福井謙二グッモニ 11月12日(木) 第683回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授・中小企業サポートネットワーク「スモール・サン」主宰の山口義行さんです。
『中小企業と海外との付き合い方』というお話をしていただきました。

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今回例として取り上げたのは、「洗車の王国」という会社です。
まず海外に根付くカギは「"ニーズ"をいかに見つけるか」にあります。従業員10名から始まったこの会社は中国で500店舗を構えるほど大きくなりました。
中国の街を代表自らが自転車で駆け抜けて街の様子をよく見ることでヒントを見つけるといいます。結果、高級車は多くとも洗車サービスが薄い中国では、「洗車の王国」が重宝されることに。

人材育成はとにかく「我慢」すること。日本で当たり前のことがひとたび外に出ると通用しません。しかしそれが"何故"やらなければならないか気付かせることができると、難なく取り入れてくれるのだとか。日本式ホスピタリティの浸透には「我慢」が大切ということです。
そして現地の人々と一緒に仕事を始めた後は、駐在員を置かずにほとんどを任せた上にロイヤリティを貰わないそうです。ビジネスパートナー=市場開拓者ということでリスクを背負う者同士、同等の付き合い方をします。海外に進出する上で、ビジネスパートナーをどう考えるか。参考にすべき例ではないか。というお話でした。

今朝の特派員はふるさと創生ニッポンおかみさん会代表の冨永照子さんです。
今月5日に、地域や世代を超えて地元活性化に取り組む『ふるさと創生ニッポンおかみさん会』が発足しました。それを呼び掛けたのが浅草の老舗そば屋「十和田」の女将である冨永さんでした。
各種イベントを仕掛けて全国で賑わいのある街づくりをサポートしています。
会員でない方も、一度電話して相談をしてみてほしいということでした。

エンタメいまのうちでは、ワインアートをご紹介しました。

お越しいただいたのはワインアート作家のエドガー・リザラズ・塩崎さんと、通訳として奥さんのジェマさんです。
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日系ボリビア3世のエドガーさんは、お爺さんの故郷である日本に行きたかったということで、こちらに来てからグラフィックデザイナーとして広告会社で働いていました。
元々大学で絵画を学んでいましたが、金銭面の問題で筆を置いていました。しかし4年前に新しい表現に挑戦したいとの思いから様々な素材で絵を描きはじめ、たどり着いたのが赤ワインだったということです。
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安いもの高いもの、新しいもの古いもの、国によっても色に違いが出て深みがあるワインアート。人物も風景も、なんでも描けてしまいます。
作品も多数お持ちいただきました。飲み残し20mlもあれば、絵は描けるそうです。

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絵具だけでなく、なんでもアートになるんだということを伝えたいということでした。

Facebookなどでエドガーさんの絵が見られますので、是非ご覧になってくださいね!


エドガーさんのFB:https://www.facebook.com/LizarazuWineArt/

♪本日の楽曲
「No.1」 槙原敬之

明日もお楽しみに!!!!

グッモニ 2015年11月12日
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