• 2018.5.21

    5月21日(月) The News Masters TOKYO 第294回

    【7時台】
    毎週月曜日7時台のニュースマスターは、フジテレビ系列28局のニュースサイト FNN.jp のチーフビジョナリスト 清水俊宏さん。


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    ●7時は「外務大臣専用機が欲しい!?太郎の改革!?」という話題にフォーカス。正解の異端児と称され、秋の総裁選をにらみ、ポスト安倍の候補にも名を連ねる河野氏、どんな人物なのでしょう。記者会見などでも話題になった、行政の効率化、日本外交レベルアップの改善策は与野党に受け入れられるのでしょうか。


    河野大臣はこれまで色々な無駄を無くそうと努力されています。14日はインドネシアでのテロ、イスラエルのアメリカ大使館の移転などの様々な課題がありましたが、国会出席のため省庁の中で情報を聞く、あるいは決断をするということが全てできないまま、日をまたいでしまい、外相としての業務に支障をきたしてしまいました。そこで「形式的な所については21世紀型の国会運営という事をぜひご検討いただきたい」と発言。野党から「大臣の国会出席は優先事項」とそういった態度に対して批判を受けています。また、外務大臣専用機がないから日本の外交レベルが下がっているという訴えも行っており、これについてどういう経緯があったのか、詳しく解説いただきました。


    ●7時30分は、「若者が『この人昭和だなあ』と思うポイントは?」について。FNNプライムで今読まれている「若者が『この人昭和だなあ...』と思う言葉第1位は?」という記事について。平成も残すところあと1年、元号が変わると「昭和」はますます遠くなります。そこで、昭和と平成の世代ギャップについての調査結果が出ています。昭和生まれが、平成生まれに「この人平成だな」と感じる言動・行動のトップ5は1位「ヤバイ」45.6% 2位「固定電話を持っていない」40.2% 3位「マジっすか」36.4% 4位「ニュースはネットで見る」31.0% 5位「上司にタメ口」28.0% 一方で、平成生まれの人が「この人昭和だな」と感じるのは、このような言動は1位「あたり前田のクラッカー」41.8% 2位「アベック」38.6% 3位「『D』を『デー』と発音」36.6% 4位「頭にネクタイを巻く」31.2% 5位「ザギンなど業界用語」30.4% です。平成代表の西川さん、昭和代表のタケさん、清水さんでどんなジェネレーションギャップがあるのか話し合いました。


    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは毎日新聞編集編成局次長の小倉孝保さん。


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    ●8時は、「米朝首脳会談、争点は?」というニュースについて。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と、アメリカのトランプ大統領の歴史的な首脳会談が来月12日に近づき、両国の駆け引きが活発になっています。今後の両国の関係がどこに向かうのか、それに伴う諸外国の動向について、小倉さんにお話いただきました。北朝鮮はリビア方式と米韓軍事演習の二つを批判してトランプ大統領を牽制。会議中止をほのめかしましたが、トランプ大統領は金政権の体制維持を保証しましたが、米韓両軍の軍事訓練については縮小せず、継続。北朝鮮は反発していますが会談が中止される事はないと思われます。他にも小倉さんには6月の首脳会談ではどんなことが争点になるのかなど、お話を伺いました。


    ●8時30分はラマダンと過激派テロの関係について。エジプトやサウジアラビアなどのイスラム圏の多くの国で17日、イスラム暦の断食月「ラマダン」が始まりました。期間は約1ヶ月で、原則として日の出から日没まで飲食が禁じられます。ラマダン中にイスラム教徒の信仰心が高まることにつけ込む形で、近年はイスラム過激派が「不審者や異教徒」へのテロ攻撃を呼びかけるケースが多く、日本の外務省なども注意を呼びかけています。ラマダンは多くのイスラム教徒にとって寛容さ謙虚さ、イスラムの教えを改めて認識する一年で最も神聖な時期、寄付など良い行いをして天国に近く期間です。そんな神聖な時期に、どうしてテロが警戒されるのかというとイスラム教の教義に「ジハード(聖戦)」という概念があるから。ラマダンの時期に異教徒は不信心な人間と戦うことで天国に近づけるという解釈をする人がいるのです。ラマダン自体は恐ろしいものではありませんが、しかしこの時期にイスラム過激派のテロが多いことは事実であるという認識は必要であるというお話でした。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    月曜日はYes Noアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?Yes Noリサーチ」です。今日は音声ニュースアプリ「Voicy」とのコラボから生まれた働き女子パーソナリティ黒河麻里奈さんのレポートでお届け。今日の質問は「香水やトワレをつける習慣はありますか?」


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    【マスターズインタビュー】
    今週は、国民的漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」の4代目編集長・後藤広喜さん。少年ジャンプの創刊時から編集長として携わっていた後藤さんは、1986年〜1993年の黄金期に編集長を務められます。初日の今日は「少年ジャンプ」の誕生秘話です。創刊当初どんな苦労があり。どのようにして本宮ひろ志さんの「男一匹ガキ大将」、永井豪さんの「ハレンチ学園」などを連載する人気漫画雑誌になったのでしょうか?


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Without You / Badfinger
    2曲目 Take It Easy / The Eagles
    3曲目 ワイルド・ハーツー冒険者たち / 佐野元春

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  • 2018.5.18

    5月18日(金) The News Masters TOKYO 第293回

    今週はタケさんがお休みということで、ピンチヒッターは文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさんが担当します。


    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんです。


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    ●7時は、「6月19日、いよいよメルカリ上場」について。フリーマーケットアプリ最大手『メルカリ』は来月16日、東証マザーズへ上場します。日本で2社しかないとされるユニコーン企業として注目度が高く、今年のIPO=新規株式公開の目玉となるのは間違いありません。見えてきたその"実力と課題"について崔さんに伺いました。ユニコーン企業とは評価額が10億ドル(1100億円)超の未上場スタートアップ企業のことを言います。


    実は昨年末新規上場予定でしたが、現金や盗品出品などが社会問題化し、その対応に追われて上場時期が半年延期されました。それだけにメルカリの新規上場を待ち望んでいた投資家が、上場承認直後のEDINETにアクセスが殺到し、メルカリの有価証券報告がしばらく閲覧できない状況が続きました。しかし、連結ベースで見ると営業損益・純損益はともに赤字。主な原因は広告宣伝費で、主に海外事業に積極投資を行っていることが要因とされます。また、メルカリの上場が決まったことで、リユース関連株価がずっと下がっています。放送では崔さんからみてメルカリのビジネスモデルは買いなのかどうかお話いただきました。


    ●7時30分は、「名刺の管理、どうしていますか?」という話題にフォーカス。ビジネスパーソンが名刺を探すのに浪費する時間は1年間に20時間とも、2.5営業日ともいわれています。日々やりとりする名刺は、一度管理を怠れば、あっという間に積み上がってしまうもの。重要な顧客の連絡先が見つからず、チャンスを逃すなどということにもなりかねません。今朝は、名刺を上手に整理して仕事に活かすコツを探っています。


    最近の名刺管理アプリのサービスでは車内で蓄積した名刺のデータの中からAI(人工知能)が次に出会うべき人を推薦する機能があります。この『スマートレコメンデーション』機能は、利用者が名刺交換した人の業種や地域、所属する部署などの傾向をAIが分析し、社内の他の人が交換した名刺のデータの中から、その人が興味を持ちそうな人を推薦する仕組みです。提示された名刺に興味があると回答した場合、その名刺の持ち主に紹介を依頼することができます。また、車内に散財している顧客データを整理して統合、最新の状態に保つ機能も新たに採用しました。


    崔さんにはオススメの仕事ができる人になるための名刺管理術を教えていただきました。


    【8時台】
    本日8時台のゲストはザ・ニュースペーパーの福本ヒデさん、山本天心さんのお二人。


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    ●8時は、「なぜ関学大は怒っているのか?」アメリカンフットボールの関西学院大学と日本大学の試合で日大の選手による悪質な反則行為により選手が負傷した問題で、昨日、関学のアメフト部が記者会見を開きました。抗議文書に対する日大の回答書について不十分とし、改めて日大の内田監督の指導を含め、悪質なプレーに至った具体的な経緯の説明を求めることにしています。


    びんさんは関西学院大学のご出身。40年前、当時クォーターバックを努めていた猿木唯資選手が近畿大との試合中に負傷し、頸椎損傷の重傷を負い、半身不随の身となった件があるため、関西学院大学は今回の事件について憤っているのではないかと話します。関係者の話では、試合前のハドル(作戦会議)で内田監督が当該選手に指示を出したとされていますが、日大広報部は「違反しろという指示は出していない」という内田監督の証言を発表し、内田監督の指示を否定しています。当該選手は「"反則をやるなら出してやる"と監督から言われた」と周囲に話していたとされ、両者の意見は食い違っています。


    ●8時30分は、「公文書管理法は改正できるか」というお話。立憲民主党など4野党は昨日、公文書管理法改正案を衆議院に共同提出しました。改ざん禁止を明文化し、罰則規定を新たに設けたもので、決済の履歴を残すため、電子決済も義務化します。「メモは捨てた」「面会記録はない」「データは消去した」何も残らない、残さない日本の行政。今度こそ法律で縛ることができるでしょうか。びんさんと法案の中身や各国の事情、与党の動きについて、びんさんとザ・ニュースペーパーで激論を交わしました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    金曜日のこの時間は「タケタケFriday」。今日はザ・ニュースペーパーの社会風刺コントをお届けしました。


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    【マスターズインタビュー】
    今週は、イーグルバス社長の谷島賢さん。最終日の今日は「観光業とバス業界の未来」を伺いました。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 in your letter / REO speedwagon
    2曲目 それが大事 / 大事MANブラザーズバンド

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  • 2018.5.17

    5月17日(木) The News Masters TOKYO 第292回

    今週はタケさんがお休みのため、ニューマスはピンチヒッターウィーク!木曜日のメインMCを務めるのは横浜DeNAベイスターズ前社長でスポーツ庁参与の池田純さんです。

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。


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    ●7時は、決済のキャッシュレス化について。三菱UFJフィナンシャルグループは、フリーランスや個人事業主の報酬をウォレット(電子財布)で管理できる新たな決済サービスを、今年度末に開始すると発表しました。仕事の受注と発注をインターネットで仲介するクラウドソーシング大手の「クラウドワークス」と資本提携し、新会社を設立。利用者が報酬の一部をプリペイドカード方式でチャージできるアプリを開発して新たな金融サービスの仕組みを構築します。働き方の多様化によって、新しいサービスが生まれます。従来は利用者が手数料を負担して自分で自分の口座に振り込んでいましたが、アプリの利用で手数料ゼロで受け取れるようになります。今後はこのような金融サービス化への流れが加速化するだろうというお話でした。


    ●7時30分は、不動産の世界で起こっている「両極現象」に注目。不動産情報サービスのアットホームによると、首都圏の中古マンションの成約平均化価格は2013年3月から年々上昇を続けていて、今年3月には、初めて3000万円を超えました。5年間でおよそ1000万円、上昇したことになります。一方で、地方の物件や、都内であっても条件次第では「タダでも買い手がつかない」物件が増え続けています。インターネット上には、ほぼタダ同然の価格の物件を集めたサイトも存在しています。


    別荘地などでは、200万円ほどの値段で土地の所有権付きで売りに出ています。また、タダで手に入る建物もありますが、メンテナンスに費用がかかります。一方で都心の好立地の物件は価格が高騰。2020年東京オリンピックまでは上がり続けるのか、タダ同然の物件もオリンピック後にはさらに下がるのではないか?というお話でした。


    【8時台】
    8時は「悪質タックル問題 監督指示は"ありえない"と全否定」について。6日に行われたアメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学との定期船で、関学大クォーターバック選手が日大守備選手から悪質なタックルを受けて負傷した問題で、問題のプレーが内田正人監督の指示によるものであったという一部報道について、日大の広報は、内田監督をはじめ指導者、選手に聞き取り調査をした結果「それはあり得ない」と全面的に否定しました。日大からの回答を受け取った関学大は、今日2回目の記者会見を行う予定ですが、果たしてどのようなコメントを発表するのでしょうか。


    池田さんは先日海外の友人とこの件についてFacebookを通じてお話をされたそうですが、アメリカと日本の違いを実感。日本でも各大学が「アスレチックデパートメント」を創って全学で統一した競技力強化の支援体制を築いたり、身体機能の向上だけではなく、チームワーク形成を通じたコミュニケーション力、組織力の育成、さらにスポーツマンシップの理解を通じた倫理観などを教えること、そして適切な組織運営管理と大学スポーツビジネスの確立を目指す時代がきているのではないかとお話いただきました。


    8時30分は「頑張れオリックス・バファローズ!」にフォーカス。現在3位の日本ハムに5ゲーム差をつけられて4位のオリックスですがここ10年で8回「Bクラス」に甘んじており、流石にファンもシビレを切らしています。チームの強化と、人気回復にはイチロー選手の復帰を望む声が上がっています。


    池田さんはプロ野球がもっと人気になるのに必要な球団はオリックスと巨人だと話します。オリックスは2004年に「オリックス」と「近鉄」が統合して「」オリックス・バファローズ」になりましたが、その時点でチーム作り、営業活動に不手際があり「1+1」を2以上にする"統合メリット"を得ることができませんでした。池田さんは「オリックスは本拠地である京セラドームの経営も球団が行うようにして、ボールパークを目指せば」と話しておりました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    木曜日「ヒットの芽」ユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介しています。今日は池田さんが注目している「西川さんのオカリナ」を特集。池田さんのリクエストに応えて、『手のひらを太陽に』を演奏しました。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、イーグルバス社長 谷島賢さんです。イーグルバスは街の中心部にハブとなるバス停留所を設置し、運行時間の単色や輸送量の増加を実現させていきます。


    1曲目 The Game of Love feat.ミシェル・ブランチ / Santana
    2曲目 Sugar Magnolia / Greatful Dead
    3曲目 Don't think twice / The Allman Brothers Band
    4曲目 Day Dream Believer / The Timers
    5曲目 手のひらを太陽に / 西川さんのオカリナ

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  • 2018.5.16

    5月16日(水) The News Masters TOKYO 第291回

    今週はパーソナリティーのタケ小山さんがお休みのため、メインMCは早稲田大学ビジネススクール准教授・入山章栄さんが務めました。


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    【7時台】
    水曜日の7時台のニュースマスターは、スポーツ経営学者の小林至さんです。


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    ●7時は、『Jリーグ、誕生から25周年』の話題にフォーカス。1993年5月15日に開幕したJリーグは、今月15日で25周年を迎えました。往年のスタープレーヤーや歌手のKREVAさんや、Little Glee Monsterらによるアニバーサリーライブが開催され、動画サイトでは、当時のヴェルディ川崎対横浜マリノスのJリーグ開幕試合が無料配信されるなど祝福ムードが漂っています。


    小林さんは、Jリーグがスポーツ界にもたらした功績は、「地域密着」そして「行政の協力」を根付かせたことだと言います。これは、アメリカのスポーツビジネスを勉強して反映させたもので、数年遅れで日本のプロ野球にも入ってきたそうです。プロ野球は、巨人をはじめとしてもともと特殊なメディアモデルで地域密着が忘れられていましたが、Jリーグの功績もありそれが普及したそうです。


    今後の課題については小林さんは、「マンチェスターユナイテッド、アーセナル、バルセロナ、レアルマドリードのように世界が見たいと思う特定のビッグクラブをつくることが大切」と話しました。


    ●7時30分は、孫正義名言集をご紹介しました。「リーダーは朝令暮改であれ!」など。日本の携帯電話事業だけでなく、イギリス半導体大手のアームをはじめとした海外企業の大型買収、さらに海外ベンチャーへの積極的な投資。経済界においてソフトバンクグループの存在感が、日に日に増す一方その代表である孫正義会長兼社長とは、どのような人なのでしょうか?ソフトバンクホークス時代に、ともに歩んだ小林至さんに伺いました。


    小林さんが印象に残っている孫さんの名言の1つは「ほらを吹け」。人は夢に投資をするという考え方から、社内で「ホラ吹き選手権」が開催されたそうです。他にも孫さんは、自称「撤退戦の天才」と言っていたようです。どんどん挑戦していく中で、間違えたと思ったらサッと手を引くことも経営者として大切で、これには入山さんも納得の様子でした。


    【8時台】
    8時台は、本日MCの入山章栄さんが解説しました。


    ●8時は、『ソニー、スヌーピーの権利会社に出資』の話題にフォーカス。ソニーは、音楽子会社ソニー・ミュージックエンタテインメントが、スヌーピーの版権を持つアメリカ・ピーナッツホールディングスの株式の一部を取得すると発表しました。カナダのコンテンツ大手のDHXメディアから6月末をめどに、発行済み株式の39%分を204億円で取得します。これにより、世界で有名なキャラクターの権利を取得し、コンテンツ事業を広げるものとみられています。


    ソニーがキャラクターコンテンツに踏み出すのは前代未聞で興味深いニュースです。今後、ソニーからスヌーピー関連の映画がでることも考えられます。広告業界で3位のアサツーDKが買収された理由も、ドラえもんとワンピースというキャラクターコンテンツを持っていたことが大きく、それを利用したビジネスが期待されています。入山さんは、キャラクターコンテンツが期待される理由として、「有名人と違って、歳をとらずに永遠に存在すること」と解説しました。


    ●8時30分は、『タカラトミーの元社長が、新日本プロレスの社長に就任』の話題にフォーカス。新日本プロレスリングは、6月1日付で新たな社長にハロルド・メイ氏を迎える人事を固めました。メイ氏は2015年から2017年に玩具大手タカラトミーの社長を務め、業績を回復させた実績を持ちます。経験豊かな経営トップを迎え入れ、動画配信の海外展開などで収益体質を変える方針です。


    プロレスの女子人気が高まった理由について入山さんは、「ストロングスタイル(プロレスはガチな戦いだという考え方)を引き算をしたため」と解説しました。従来よりも、イケメンを増やし、華やかにして、ショーの部分を出していこうとしたことで、マニアしかファンにつかなくなっていた状況から脱し、女性のファンが急増したようです。選手をコンテンツとして売り出すという考えも斬新です。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』! 知っておきたい様々な会社や組織、その取り組みを、今朝は入山さんが紹介しました。今日取り上げたのはは、企業間レンタル移籍プラットフォーム「ローンディール」です。


    ローンディールは、サッカーのレンタル移籍(期限付き移籍)からヒントを得て、大企業の人材がスタートアップで期間限定で修業する仕組みを提供しています。大企業の社員が、答えがない状態で意思決定をする機会がないまま社長に就任してしまうということが課題になっています。しかし、ローンディールのビジネスは、そんな大手企業の社員をベンチャーに放り込み、決まりがない中での意思決定の練習の場を提供しています。大企業の社員が起業家魂やスピード感を学ぶことができる画期的なサービスです。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、「紳士服のはるやま」でお馴染み株式会社はるやまホールディングス社長、治山正史さんです。3日目の今日は「ジャケット姿で富士山に頂上にたち、スーツでフルマラソンも完走したパワフル広告はどのように生まれたのか」というお話しでした。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Trammps Disco Thema / Trammps
    2曲目 夜をぶっとばせ / ORIGINAL LOVE
    3曲目 More Than Words / Extreme

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  • 2018.5.15

    5月15日(火) The News Masters TOKYO 第290 回

    今週はタケさんがお休みのため、ニューマスはピンチヒッターウィーク!火曜日の主を務めるのは経営学者の楠木建さんです。

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


    ●7時は、「アメリカ大使館が、エルサレムに移転」のニュースにフォーカス。アメリカは、イスラエルの建国70年に合わせて商都テルアビブから、イスラエルの「首都」と認定したエルサレムに大使館を移転しました。しかし、東エルサレムを首都とする国家樹立を目指すパレスチナ側は猛反発しています。


    「国際社会はパワーバランス」という佐々木さん。何が正しいかというのはなく、穏やかに調停するのが国際社会。「パワーバランスを安定させるのが重要である一方、トランプはそれを考えていない。いかに自分たちがアメリカファーストをアピールするかになっている」とコメント。楠木さんも「ビジネスは、誰に嫌われるかが勝負。政治は社会全体に責任を持っている。トランプはビジネス的な割り切りでやっている。」と共感を示しました。

    ●7時30分は、「JTBがタクシー定期サービスをスタート」というニュースにフォーカス。旅行会社大手のJTBは、今年の夏に長野県諏訪市でタクシーに定額で何度でも乗れる「定期券サービス」を高齢者向けに始めます。病院やスーパーなど事前に指定した2~3地点と自宅を行き来出来るもので、料金は月額2万円程度となる見込みです。


    都市部に住んでいる人には、気づきづらい移動手段の問題。地方によっては、呑みに行くのも大変で、運転代行もないから、呑まない人がいたり家族に頼んだりしている人も。高齢者と運転の話でいえば、車免許返上のお話もあります。こういう場合、自動運転車が都心より、地方で生きてくる。ただ、それが普及するまではこの定額サービスが有効になると分析しています。


    【Take Up Sports】
    楠木さんも佐々木さんも、二人ともスポーツをしないということで、スポーツコーナーなのに、前代未聞のテーマ『なぜスポーツが嫌いか』というでお送りしました。

    楠木さん曰く、「音楽と対比して、スポーツは人や自分に勝つ一方、音楽は争いがなく、気持ちいという感じ。汗をかいたり疲れたりするのは好きじゃない。」とのこと。競争戦略が専門ですが、競争は嫌いという楠木さんでした。


    【8時台】
    この時間は、楠木建さんが解説しました。


    ●8時台は、「米ゼロックスが富士フィルムとの合意破棄」の話題にフォーカス。アメリカの事務機器大手ゼロックスは、すでに合意していた富士フィルムホールディングスによる買収計画を破棄し、買収に反対する大株主と新たに和解したことを発表しました。これにより、買収計画の大幅な見直しを迫られることとなった富士フィルム側は抗議のコメントを発表し、今後、訴訟や損害賠償請求も含めた適切な手段をとるとしています。


    本筋はシンプルで、株主のカールアイカーン氏が「ゼロックスを富士フィルムホールディングスに売りたい」と思いながらもダダをこねて反対していることが問題となっています。楠木さんはアイカーン氏について、「20世紀の乗っ取り屋」「ゴリゴリの欲を通す人」と表現していて、本人も「不満や文句を大声で言え!」と公言していることからもわかるように、あらゆる要求を突きつけ欲を満たすようなタイプ。そのため、今回の問題のキーマンになっています。株価が下がっているゼロックスの売却先としては、富士フィルムホールディングスがベストな選択ですが、「ギリギリまでダダをこねることでもっと金払わせよう」というのがアイカーン氏の狙い。このような株主の特徴について楠木さんは、「超短期的には思っている方向に動かせても、多くの人をずっと騙すことはできないため、持久戦に持ち込まれたらうまくいかないだろう」と推測しました。


    ●8時30分は、「米報酬 CEOは社員の何倍か? 初開示」の話題にフォーカス。アメリカの上場企業が、新しい経営指標の開示を始めました。「ペイ・レシオ」というのは、経営トップの報酬がその会社の平均的な従業員の何倍かの比率を表すものです。社内のタテ格差監視のための措置ですが、給与水準が公表されてライバル社や異業種間のヨコ格差までが鮮明になりました。


    そもそもペイ・レシオは、アメリカにてあがった「トップの報酬が高すぎる」という声から、その実情を開示することが求められて始まりました。トップの報酬が少ない日本に対して、高価な値段でトップを引き抜く文化が根付いているアメリカは、まだまだ報酬をもらいすぎている現状です。これについて楠木さんは、「有名人が人気のある時期に報酬を得るのはわかるが、みんなの力で創られている会社のトップが同じように高すぎる報酬を得るのはおかしい。常識的に、能力に合わせて支払うのが大切」と話しました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。今日は、「ぼくたち・わたしたちが本好きになった理由」と題して、本好きの楠木さんと西川アナが、読書への入り口体験などについて話しました。新しい本と出会うために楠木さんがオススメする方法は、「お気に入りの書評家を見つけること」でした。自分の趣味にあった書評家が紹介するブログなどを参考にすれば、高確率でいい本に出会うことができるそうです。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、イーグルバス社長 谷島賢さんです。企業理念の中の1つにある「創客」。「バス会社が客を創る」とはどういうことなのでしょうか。

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  • 2018.5.14

    5月14日(月) The News Masters TOKYO 第289回

    今日からの一週間はタケさんがお休み。ということで今日のピンチヒッターは名越康文さん。


    【7時台】
    毎週月曜日7時台のニュースマスターは、フジテレビ系列28局のニュースサイト FNN.jp のチーフビジョナリスト 清水俊宏さん。


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    ●7時は「612米朝会談安倍総理の考えは?」というテーマにフォーカス。先週、安倍総理大臣は、FNNのニュース番組に出演し、来月12日にシンガポールで開催が決まった、米朝首脳会談や、核・ミサイル問題、拉致問題について見解を語りました。今日は、安倍総理の発言の背景について、政治記者時代に小泉純一郎元総理の総理番を経験し、拉致問題にも詳しい清水さんに伺います。


    シンガポールは日本の大使館があり、アジアでもあり、アメリカ、北朝鮮とも国交がある国です。米国と密接に連携しながら対応できる場所になりました。安倍総理は核・ミサイル問題について「完全かつ検証で可能不可逆的な非核化(CVID)」と言うが、それを達成した後に解除すべきであると発言。また、気になる拉致問題については「日朝のパイプがない」という意味ではなく、北京ルートであらゆる努力を行ってきているし、今も行っていると言います。安倍総理は任期中の「拉致問題解決」に向け、まずは米朝首脳会談の実現に注力、内政は後回しになるのかもしれません。


    ●7時30分は、「四国、外国人のお遍路さん10倍に」と言う話題。日本政府観光局(JNTO)のデータによると、今年の1月から3月の訪日外国人の総数はおよそ760万人で、去年よりも16.5%多くなっています。リピーターも増加する中、今、外国人が目立つようになりました。ちなみに、お遍路さんは、弘法大師ゆかりの土地を巡り、全行程1400キロを歩く巡拝で、香川県さぬき市のおへんろ交流サロン調べでは2016年の7月からの1年間で外国人の歩き遍路は323人。ヨーロッパからの巡拝者は10年でおよそ10倍に増えています。


    統計によると四国を訪れる外国人は3回目以上にリピート率があります。1回目は主要観光地、いわゆる"ゴールデンルート"で、2回目は九州や札幌など大きな地方都市を訪問。3回目にまだ見ぬ日本の風景を求めて四国を訪れるとのことです。聖地巡礼は現在ブームになっており、四国遍路は今後も外国人観光客を魅了する一大ツールになりつつあります。放送では清水さん、名越さんに旅での新しい経験についてお話いただきました。


    【8時台】
    本日8時台のゲストは人気占い師のしいたけさん。


    ●8時は、「しいたけ占い 人気の理由は?」にフォーカス。しいたけさんは、女性向けファッション誌ヴォーグガールで連載を始めて以来、「ものすごく当たる」と話題沸騰、書籍を発売すれば11万部を突破、サイトも大盛況の人気占い師です。また、名越さん主宰の心理学塾のお弟子さんでもあります。そこで今朝は「しいたけ占い」の人気の秘密について、お二人に語り合っていただきました。


    占いもカウンセリングも人間相手、相手をよく見て、ソリューションを提案する仕事です。人が前を向いて生きていく手助けをしたいと言う想いで仕事をしているとお話いただきました。また、しいたけさんにはどんな人が「運がいい人」なのか?と言う質問にも答えていただきました。


    ●8時30分は「名越 × しいたけ、気になるニュースなあの人を斬る!」というテーマ。今日はメジャーリーグ エンゼルスの大谷翔平選手について斬っていただいました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    今朝はリスナーの皆さんの中には「しいたけ占い」がどんなものなのか知らない方もいらっしゃると思います。そこで今日は特別企画「しいたけ占いで明らかになる西川アナってどんな人?」と題して、西川アナがサンプルとなり、「しいたけ占い」の魅力をライブでお伝えしました。


    西川さんがどんな人なのか、仕事は向いているのか、恋愛や結婚はどうなのか!など気になることをズバズバ聞きました。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、イーグルバス社長 谷島賢さん。路線バス業界は国内の約4000社のうち7割が赤字を抱え、業界として縮小の一途をたどっていますが、そんな中、イーグルバスは利用者を年々増やしております。初日は大手バス会社から路線バス事業を引き継ぐことになった時のお話です。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 I Want To Break Free / QUEEN
    2曲目 By The Way / Red Hot Chili Peppers
    3曲目 Hurt So Good / John Mellencamp
    4曲目 月の下で / 名越康文
    5曲目 Black Magic / Little Mix

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  • 2018.5.11

    5月11日(金) The News Masters TOKYO 第288回

    【7時台】
    今日金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさんです。


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    ●7時は、『柳瀬元総理秘書官の参考人招致』のニュースについて。昨日のいわゆる加計学園の問題に関して、柳瀬唯夫元総理秘書官の参考人質疑が衆参両院で行われました。柳瀬氏は従来の答弁を軌道修正し、総理官邸で加計学園の関係者と3回面会したと認めたものの、面会の際の記録を残したとされる愛媛県や今治市の職員のことは記憶が曖昧であるなど、歯切れの悪さが目立つ答弁となりました。参考人質疑のポイントについて、鈴木びんさんに伺いました。


    15年4月の面会で「獣医学部新設の解禁は総理が早急に検討していくと述べている案件だ」と学園側に説明したことは認めました。しかし、「私は普段から『首相』という言葉は使わないので、私の言葉としてはやや違和感がある」と愛媛県文書の記述に疑問を呈し、「今治市の個別プロジェクトが首相案件になると言うとは思わない」と述べました。


    ●7時30分は、『仮想通貨は世界で存在感を拡大させている!』というお話。仮想通貨の巨額流出問題で経営危機となったコインチェック社を買収したマネックスグループは、様々なリスクが懸念されたにも拘わらず、株価が急上昇。1ヶ月間で最大2倍を超え、およそ10年ぶりの高値圏となっています。一時は暴落して低迷した仮想通貨が再び持ち直し、ヤフーが仮想通貨交換業への参入を表明したりなど、業界の動きが活発化しています。今朝は、仮想通貨業界を取り巻く現状について崔さんに伺いました。


    仮想通貨はコインチェックの話で下火になるかと思いきや、買収したマネックスは株価右肩上がりの展開になっています。また、JPモルガンのCEOの「ビットコインは詐欺」発言がありましたが、対してゴールドマンサックスは、「ビットコインは詐欺ではない」とし、仮想通貨の売買を行う計画を明らかにしました。仮想通貨の売買残高の規模は、シンガポールドルなど新興国通貨の規模をはるかに超える規模で、全体で約43兆円、ビットコインだけでも23兆円になりました。最近ではビックカメラがビットコインで支払いができたり,マンションが購入できたりと変わってきています。もうないと言われていた仮想通貨ですが、実は世界ではまたその存在感を拡大させています。詐欺も横行していますが、ハイテク経済の波は止まらないとのことでした。


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    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターはビジネス数学の専門家で、人材教育コンサルタントをされている深沢真太郎さん。


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    ●8時は、これから『数字の読解力』が必要な時代ということで、今朝は、"データを読むチカラ""数学の読解力"について伺いました。


    ニュースは数字を読む練習になるので、ビジネスパーソンの習慣になります。また、「この数字は多いのか?少ない?」「つまりどういうことなのか?」「なぜそうなるのか?」と考えるのが大事だと深沢さんはお話いただきました。いずれは「人間が知りたいデータはほとんど取得できる」世の中になります。と言うことはただデータを持っているだけでは価値がなくなる時代になります。大事なのは、そのデータを通じて「具体策」を導けることでした。


    ●8時30分は、『「はっきり言わない」「訊かれたことに答えない」という病』、数字で会話する「数会話」のススメについて。人材コンサルタントもされている深沢真太郎さんが40代から50代のビジネスパーソンと接していて感じることが『訊かれたことに答えず本質的でないことを延々と語る』そして『数字ではっきり言わない』ということだそうです。


    40代から50代ビジネスパーソンと話していると、まるで政治家の答弁や謝罪会見のよう。ビジネスでは「はっきり言う」と言う行為そのものが評価され、それを認める組織や文化が必要であるとのことでした。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    金曜日のこの時間は「タケタケFriday」。今朝の話題は「理容室のススメ」。タケさんが一昨日行ってきた理容室のお話や理容室と美容室の違いなどを熱く語っていただきました。



    【マスターズインタビュー】
    今週は、「紳士服のはるやま」でおなじみ、株式会社はるやまホールディングス社長、治山正史さん。最終日の今日は、はるやま商事の未来についてのお話です。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 The Living Years / Mike & The Mechanics
    2曲目 If I Only Knew(邦題:恋はメキメキ) / Tom Jones
    3曲目 nostalgia / Every Little Thing

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  • 2018.5.10

    5月10日(木) The News Masters TOKYO 第287回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。


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    ●7時は、「杉並区、小中学校での英語教育の充実に向け早稲田大学と相互協力」の話題。杉並区は教員を目指す学生が教育現場を体験できる機会を提供し、一方、早稲田大学は小中学校の教員向けの研修などを支援します。小学校で英語が必修科目になるのは2020年度からで、それに備えることが目的です。


    2020年度から全国の小学三年生から六年生で英語教育が本格導入されます。3,4年生では外国語活動を導入、5,6年生では教科として成績評価の対象とします。現在は移行期間中で3,4年生で新たに15コマ、5,6年生でこれまでの35コマから50コマに増やすことになっています。さらに2020年度以降は、3,4年で年35コマ以上5,6年で年70コマ以上になる予定です。藤原さんは「そもそも週1コマだと45分×最大年間35 週だから26時間。授業が祝日や行事で潰れることもあるので年間20時間程度、その倍の2コマでも正味40時間で、これで喋れるようにはならないだろう」とお話いただきました。


    ●7時30分は、「母の日のプレゼント 贈りたいものともらって嬉しいものにズレ!」について。「離れて暮らすオトナ親子」のコミュニケーションに関する調査をパナソニックが発表しました。その中の一つ、『こんどの日曜日の「母の日」にどんなプレゼントを考えていますか?』の質問に、親と同居していない30代から40代の子供世代は過半数が「美味しいものや良いものをもらうと嬉しい」と答えたのはおよそ3割と親子かんでズレがあるということがわかりました。13日が「母の日」だと知らなかった藤原さん。お母様に簡単スマホを購入しました。その際、ショップのバイトの男性に教えられ、余計な機能を全てやめてもらったとのことです。藤原さんはこのようなコミュニケーションが大事で、ボケを防ぐなのではないかと話しておりました。


    【8時台】
    本日の8時台のニュースマスターは横浜DeNAベイスターズ前社長でスポーツ庁参与の池田純さん。


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    8時は「AbemaTV 大相撲中継」が若者ファンを増やしているというお話について。5月13日に初日を迎える「大相撲 夏場所」。相次ぐトラブルで揺れ続けている「日本相撲協会」ですが、スマホ世代の若者を取り込む 強力な助っ人が出現しました。インターネットテレビの「AbemaTV」です・いったいどのようにして若い視聴者を獲得しているのでしょうか?


    AbemaTVは、ニュースやオリジナル番組をはじめ、アニメ、ドラマ、音楽、スポーツなどおよそ20チャンネルの多彩な番組をパソコンやスマホ、タブレットなどで会員登録せず、無料で楽しめるインターネットテレビです。NHKの昔ながらの中継は50・60代以上がコアな視聴者。それに対してAbemaTVの「大相撲」は、"相撲を知らない"、"見たことない人"スマホ世代10~30代までを意識して企画されています。また、オリジナル力士紹介VTRや独自解説者の起用など違いを前面に出しており、テレビでは流さないことが"面白い"と思ってフックになるとのことでした。


    8時30分はプロ野球を対象とした「野球くじ」の導入は見送りか?というニュースについて。12球団の実務者による実行委員会が今週開かれ、野球振興事業の財源の一つとして検討されている「野球くじ」について、導入は事実上、暗礁に乗り上げていることが関係者の発言からわかりました。


    「野球くじ」とはtotoの相性で呼ばれるスポーツ振興くじ「サッカーくじ」のように、プロ野球の試合を対象としたのが「野球くじ」。スポーツ振興と言いながら、現状ではサッカーしか行われておらず。収益の一部が「スポーツ団体へ助成される」とのことなので、人気スポーツのプロ野球もぜひ始めて欲しいと「超党派の国会議員で作るスポーツ議員連盟」から去年5月に要望があり検討に入っています。しかし、プロ野球機構は乗り気ではありません。それは①野球賭博、八百長試合を連想されたくない。②「野球くじ」の提案が球界からではなく「超党派のスポーツ議員連盟」や「国」からの要請である点。③「スポーツ振興」「野球振興」と言いながらどのくらいの金額をどのように使われるのか不透明である という3つの理由から。「野球振興」のための財源確保に「プロ野球くじ」という発想だがコンピュータでランダムに選ばれた数字で当選というのは野球との関連性がなく、なんかしっくりこないというお話でした。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    木曜日「ヒットの芽」ユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介しています。今日は"DFree"をご紹介。トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社の代表取締役、中西敦士さんにお電話で伺いました。排泄予測デバイス"DFree"とはおしっこのタイミングを"もうすぐ出るよ"と教えてくれるものです。膀胱の辺りに、手のひらサイズのセンサー"DFree"を装着。装着すると超音波で膀胱の様子を計測。計測した情報は、スマートフォンやパソコンなどに送られ、膀胱の中の水分量が表示されるというものです。


    "DFree"は昨年春から介護施設むけに販売を開始、国内150の施設に導入されています。一大月額6000〜10000円ほど。また、今年の夏には個人向けのサービスが開始される予定です。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、「紳士服のはるやま」でおなじみ、株式会社はるやまホールディングス社長、治山正史さん。4日目の今日ははるやま商事が行った画期的な働き方改革のお話です。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 You Learn / Alanis Morissette
    2曲目 HANDS / m-flo
    3曲目 The Downeaster "Alexa" / Billy Joel

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  • 2018.5.09

    5月9日(水) The News Masters TOKYO 第286回

    【7時台】
    水曜日の7時台のニュースマスターは、国際ジャーナリストの高橋浩祐さんです。


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    ●7時は、『なぜ北朝鮮は対話ムード?』の話題にフォーカス。北朝鮮の朝鮮労働党委員長が中国の大連を訪問し、国家主席と会談しました。キム委員長は3月末にペキンを訪問、習主席と会談したばかりですが、来月上旬までに開催が見込まれる米朝首脳会談を控え、「後ろ盾」となる中国との連携を誇示し、対米交渉を有利に進める思惑があるとみられます。


    北朝鮮が今年に入り対話ムードになってきた理由について高橋さんは、2つの見方があると解説しました。ひとつめは、「アメリカの経済制裁で追い込まれて北朝鮮が屈服した」という考え方。そのためアメリカは、上から目線で北朝鮮に対して無理難題を突きつけている現状があります。ふたつめは、「核武力が完成し、自信を持ったため、対話攻勢に向かってきた」という理由。北朝鮮は圧力に屈せずに計画的に米国との交渉に臨んでいるという見方です。その他、南北首脳会談の歴史的な意義について解説しました。


    ●7時30分は、『アメリカ、イラン核合意から離脱。トランプ大統領の思惑は?』の話題にフォーカス。トランプ大統領はアメリカがイラン核合意から離脱し、イランへの制裁を再開することを発表しました。トランプ大統領はホワイトハウスの演説で、「イラン合意にはその中核に欠陥がある」と指摘し、「私は今日、アメリカがイラン核合意から離脱すると発表する」と表明。イランに「最高レベルの経済制裁」を課す意向を示しています。


    トランプ大統領は北朝鮮に対して、「言うことを聞かないとイランみたいになるぞ!」と脅している可能性がありますが、北朝鮮からしたら「トランプは合意をすぐに引っくり返す」と不審がられているかもしれません。高橋さんは、「トランプが1期目で終わらない限りこの問題が良くなることはないのでは」と話し、トランプと和平交渉をうまくやろうと試みる安倍総理に対しても、「イスラエル寄りに傾いているトランプに、もっとイランとバランスよくやって!と意見してほしい。そのために外交の後ろ盾になるような防衛力をつける必要があるかもしれない」と話しました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。


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    ●8時台は、『武田薬品、7兆円でシャイアー買収』の話題にフォーカス。武田薬品工業は、アイルランドの製薬大手のシャイアーをおよそ7兆円で買収することに合意したと発表しました。これは国内勢で過去最高額の海外企業の買収となります。医療用医薬品の売上高は両社を単純に合わせて2兆8135億円となり、 業界で世界9位に浮上。トップ10に入る製薬会社が日本で初めて誕生します。


    買収の理由は2つあると入山さんは話しました。ひとつめは、新薬を出すための研究開発費が高額で、市場に出せる薬を作れる確率はとても低く、能力の高い研究者をたくさん抱えていることが重要視されていること。ふたつめは、シャイアーが武田製薬が注力したいと考える、利益率の高い希少疾患領域の医薬品を持っていること。主力薬の特許切れで稼ぐ力が衰えている武田は、シャイアーの完全子会社化で研究開発力の強化や収益力の改善、アメリカ市場での販路拡大につなげようという考えです。


    ●8時30分は、『飲料業界の新たなトレンド』の話題にフォーカス。コーヒー飲料では、サントリー食品インターナショナルが昨年にペットボトル入りの「クラフトボス」を発売しました。ちびちびだらだらと飲む「ちびだら飲み」をしやすいと、若者や女性に好評となり、これまでに3億6千万本以上が売れました。


    缶コーヒービジネスは、日本独自の物で、これまでのターゲットは工場や建築現場で働く人を想定した自販機による販売でした。飲み切らないといけないのがネックでしたが、今人気が上がっているのは、ペットボトルのコンビニコーヒーです。これは、短い時間にコーヒーを飲む現場仕事ではなく、オフィスで「ちびだら飲み」をする人が増えているという背景が理由としてあげられます。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』! 知っておきたい様々な会社や組織、その取り組みを、今朝は塚本ディレクターが紹介しました。今日紹介したのは、日本茶のパッケージメーカーの株式会社「吉村」の取り組みです。


    取引先とのパートナーシップ、社員とのパートナーシップ、そして消費者とのパートナーシップなど、経営の理念にパートナーシップを掲げる会社は少なくありません。そんな中で、東京品川区にある株式会社「吉村」は、このほど、そのパートナーシップの実践が評価されて、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の中小企業基盤整備機構理事長賞を受賞しました。


    「社員にとって自分がパートナーと思ってもらえているか」ということを真剣に考える橋本社長。株式会社「吉村」では、この12年間出産を理由に退職した社員はゼロ。また、派遣社員も2年間で全員が正社員になっています。ホワイト企業こそ、業績があがる。そんなモデルケースを見たような気がします。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、「紳士服のはるやま」でお馴染み株式会社はるやまホールディングス社長、治山正史さんです。3日目の今日は「ジャケット姿で富士山に頂上にたち、スーツでフルマラソンも完走したパワフル広告はどのように生まれたのか」というお話しでした。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Lost In Love / Air Supply
    2曲目 世界中の誰よりきっと / 中山美穂 & WANDS

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  • 2018.5.08

    5月8日(火) The News Masters TOKYO 第285回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


    ●7時は、「青山ブックセンター六本木店閉店」のニュースにフォーカス。書店「青山ブックセンター」の六本木店が6月25日の営業を最後に閉店することが分かりました。六本木店は昭和55年に開店。今回の閉店で店舗は本店の1店舗のみになります。

    佐々木さんにとっては20代のときの文化の中心だったABC六本木店。当時は、デザイン系の本や美術書を買っていたそうです。当時は世間的にも、教養に対するあこがれが当時はあり、背伸びして高い本を買ったのだとか。しかし、2000年代に入ってその教養が崩壊。クラシックを聴いていると言っても最近では、オタク扱い。書店もそうしたあおりを受け、書店が文化の中心ではなくなったと分析しています。


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    ●7時30分は、「休眠預金の活用法」にフォーカス。金融庁の推計によると、金融機関の口座で10年以上放置されている預金"休眠預金"は、毎年およそ1200億円発生し、預金者に払い戻されるのは500億円程度となっています。今年1月に施行された休眠預金活用法は、残りのおよそ700億円を「眠れる資産」として活用し、民間の公益活動の支援を行うというものです。各銀行から集まった休眠預金は、総理大臣が指定する「指定活用団体」で厳正に管理され、地域の資金分配団体を経て「過疎地の雪下ろし」や「障碍者の雇用促進」といった民間公益活動を行うNPO法人への助成や出資を行います。


    佐々木さんは、日本の銀行の問題は投資ではなく融資に寄っていることを指摘。その融資も担保や保証人があるかどうかで、失敗したら次は無いのが現状です。地銀にはお金が溢れていると言われますが、現在の地銀の最大の問題はお金を貸すところがないこと。「銀行がお金を回すように投資をすべき」とコメントしました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、経営学者の楠木建さんです。


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    ●8時は、今年シェアを伸ばしているキリンビールの話題にフォーカス! ビール会社大手の中で「独り負け」が続いていたキリンビールが、今年に入ってシェアを伸ばしています。去年は大手4社の中で唯一、ビール類のシェアを落としましたが、今年の1月から3月の販売数量はマーケットの平均がおよそ1%減少したにもかかわらず、前年の同じ時期に比べて5%の増加と健闘しています。


    楠木さんは、キリンビールの業績好調の理由について、新商品の数を少なくしたことをあげました。これまでは、次から次に新商品を投入していて、麦系だけでも12種類出してきましたがなかなかうまくいきませんでした。この失敗を例に、「安易に新商品を出すのは悪手。例えばスマートフォンなら新しい機種が発売された時に全く新しいものを提案しやすいが、飲食はそれが難しい。新商品を出すなら本当にいいと思ったものに絞らないといけない。多様なニーズに対応するのは良くない経営方だ」と解説しました。


    ●8時30分は、ビジネスマン向けのスニーカーの話題にフォーカス! ビジネスマン向けのスニーカーなど、「オフィスカジュアル」を意識した靴に注目が集まっています。スポーツ庁が推進するスニーカー通勤を商機ととらえる百貨店などではスーツやシャツなどのクールビズ商戦と絡めてオフィスカジュアル靴の提案を強化し、売り上げを伸ばしています。


    衣食住の需要については、一瞬のブームと違って、長期的に続いていくブームがあり、それを「メガトレンド」と言います。楠木さん曰く、「衣」のメガトレンドは「カジュアル化」だそうです。「衣」の部類に属するスニーカーもその流れに乗って、よりラフでシジネスシーンでも使用できるものが増えています。タケさんも賛同の「カジュアル化」は、今後もトレンドになりそうです。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。ビジネスパーソンに、"今ぜひ読んでほしい!"、"いつかきっと役に立つ!"本を紹介します!今日は、楽天グループのオンライン書店・楽天ブックスの書籍チームの近 美冬さんから『ファンベース 支持され、愛され、長く売れ続けるために』(佐藤尚之/ちくま新書)をご紹介いただきました。


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    ファンを大切にして、ファンをベースにして売り上げや価値を上げていく考え方や、具体的で効果的な運用方法が豊富なデータや事例で紹介されています。今年の2月発売され、楽天ブックスでも売れています。新書で読みやすいところもおすすめポイントです。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、「紳士服のはるやま」でお馴染み株式会社はるやまホールディングス社長、治山正史さんです。2日目の今日は、無茶でわがままだけどとんでもなくポジティブ!そんな社長のお話でした。


    今日の楽曲
    1曲目 Please Mr Postman / The Carpenters
    2曲目 Lady Marmalade / LaBelle
    3曲目 私の歌 / 松崎しげる

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