福井謙二グッモニ 2月2日(火) 第741回

みなさん、こんにちは。 福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターはジャーナリストの藤吉雅春さんです。

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日銀の「マイナス金利政策」についてお話していただきました。

政府は企業に対して、設備投資や事業拡張などをして、お金を使うように積極的に呼びかけていますが、動きは鈍いです。

大手企業は業績が良くなり、銀行からお金を借りなくてもお金を持っていますし、お金に困っている企業に銀行が融資をするかというと、業績がふるわない会社に融資すれば不良債権になってしまうかもしれないと二の足を踏んでしまいます。
つまり貸す先がなく、世の中にお金が出回るようにしようという政策なのに、銀行からお金が出ていかないのです。

そこで今回大きなテーマとなるのが、どこにお金は本当に必要なのか。

藤吉さんは「日本の社会にとって必要なのは、企業の研究開発費」だと話します。
特に中小企業は優れた技術が眠っているのに、利益が出るかどうかわからない研究費用にはなかなかお金は出せません。

藤吉さんは「その会社の業績が上がることで、周りの会社も巻き込んで自分も周囲もよくする会社に融資をすれば良い」と言います。実際、そのようなデータを可視化できるシステムを政府はすでに開発しています。
ビッグデータを利用して、地域全体に好影響を及ぼす地域の中核企業を割り出すことができるこのシステムを上手に利用すれば、地方創生にもつながるというお話でした。


今朝の特派員は、移り住む人が増えはじめ、このところ注目を集めている神奈川県真鶴町・企画調整課の卜部直也さんです。

1994年に制定された″生活風景の美しさ″にも注目した「美の条例」などについてお話をしていただきました。

今後、真鶴町に移り住みたいという人のためにお試しで暮らすことができる施設を作っているそうです。

興味のある方は、真鶴町のHPをご覧ください。


「エンタメ今のうち」では水谷さんが発した「鳩はバカ」発言がちょっとした波紋を広げていることもあり、
鳩は本当にバカなのか?バカではないのかを白黒はっきりつけました。

お越しいただいたのは慶應義塾大学 名誉教授 渡辺茂先生です。

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先生は心理学の立場から、カラスや鳩などの鳥の行動を長年にわたって研究・分析をされており、1995年にはイグノーベル賞を受賞されています。

水谷さんは「鳩は落ちているものを何でも食べるから」「鳩をはじめ、鳥は直前のことも忘れるといわれるから」という理由からバカという結論を出していましたが...

渡辺先生のこれまで研究によると、
訓練によって絵が誰によって描かれているのか見分けることができるだけでなく「上手」「下手」まで判断できるというので、
「バカではない」ということです。

水谷さん、納得していただけましたか?

♪本日の楽曲
「カラフルカラフル」 東京カランコロン

明日もお楽しみ!!


グッモニ 2016年2月 2日
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