feat. 西寺郷太 & enaha(エナハ) 

グッモニ 2015年12月 1日
↑トップへ戻る