福井謙二グッモニ 5月6日(水) 第547回

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皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。

水曜日のコメンテーターはノンフィクション作家の森功さん。

森さんには、『菅義偉官房長官とはどんな政治家?』についてお話頂きました。

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4月に米軍普天間基地の移転問題で会談した際、菅長官がそれまで何度か口にしてきた「粛々と」という表現が翁長雄志沖縄県知事から「上からの物言いに聞こえる」と指摘されました。

このやりとりが思いのほか大きな反響を呼び、安倍政権を陰で支え、粛々と辣腕を振るってきた菅長官の存在にあらためてスポットライトが当たっています。

いったいどんな政治家なのでしょうか?
小学館の雑誌サピオで、今月から菅義偉官房長官に関する連載を始めた森さんに、詳しくお話を伺いました。


グッモニ特派員今朝の話題は、最近増えているという「専業主夫」について。

ゴールデンウィークも本日で最終日!
行楽や子育てなど、普段よりお子さんと過ごす時間が増え、お疲れのお父さんもいることと思います。
もしこれが毎日だったら??もっと大変かもしれません。

そんな中、専業主夫になる人が働き盛りの世代で増えているというデータがあります。
厚生労働省の調査では、1998年度に4万人だった専業主夫が2013年度にはおよそ3倍の11万人に増えているとのこと。

父親であることを楽しむ男性が交流する「ファザーリング・ジャパン」というNPO法人もあり、従来の形にとらわれない家族は今後もっと増えていくと予想されています。

NPO法人ファザーリング・ジャパンのメンバー 佐久間修一さんにお話を伺いました。


エンタメいまのうちのテーマは、『懐かしい赤チンは今も現役です!!』

昭和のころは誰もが知っていた、しかし今はあまり聞かなくなった赤チン。
東京の世田谷で、その赤チンを作り続けている会社があります。

赤チン製造のシェア日本一を誇る三栄製薬株式会社の藤森博昭さんにお越し頂きました!

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昭和28年に創業された三栄製薬株式会社さん。

赤チンは昭和30年代後半から売り上げはウナギ登りで、昭和40年代の生産本数は月産10万本にものぼり最盛期を迎えました。

ちなみに赤チンは通称で、正式名称はマーキュロクロム液という医薬品です。
名前の由来は、殺菌消毒薬のヨードチンキがヨーチンと呼ばれたのに対して「赤チン」といって親しまれたから。

昭和40年代後半に原料を精製する際に出る廃液の基準が強化され、国内で製造するにはコストが合わず生産中止となるところが相次ぎました。

同じころ、昭和46年に色が付かない透明な、いわゆる「白チン」といわれる殺菌・消毒薬が発売され、コストが上がった赤チンに対して、安価な殺菌・消毒薬が出回る様になりました。

しかし、三栄製薬さんにとっては会社創業時から20年近く主力製品。
終戦から8年、物資、製造機器等も乏しいなかで生産が出来た赤チンは会社にとって子供の様な存在。
全国の赤チンファンからの電話や手紙も多く、今も社長自らが世田谷の本社工場で作られています。

現在の月産量は大体3000本~5000本で、創業当時は手作業でしたが、現在は均一に撹拌溶解しやすい機械で生産が行われています。

国内の原料メーカーが原料の製造を中止してしまったため、現在は海外から原料を調達しているそうですが、年々入手が困難に・・・。

しかし、そんな逆境にも負けず、「全国各地に赤チンファンがいらっしゃる限り、いつまでも赤チンは作り続けていくつもり」との力強いお言葉を頂きました!

これからも全国の赤チンファンのために頑張って下さい!

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♪今日の楽曲
「Fortress Around Your Heart」 Sting
「風の谷のナウシカ」 Priscilla Ahn


明日もおたのしみに!!

グッモニ 2015年5月 6日
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