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(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2014年4月28日
4月27日 第106回放送
鎌田さんは「人間はどこから来て、どこへ行こうとしているのか、人間とは何か?」を
若い頃から考え続け、近年は「文献を読むだけでなく、その場所に立ち考えたかった」
と積極的に海外を旅しながら考えて、この度『人間らしくヘンテコでいい』という本に
まとめました。タイトルはヘンテコですが、至極真面目なエッセイを俎上に載せます。
きっかけは6年前の北極圏の旅。グリーンランドのイスア地方を訪れた時に地球創生期
の地層から発見された「38億年前の微生物の痕跡」を知ります。そして700万年前
に東アフリカに現れた最初の人類の祖先を知り、現在の人類の祖先とされる20万年前
の「ミトコンドリア・イブ」と呼ばれる女性と「生命のつながり」を感じた鎌田さん。
東アフリカの大地溝帯に住んでいた「変わった若者」が安住の地を捨て「出アフリカ」
を試みて、東へ東へと移動し今日の私たちの祖先となりますが幼い頃かろ「変わり者」
を自覚していた鎌田さんは、太古のヘンテコな人間に興味を抱いて3度アフリカ取材。
更に、アウシュビッツの強制収容所を訪れた時、20世紀を代表する頭脳明晰な哲学者
のハイデッカーが何故ナチスに協力したか?人間は不可解な存在であると実感します。
鎌田さんは、本能や無意識の世界を大切にしながら、暴走させないよう、理性と意識に
磨きをかける必要があると言い、自分と価値観の異なるたくさんの人と関わり、残虐性
や愚かさを見据え、体の芯で考え抜く。また、利己的な生命体が利他的に生きることで
生きやすくなり、幸せを感じるようになっているとも。人間らしさ=ヘンテコと説く。
■プレゼント■『人間らしくヘンテコでいい』(集英社)を鎌田さんのサインを入れて
5名様に進呈いたします。住所、氏名、電話番号を明記、5月7日必着で応募下さい。
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2014年4月21日
4月20日 第105回放送
遺言やユニークな会葬御礼を書いている鎌田さん。遺言の下書きをしている村上さん。
共に還暦を過ぎ、そのときのために少しずつ支度をしている二人の前に現れたゲストは
「生前葬コンサート」をするという古希を迎えたシンガーソングライター小椋佳さん。
『俺たちの旅/中村雅俊』『シクラメンのかほり/布施明』『愛燦々/美空ひばり』等
ヒットメーカーの小椋佳さん。2000曲余りの作品は自身も把握しきれないという。
過去に2回の大病を経験。「病院に行くと病気になりそう」と会社員時代から定期検診
もさぼっていた小椋さん。56歳の時、依頼を受けて『国立看護大学校』の校歌を作り
そのご縁で検診受けたところ、胃がんが見つかり、57歳の5月、胃の4分の3切除。
胆のう、副腎の1つずつ切除。この「がんのおかげで長生き出来た!」と思っている。
2回目は68歳になったばかりの2年前、高熱で入院したら肝機能障害「劇症肝炎」。
1ケ月半にわたる養生でなんとか正常値に戻り、以来「歩禅」と名付けた散歩を一日も
欠かさずに毎日1時間義務付けている。ところが、2月9日大雪にもめげずに歩禅奨励
とばかりに雪の中を歩きだして転倒、右手首骨折という不運に見舞われたが「舌好調」
「きり」のいい年に「けり」つけたいと70歳の決意。最後のアルバムづくりにかかり
『闌(たけなわ)』を発表。「縁も闌ですが...」のタケナワ。本来は真っ盛りの意味で
すが、閉幕を意味する言葉として使い、自身で句読点を打つのにピッタリな言葉です。
『小椋佳 生前葬コンサート』は9月12日から4日間、NHKホールで開催します。
1日25曲ずつ合計100曲重複なしで披露し、ヒット曲はアンコールで応える趣向。
その他、幼馴染でゴールインした佳穂里夫人や「慢性現状不満症」の実態を語ります。
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2014年4月16日
4月13日 第104回放送
成人式は20歳。10歳はその半分だから「2分の1成人式」。近年は10歳を迎える
小学4年生を対象に実施する小学校が増えています。子どもに過去、現在、未来を意識
させて心の成長を促すというものです。今回は『10歳』をテーマに語り合います。
心理学者の河合隼雄さんは「子どもは10歳くらいになった時、この世に"私"という
唯一の存在があることを強く意識する。それは自立の方向に向かう強さと孤独の淋しさ
による不安をともに感じさせるものであり、10歳が大事な転換期であるということは
それが危機であることをも意味している」と述べその時期の重要性を主張しています。
杉並区内の小学校で10歳を迎えた鎌田少年は、ガキ大将で自己肯定感が極めて強い子
だったそうです。野球に夢中になる一方で、貧しさから脱却するには勉強しかないとの
考えも持ち、級友の2倍の勉強をして優秀を保ち、頑張り屋の鎌田少年が誕生します。
片や村上少年の10歳は、新幹線が開業する前、特急『ひびき』に乗って家族3人京都
から千葉県柏市に引っ越し人生初のターニングポイントを経験。転校先では言葉の違い
などに戸惑いを感じながらも、いじめられたという記憶が希薄なのは幸運なことです。
鎌田さんの新刊『未来を生きるきみたちへ』は、命と平和の大切さを次世代に生きるす
べての人に向けて送るメッセージ本ですが、母校の和田小学校、福島県や地元の長野県
の中学校で子供たちに講演したテーマをまとめたものです。何のために勉強するのか?
どうして差別はいけないのか?命はどうして大切なのか?子どもの目線で書きました。
■プレゼント■ 鎌田さんの新刊『未来を生きるきみたちへ』(小学館)をサイン入り
で5名様に進呈いたします。住所、氏名、電話番号を明記、18日消印有効で応募下さい。
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2014年4月 7日
4月6日 第103回放送
さだまさしさんは鎌田さん村上さん共通の友人。そのさださんの短編小説をもとにした
5作目の映画『サクラサク』が公開されたのを機に、二人で勝手に映画公開記念企画?
『さだまさしがいないところでさだまさしを語る』と題してたっぷりと語り合います。
行商のおばさんと村人のふれあいを暖かく描く原田泰治さんの絵本『さだおばさん』を
読んで感動したさだまさしさんは、原田さんにぜひ会いたいと諏訪に出掛け、たちまち
二人は意気投合。そして、原田さんの紹介で鎌田さんとさださんは知り合い長いお付き
合いが続いています。さださんの『風に立つライオン』は、アフリカでボランティアと
して働いた医師の柴田紘一郎さんのエピソードから誕生した名曲ですが、「ボクたちは
あんな凄いライオンじゃないけど、八ヶ岳に立つ野ウサギくらいにはなりたいと励まし
合っているんだよ」と食事会の席でさださんが耳にした鎌田さんと諏訪地方で僻地医療
に取り組んでいた小松道俊さんの会話から出来たのが『八ヶ岳に立つ野ウサギ』です。
人を幸せにするホルモン「オキシトシン」たっぷりのさださんは、幾たびも東北の被災
地域に足を運び、被災地支援を行なっています。鎌田さんの活動のよき理解者で一緒に
支えてくれる頼もしい助っ人でもあるさだまさしさん。震災後「こういうときのために
有名人になった」といい「勇気と元気は使えば使うほど増えていく」が口癖のさださん
陸前高田市でケアマネージャーとして働くKさん。津波で夫を失い、地震で家は倒壊。
それでも避難所で寝たきり高齢者の世話に明け暮れ、疲労困憊の中で自動車事故に遭い
右手を失いました。公演先でKさんと知り合った鎌田さんは、Kさん夫妻がさだファン
だった事をさださんに伝えるとコンサートで夢のような出来事が...。内容はPlay!
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