福井謙二グッモニ 6月24日(金) 第844回

みなさん、こんにちは。福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターは慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授の夏野剛さん。

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以前、夏野さんにロート製薬が副業を認める制度「社外チャレンジワーク制度」をスタートさせるというニュースを紹介していただきましたが、この制度がついにスタートし、60人の社員が応募したそうです。

この「社外チャレンジワーク制度」は、休日や就業時間外に社外で働き、収入を得ることができる制度。
対象は入社3年目以降の国内正社員。
希望する副業内容を上司を通さず、直接人事部に申告し、面談を行い、認められれば始めることができます。

副業先の希望で最も多いのはドラッグストア。
研究開発やマーケティングの部門に所属し、薬剤師の資格を持つ社員が「お客さんの生の声を聞きたい」と希望しているそう。
また、生産管理を担当していた社員は地ビールの製造・販売会社を立ち上げ、夏のお中元シーズンに向け、既に地ビールを製造しているといいます。

最近では、ロート製薬以外にも副業を認める制度を採用する会社は増えてきています。

副業を認めるとなると、会社が社員をどこまで、どう管理するかという問題が出てきますが、夏野さんは「管理職は社員を労働時間でしばるのではなく、本当の意味で社員にどんな適正があって、どんなアウトプットをしているのかを把握するのが仕事」と話していました。


今朝の特派員は八木菜緒アナウンサー。

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今日は誰でも楽して簡単にお小遣い稼ぎができちゃうという「シェアリングエコノミー」をご紹介。

「シェアリングエコノミー」とは、インターネットを通じて、モノやサービスを個人間で貸し借りしたり、企業から借りたりする生活スタイル。
会員どうしで車を共有する「カーシェアリング」や「民泊」システムの「Airbnb」がありますが、今日は目線を変えて、個人が誰でも簡単にオーナーになってお小遣い稼ぎができるものを紹介しました。

パーティードレス・ワンピースのレンタルサイト「ドレスシェア」は、
着なくなったドレスやワンピースを預けると、着たい人にレンタルしてくれます。
レンタル料金の15%が自分のものになるシステムで、1着4,900円で貸出しするので、1回の貸出しにつき、735円になります。

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「女性はドレスをたくさん持っているけど、なかなか着る機会が少ないから、すごくいいですね」と水谷さん。

ただ、予想を上回る人気になったということで、現在、ドレスの委託レンタル・買取りの受付を一時停止しています。
再開時期は未定ですが、気になる方はまめにホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。

スタジオで盛り上がったのが、自分の部屋を撮影ロケに貸し出す「ロケスタ」のロケハウスオーナーズプラン。
例えば「中野区野方/男性の部屋/ワンルーム」で1時間1万5千円の料金になり、使用されるとそのままの金額が即日もらえます。

こちらも人気になったため、現在は登録の受付を中止していますが、応募メールは募集中です。
意外にも、古い民家や汚い部屋、男性の一人暮らしの高級ではないワンルームの部屋などに需要があるそうです。

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「福井邸も出してみようかな...」と福井さん

みなさんも手元にあるもので気軽にお小遣い稼ぎをしてみてはいかがでしょうか。


エンタメいまのうちは近年の和食ブームとともに、世界でも注目を集める「箸」。そして箸づかいについて、「日本箸文化協会」代表の小倉朋子さんにお話を伺いました。

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「日本箸文化協会」が発足したのは、2008年8月4日、箸に感謝する「箸の日」
持ち方だけでなく、食ときちんと向き合う。一食の大切さを知って欲しいという想いから発足したそうです。

活動内容は企業、教育機関、自治体などにおけるセミナーや各種イベントの他、"箸の伝道師"が増えることを願って世界で唯一の「箸検定」も行っています。
「箸検定」は「ベーシック」「アドバンス」「エキスパート」の3段階あり、「ベーシック」に合格すると「箸ソムリエ」(箸文化大使)になることができ、さらにその後、アドバンス・エキスパートと合格すれば、協会認定の講師になることができるということです。

「箸ソムリエ」になりたいという人は「箸検定ベーシック」が、8月7日に開催されます。
詳しくは、日本箸文化協会のホームページをチェックしてみてください。


そして今日は福井さんの箸づかいをチェックしていただきました。

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福井さんの前には箸と、お皿の中に煮卵が。
正しいと思う通りに煮卵を食べてもらいました。

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さて...結果は...?
50点!!
おそらく甘く採点してもらって50点なので、厳しい目で採点すると35点くらいでしょうか。

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その後、箸づかいについてのアドバイスや「嫌い箸」「忌み箸」についても教えていただきました。

小倉さんは食の総合コンサルタントとしても、飲食店のメニュー開発、講演会を行ったり、本を出版されたり多岐にわたって活躍されています。
昨年12月には『私が最近弱っているのは 毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』が文響社から発売。
また、KADOKAWAから8月26日に『美しい人は正しい食べ方を知っている』という本が出版されます。

ぜひ、こちらもチェックしてみてください。

♪本日の楽曲
「君は薔薇より美しい」 布施明

今週もお聞きいただきありがとうございました。
来週もお楽しみに!!

グッモニ 2016年6月24日
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