福井謙二グッモニ 9月17日(火) 第122回

皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。
台風一過でさわやかな朝になりましたね。
夜明けは半袖ではいられないほど寒くなりましたが、まだ紫外線対策などはしっかりとしていきましょう!

火曜日のコメンテーターはグッモニ注目のジャーナリスト、藤吉雅春さん。昨日は「大雨特別警報」の初運用ということもあり、日本の防災対策について物申していただきました。

IMG_3364.JPG
偶然にも先週の金曜日に、今回の大雨で桂川が氾濫した京都で"洪水"に関する取材をしていたという藤吉さん。京都で会っていたのは元国土交通省の河川のスペシャリストです。その方によれば、川の氾濫による被害は、政府の"間違った堤防づくり"に一因があるのだそうです。
霞堤という戦国時代に考案された堤防は、ところどころでわざと堤防が切れたつくりになっていて、増水した水が周辺の田圃や湿地帯にうまく分散させるようになっていました。
しかしいまは連続堤防といって、上流から下流までを延々と高い堤防で防ぐつくりになっています。ところがこの堤防では、いざ決壊した際のエネルギーが膨大なものになってしまい、かえって危険性が増してしまうのだとか。
国土強靭化計画のように自然を抑え込もうという発想ではなく、自然の力は想定以上の事態を引き起こすということを前提に、人の命をどう守るかを考えるのが本当の防災ではないか、というお話でした。

今朝の特派員は尼崎市の貴布禰神社宮司の江田政亮さん。尼崎市のコミュニティーFMで放送されているラジオ番組「8時だよ、神さま、仏さま」についてお話を伺いました。
パーソナリティは住職・宮司・牧師の3人。宗教の垣根を越えたバラエティー番組として人気を博しています。
最初はまちづくりの団体で意気投合した二人が始めた番組、そこへ牧師を加えて3宗教をお互いに受け入れていこうという姿勢でやっているそうです。
コミュニティーFMという小さなラジオ局だからこそできた番組、ネット配信もしていますので、一度聴いてみてはいかがでしょう?

エンタメいまのうちでは、「巻き寿司アート」についてご紹介しました。
お越しいただいたのは巻き寿司アーティストの"たまちゃん"こと、清田貴代さん。
IMG_3375.JPG

巻き寿司アートとは、巻き寿司の断面にアートを描くという、いわゆる現代アートのひとつ。
イラストレーターをしている清田さんは、自分なりの表現方法を探し、誰もやっていないということでこの巻き寿司アートを始めました。作り出すのは可愛い"キャラ弁"などではなく、絵画や彫刻などと同じく、"アート"なのです。

今日はスタジオで新作の巻き寿司も披露していただきました。
IMG_3371.JPG
形は足。男女それぞれの足は、並べ方によってその解釈が変わり、見る人により想像できるものも違ってきます。
IMG_3373.JPG

自分が思ったことを伝える手段として、アートを身近に感じることができるスタイルとして、巻き寿司アートにはいろんな可能性があるようです。


明日もお楽しみに!!!

♪今日の楽曲
「Wannabe」 Spice Girls
「バンビーナ」 RIP SLYME

グッモニ 2013年9月17日
↑トップへ戻る