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(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2014年12月22日
12月21日 第138回放送
「感性」とは、美意識や直感力のような「脳の潜在域で起こる意識のイベント」です。
個人の才能やセンスとして、客観的には語りきれないとされた分野でしたが、脳科学が
発達したおかげで、感性は科学的に解明されつつあります。テーマは「感性と言葉」。
「感性リサーチ」とは? 聞き慣れない言葉ですが、脳の潜在域で起こる事を研究して
ビジネスや人間関係などに活かすことです。同分野の第一人者黒川伊保子さんをゲスト
にお迎えしました。黒川さんは、奈良女子大学で物理学を専攻され、富士通の研究所で
人工知能の研究開発を続け、脳科学の見地から市場の気分を読み解く感性アナリストと
して独立。現在は商品のブランディングやネーミングの際にその実力を発揮しています
『日曜はがんばらない』は?黒川さん曰く「意味的には心を掴むいい番組名だがガンバ
は力が入るので、語感的には『日曜はのほほん』の方が伝わるかも」と分析しました。
鎌田實のミノルの「う段」の音で終わる名前は、舌を奥にぐっと引く音なので、内在し
たものの強さや、内に秘めた物を感じさせるクリエイティブで期待感を抱かせる名前と
評し、村上さんのノブオの「ノ」は舌を優しく上顎に付けた後大きく広げる音。「オ」
は包み込む音。「ノ」と「オ」が人を包み込む。「ブ」は舌を震わせて賑やかで生命力
を感じさせる音なので、優しさと人情を感じさせブロードキャスターに合う名前とか。
その他に、脳科学の見地から男性と女性の性差(考え方や価値観を含む)について話し
右脳と左脳の連携の強弱が男性脳と女性脳を分けているということで科学的に男女差を
論じています。普段の日常生活から仕事や恋愛まで男女の織りなす理解が不能な互いの
コミュニケーションにずれが生じる理由がわかります。意見があわなくて当然と納得!
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2014年12月15日
12月14日 第137回放送
いきなり「職業としての気象は好きではない!」と挑発的な発言をして驚かせるお天気
キャスター(気象予報士)の森田正光さんをゲストに迎え「本」にまつわる談義です。
新刊『「役に立たない」と思う本こそ買え』(dZERO)は森田さんの半世紀に亘る
読書遍歴から約70冊を厳選した本の案内本で、本は人生を豊かにすると力説します。
森田さんと村上さんは将棋好き、そして鎌田さんも対談したことがある棋士の米長邦雄
さんの本『われ敗れたり』(中央公論新社)から俎上に載せます。同書は棋士として初
めてコンピュータの将棋ソフトに負けた第一回電王戦についての敗戦記です。2冊目は
鎌田さんが『人間らしくヘンテコでいい』(集英社)を書くきっかけにもなったクリス
トファーロイド著『137億年の物語』(文藝春秋)。3冊目は動物行動学研究家の竹
内久美子著『浮気人類進化論』(文藝春秋)で、サルはなぜ人間に進化したのか?それ
は言葉による男と女の駆け引き、騙し合い、浮気のせいだったと大胆仮説が面白い本。
その他に、『阿Q正伝』や『狂人日記』などで現代中国文学の父と称される魯迅の言葉
「絶望の虚妄なるは希望の虚妄なるに相同じい」を森田さん流に解釈したり、哲学者の
中島義道著『ぐれる!』(新潮新書)を説きながら、「しぐれ(時雨)のシは風のこと
グレは乱れる-だからで風がグレルからしぐれ(時雨)」とお天気キャスターの一面を
のぞかせ「お天気の森田さん」は大変な読書家で博学多識の人であることが伺えます。
■プレゼント!JKAの季刊誌『ぺだる』&カレンダーをセットで5名様に進呈します
ご希望の方は、住所・氏名を明記のうえご応募ください、19日(金)必着です。
■メール募集!テーマは「今年の私の3大ニュース」、「来年、絶対叶える目標」です
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2014年12月 8日
12月7日 第136回放送
今年も「哲学のあるチョコ募金」のシーズンになりました。鎌田さんが代表理事をつと
める「日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET・ジムネット)」は、来年の
バレンタインデーまでに義理チョコの代替に「哲学のあるチョコ」の配布を呼び掛けて
代表本人が東奔西走の日々。ゲストは関連イベントに出演する声優の日高のり子さん。
JIM-NETは、2003年のイラク戦争を機に設立された医療支援のネットワーク
です。イラクの小児がんの子どもたち支援として、医薬品を送ったり、医療技術を指導
しています。募金は東日本大震災以降、放射能から福島の子どもを守る活動にも使われ
2012年からはシリアの内戦で苦しむ妊婦さんの支援にも使われています。更に内戦
で傷ついた人々の義手・義足をつくる「希望の足」プロジェクトにも使われています。
今年のチョコのテーマは『いのちの花』。イラクのがん患児4人が、バラ・ひまわり・
けし・ガーベラを活き活きと描き、缶のパケージになっています。「チョコの缶の絵を
見た人たちが、嫌なことを忘れて幸せな気分になってくれたら嬉しい」が彼等の思い。
■「チョコ募金」の問い合わせは、http://www.jim-net.org/choco/
電話03-3209-0051(平日9時~17時)FAX03-3209-0052
番組後半は、1月18日開催の『いのちの花』チョコ募金 ~朗読と音楽のつどい~に
出演する声優の日高のり子さんが「七色の声」を使い分けて登場。イベントにはバイオ
リニストの川畠成道さん、鎌田さん、村上さんが出演し、朗読と音楽を披露致します。
■1月18日開催の『いのちの花』イベントは、電話080-4837-4015
または info-jim@jim.net.net(事務局)『いのちの花』係まで。
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2014年12月 1日
11月30日 第135回放送
『ママ日曜でありがとう』('65/TBS)で魅力的なママを演じた香川京子さんに
一目惚れし、小学生の信夫少年は「こういう人と結婚したい!」と思ったそうで、その
片思いは50年を経た今も変わらず、ご本人を前に緊張する村上さん。学生時代は年間
150本も観たという映画好きの鎌田さんにも待望のゲストとなった香川京さんです。
12月5日に83歳を迎える香川さん、スタッフ一同はまず魅力的な声に驚きました。
名作を含め120本を数える作品に出演した屈指の女優でありながら、大女優然とせず
控えめな語り口がこれまた好感度を増します。「新東宝」から17歳で銀幕デビュー。
当時の俳優は映画会社と専属契約を結び、与えられた役をするのが俳優の宿命でしたが
「私は昔から束縛されるのがいやで、自分が出る作品は自分で選びたい」と思い切って
20歳でフリーに転身。「五社協定」が結ばれる直前の独立も奏功し香川さんは、成瀬
巳喜男、小津安二郎、溝口健二、黒澤明...日本映画の名だたる監督作品に数多く出演。
今回は思い出の作品として『近松物語』('54)を挙げ、溝口監督は演技指導よりも
「反射してますか!?(リアクションが出来ているかの意味)」を連呼されて、自分で
考えるしかなくて苦しみの中で芝居の根本を教えられた作品と回想。また、黒澤明監督
の作品には『どん底』『悪い奴ほどよく眠る』『天国と地獄』『赤ひげ』の4作で三船
敏郎さんとコンビを組み、黒澤監督最後の作品『まあだだよ』にも出演。その黒沢監督
が「溝口監督の作品に出た女優さんはいい。自分で考えるから」という逸話を披露して
浪花千栄子、田中絹代、原節子、南田洋子、八千草薫さん等の名前も挙がる鼎談です。
「国際フィルム・アーカイブ連盟賞」受賞話や「次は喜劇に!」意欲を示す香川さん。
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