福井謙二グッモニ 4月7日(木) 第788回

みなさん、こんにちは。福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授、中小企業サポートネットワーク「スモールサン」主宰の山口義行さん。

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「マイナス金利政策」2つの不思議についてお話を伺いました。

マイナス金利政策は導入からまもなく2ヶ月を迎えます。
山口さんは以前からこのコーナーで、マイナス金利は「空砲」に終わるだろうと話していらっしゃいましたが、いよいよその通りになってきたという印象とのこと。

この政策を巡っては、政府や日銀・黒田総裁にとって、2つの不思議な事態が起きています。

一つは円高傾向になったということ。
この政策の狙いは「円安誘導」で、目論見通りであれば、金利が下がれば、ドル高円安に相場は振れるはずでした。
しかし、0.1%くらい金利が下がったくらいでは、資金の流れを変えることはできなかったのです。
反対に投機筋は安心して円買いを進め、結果として円高が進む結果になりました。

もう一つは住宅ローンが上昇していること。
確かに銀行は政策導入当初は住宅ローンの金利を引き下げましたが、その結果どんどん借り換えが起き、一方で新規のローンが増えないため、銀行は一方的に利益が減っていくという状況。
ヨーロッパでもマイナス金利政策を実施してからは一部の住宅ローン金利が上がるということが起きているといいます。

無理な政策は結局のところ「負の効果」を生んで実体経済を傷つけるというお話でした。


今日の特派員は石川真紀アナウンサー。

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「電車のドアの挟まれ事故」について調べました。

今週月曜日に東京メトロ半蔵門線九段下駅で、ベビーカーがドアに挟まれたまま、電車が100メートルも奏功するという事故が発生しました。

電車は日常生活に欠かせない移動手段となっていますが、それは常に危険と隣り合わせの乗り物でもあるということです。
過去には電車のドアに荷物が挟まれたまま、発車してけがをするケースも多く報告されています。

電車のドア挟まれ事故の対策としては
1.荷物が挟まれても、電車が動き出す可能性がある場合、必ず荷物から手をはなす。
2.電車のドアが開く際に、手や腕、足などがドアに触れることがないように注意する。
3.ラッシュ時に事故が多いため、発車間際の駆け込み乗車や降車はしない。 の3つです。

皆さんも、以上のことを意識して電車に乗ってくださいね。


エンタメいまのうちでは「世界初の"歩ける椅子"『アルケリス』」をご紹介。
紹介していただいたのは株式会社ニットー 代表取締役 藤澤秀行さんです。

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さっそくその『アルケリス』を装着してスタジオにお越しいただきました。

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横から見るとこんな感じ。
中腰に近い恰好でつらそうに見えますが、この姿勢は楽なんだそうです。

株式会社ニットーは来年9月で50周年を迎える金属加工の会社。
最近の商品では「ヌンチャク型のiPhoneケース」が話題になりました。

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「これは面白いなあ」とヌンチャク型iPhoneケースを動かす水谷さん。


今日の紹介する「アルケリス」ですが、医療現場では機器のコードなどが下にあり、椅子を置くことができません。
そんな医療現場の「こんなのがあったらいいな」の声から生まれたのがこの"アルケリス"

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福井さんにも装着していただきました。
重心のかけ方が普段と少し違いますが、すごく楽だと福井さん。

医療現場のほかにも、美容師さんや農業に従事されている方など、他の立ち仕事の職業の方にも使ってもらえたらと藤澤さんは話します。
今後は改良を加えて、年内の製品化を目指しているということです。

♪本日の楽曲
「Sing」 Carpenters

明日もお楽しみに!!!!

グッモニ 2016年4月 7日
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