文化放送

水谷加奈のエンタの女王

映画、芝居、コンサート、歌舞伎、ミュージカルから、落語に文楽、能や狂言、そして、美術館、写真展、遊園地!?に至るまで。とにかくこの世は楽しいことがいっぱい!なのだ。エンタの女王、水谷発信の情報で、あなたも毎日エンジョイ!

Apr27

好きです、福岡

この春は九州に縁があった。

まずは福岡。
いやいや、面白かったなあ。
いい街だなあ。

酒もうまいし、食も楽しい。
まずはモツ鍋......ならぬ、モツすき。
モツのすき焼きなのだ。
モツすき
最初はモツを割り下の中に入れてぐつぐつ。
これがモツすき。
それをつまみに呑む。酒、ススム。
気が済んだら、あとはキャベツとニラをどっさり入れて、
ここからはおなじみのモツ鍋。
ここの店に弊社の人間(たぶんスポーツ)も
来店したようで、壁に千社札が貼ってあった。(右下ね)
千枚札

続いて、牡蠣小屋。
街の片隅に小屋がある。
自分で牡蠣をはじめ海鮮や肉を焼く。
牡蠣をはじめ海鮮や肉
酒、ススム。

そしてなんといっても屋台!!
屋台
屋台と言っても、本格的な造り。
準備と撤去に2時間くらいずつかかるんだって。
ラーメンあり、カクテルあり、ビストロあり。
オリジナリティあふれる屋台がずらり。
てんぷらも大雑把なもりつけが、いい!
てんぷら
盛り上がる。酒、ススム。

とにかく全てが楽しかった。
あれ、食のことしか紹介してない...。
でも、そんな街です。

また行きたいっ。

次回は宮崎を紹介するよ!!

Apr13

マンイーター

マンイーターパニックアドベンチャーはいかが?
地上最強の肉食系に襲われる恐怖!
と言っても、最後までこの生き物の正体が
なんなのか全くわからないのだ。
『マンイーター』と呼ぶからには、超凶暴な
人食い生物なんだが......。

舞台は、オーストラリア北部にある国立公園。
洞窟壁画や遺跡などが残っている
オーストラリアでも有名な観光地だ。
この国立公園で人気のリバークルーズ船は、
今日も観光客を乗せて上流へと発進した。
しかし突如、水中から何かがぶつかってきて、
船は沈没してしまう。
なんとか川に浮かぶ小島に辿り着く一行だが、
満ち潮に襲われ...、日は暮れてきて...、
さらに水中から巨大な生物が...!
1人、また1人、餌食になって死んでいく中、
モンスターの正体が全くわからないという状態が
恐怖に拍車をかける。

最初は、ディズニーランドのリバークルーズを
想像させるような楽しい雰囲気なのに、
実在の国立公園でロケを行っているので、
妙にリアル!

クライマックス、洞窟でモンスターと闘うシーンでは、
ああ、こいつだったのか!
と納得の、これまたリアリティ溢れる正体に、
今後リバークルーズはやめたほうがいかしら...、
と不安になってしまった。

『マンイーター』4月14日より公開

Apr02

テイク・シェルター

テイク・シェルターなーんかいろいろ考えさせられる映画だなあ。
田舎町の工事現場で働く男、カーティスは、
平凡だが幸せに家族と共に暮らしていた。
しかしある日を境に悪夢に悩まされるようになる。
大震災がやってくるという恐ろしい夢。
その夢は日ごとにリアルになっていき、
カーティスは、天災が必ずやってくると信じ込み、
避難用シェルターをつくりはじめる。
仕事まで犠牲にしてシェルターづくりに没頭する
カーティスの姿を見て、妻は心配し、
近所の連中は異常だと笑う。
カーティスの常軌を逸した行動は、
果たして妄想で終わるのか、それとも......。

もしも自分の周囲で、カーティスのような男が
存在したら、たぶん私も、
(この人、考えすぎなんじゃない?)
と思うだろう。
でも、3・11のことを思い返すと、
『想定外』はありえないのだ。
当時、テレビ番組制作に携わる人間が
仕事をほっぽって逃げたことに批難が集まったが、
結局何もなかったというのは結果論でしかない。
その先のことは誰にもわからないのだ。
もしかしたらその人だけが生き残ったかも
しれない。

この映画のラストがそれを物語っている。
静かで地味なパニック映画。
でも実はリアルで恐ろしい現実を物語っている作品。

『テイク・シェルター』
   公開中

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