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(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2013年3月26日
3月24日 第50回放送
黒い布袍(僧衣)にピンクの袈裟を着けてギター片手に登場した三浦明利(あかり)さんは
奈良県吉野郡大淀町にある室町時代に創建された浄土真宗本願寺派『光明寺』の住職であり
仏教の世界観を歌詞に込めて歌う注目の「慈しみ系シンガーソングライター」でもあります。
例によって鎌田さんが突然「お経を聞きたいなぁ」と言い放ったリクエストに対しても臆せず
笑顔で「仏説阿弥陀経(ぶっせつあみだきょう)」のさわりを唱えて応える三浦さんの「声」 は、まさに伸びやかで澄みきったボーカリストの声です。毎朝6時から本堂で読経のお勤めを しており、ボイストレーニングも兼ねたお勤めの調子で、その日の体調もわかるといいます。
月々の命日に門徒さん(檀家)の家を訪れる「月忌参り」も、ほぼ毎日5軒~10軒あるので 忙しい日々だが、門徒さんの話を聞くのがこれまた楽しみという住職として4年の三浦さん。
『光明寺』の一人娘として生まれた三浦さんは、子供の頃からピアノやギターを習い、高校や 大学時代はバンド活動に夢中。音楽にのめり込んで大規模なオーディションでは複数回優勝。 CDデビューに至ったところで、父の失踪と母の闘病が重なり、寺を継ぐためバンドを脱退。
慣れぬ住職の仕事に不満を募らせながらも、周囲に支えられて今の自分があることを実感し、 「仏教に毎日触れているからこそ、表現できるものがあるはず」と音楽活動も再開しました。
浄土真宗の祖師・親鸞聖人は、仏の教えを易しく説く「和讃」を500首ほど選んで「今様」 という当時の流行歌(?)にして広めました。その中からの1首『恩徳讃(おんどくさん)』
をファンキーなアレンジで♪如来大悲の恩徳は身を粉にしても報ずべし・・・♪と三浦さん。
もちろん、「慈しみ系シンガーソングライター」としてのオリジナルも番組で披露しています。
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2013年3月19日
3月17日 第49回放送
鎌田さんが「じゃがいも兄弟」のお兄さんと慕うサックス奏者坂田明さんをスタジオに迎えて
東日本大震災後の福島での鎮魂祭や「いのちが透けて見える」ミジンコの話で盛り上がる。
医学生の頃から坂田さんに憧れていたという鎌田さん。ミュージシャン小室等さんの紹介で知
り合い、その後は「地域医療学会」や「歯科保存学会」のシンポジウムに2人一緒に招かれた
り永六輔さんや小室等さんとジョイントライブを開催する仲という「じゃがいも兄弟」。
坂田さんは「東日本大震災」から3ヵ月後に福島に駆けつけ、犠牲になった方々への鎮魂祭で
追悼の演奏。心を震わせるような『浜辺の歌』の演奏に、参列者は心の浄化が出来たとか。
また、7年前に鎌田さんとベラルーシ共和国のチェルノブイリへ行き、白血病の病棟で患者や
医療スタッフを前に演奏した映画『ひまわり』のテーマを聴衆は涙と共に聴いたと鎌田さん。
帰途の夜汽車で『がんばらないレーベル』の立ち上げを相談し、CD『ひまわり』と『おむす
び』が誕生。その利益は全てイラク、チェルノブイリ、福島の子どもの為に使われています。
もう一つの坂田明さんの顔は「ミジンコウォッチャー」と称してミジンコ研究30年の大家。
近著『私説ミジンコ大全~人間とミジンコがつながる世界認識~』(晶文社)を紹介しながら
「ミジンコはミジンコの都合で生きている。人間は自分たちの都合がすべてに通じるという奢
りを捨てるべき!ミジンコは透明な身体で、いのちの何たるかを教えてくれている」と発言。
また、ミジンコ・小魚・大魚・人間へと「いのちの連鎖」を教わり、いとおしさをも感じる。
わずか体長2ミリ寿命3週間の小さなミジンコから教わるものは多いと坂田さんは語ります。
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2013年3月12日
3月10日 第48回放送
「東日本大震災」から明日11日で丸2年になります。震災を描いた映画も続々と公開されて
いるので、今回はオトナがほっとする映画、震災関連の映画を紹介します。
まずは「ほっとする」映画。『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』。神秘の国インドの
高級リゾートホテルで、穏やかで心地よい日々を!という謳い文句にひかれて訪れた英国人の
男女7人が繰り広げるコメディタッチの映画。第2の人生を歩みだす彼らに覚醒のチャンス。
2本目は、イタリアの小さな漁師町を舞台にした『ある海辺の詩人-小さなヴェニスで-』。
ヒロインは中国の漁村から借金を返す為に幼い息子を置いてイタリアに働きにきた若い母親。
男は旧ユーゴスラビアからイタリアへやってきた年老いた漁師。男は仲間から詩人といわれて
いたが、詩らしい詩は書いたことがない。淡い恋心が芽生えて男は彼女に心に入る詩を贈る。
鎌田さんと村上さんが、思わず「羨ましいなぁ」というオトナの恋がそこにあります。
後半は、原発や福島をテーマにした映画紹介。チェルノブイリ近郊の立入制限区域内で撮影さ
れた初の映画『故郷よ』。1986年4月26日の事故当日。チェルノブイリから3キロの隣
町プリピャチが舞台。この日に結婚式を挙げた花嫁のアーニャと新郎。原子力発電所の技師ア
レクセイとその家族。事故そのものではなく、一瞬にして幸せを奪われた人々の、魂の軌跡を
丹念に描き切った映画で、故郷に留まる人、戻る人、戻れない人、故郷への想いは深く熱い。
最後は、『わすれない ふくしま』。福島県飯舘村の避難民家族と、その知人で自殺した酪農
家と、いまも警戒区域で300頭の牛を飼い続けている酪農家の日常を追った記録映画です。
【プレゼント】『ある海辺の詩人』(ペアで3組)、『わすれない ふくしま』(5名)の
鑑賞券を抽選で進呈します。ご希望の作品を選び、3月15日必着でご応募ください。
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2013年3月 5日
3月3日 第47回放送
3月3日は女の子のお祭り。姿かたちだけでなく、言葉やしぐさが美しい人にひかれる二人が
「美」を追求する人々を俎上に載せ、美しさや美を感じる瞬間などについて語り合います。
鎌田さんが開口一番に美人として出した名前が女優の樹木希林さん。20代から名脇役として
今日まで生き残れた理由と、彼女の衣裳に対する考え方など「なるほど!」の興味深い話。
また、地元の茅野『尖石縄文考古館』にある「縄文のビーナス」と呼ばれる美形の国宝土偶。
顔はハート形のお面を被ったような形。切れ長のつり上がった目や、尖った鼻に針で刺したよ
うな小さな穴、小さなおちょぼ口。胸は小さくつまみ出されたように着けられているが、お腹
とお尻は大きく張り出しており、妊娠した女性は美しい!という基準が縄文時代にもあった?
一方の村上さん、先頃亡くなった市川團十郎さんの歌舞伎に端を発した話から歌舞伎の様式美
や洗練された手順・形式に存在する美しさ。市川家の伝統芸「見得」も切り取られた瞬間美。
洗練された芸から生まれる歌舞伎の美しさを語ります。
さらに、鎌田さんが「利他の生き方が美しい!」と紹介したカリスマ美容師の篠田久男さん。
ステージ4の悪性リンパ腫と闘いながら、人のためにいのちを懸ける福祉美容師の篠田さんの
モットーは、美しいカットによって、人は明るくなれる。年齢や障がいや病気など関係ない。
相手がどんな人であれ、美を追求してカット。その人にとって、いちばん美しい髪型にする。
満身創痍の身体で、人のために生きる姿が美しい。実践することの美しさに肖りたい!
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