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(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2019年3月25日
3月24日 第351回放送
「発達障害」という言葉をよく聞くようになりました。患者数が増えているのかという
とそうではなく、病気としての認知度が高まったことで、保護者が気になり医療機関を
受診して診断されたり、早期発見できるので増えたように思えるが、昔から一定の割合
で存在するそうです。今回は発達障害を「特性」として捉え支援する人が登場します。
兵庫県丹波市で4月に開校する「志進塾」は、一般企業への就職をめざす特別支援学校
の卒業生ら「障害特性」がある子の「就職予備校」です。一般社団法人「am*am」
が始めるもので、代表の八尾由江さんが電話出演して、開塾までの経緯を紹介します。
彼らが社会に出る時の選択肢の少なさを痛感し、予備校の設置に至ったという八尾さん
学校のように通いながら、電話応対など社会で必要なスキルを身につけつつ資格取得へ
の学習を進めたり、農作業に取り組むなど、就職に向けたサポートをします。通学期間
は2年間で、月~金曜の午前9時半~午後3時。その人に合ったプログラムを立て1年
目の午前中は自己理解、電話、接遇などを学び、午後は学んだ事を生活に落とし込む。
2年目は現場に出て、就業体験を頻回に行う予定。八尾さんは元教師で、特別支援教育
コンサルタントとしての経験があり、発達特性の彼らと関わってきた経験を活かします
彼らは苦手なことが多い反面、得意分野もあるので障害とは呼ばずに特性・個性として
捉えて欲しいし発達障害ではなく「発達でこぼこ」と呼んだ方が相応しいと八尾さん。
後半は「気になる子」の話題。発達や発育の遅れ、行動など他の子と少しちがう行動が
見られるなどの「気がかりな子ども」に対して、アンバランスな子にはわらべ歌を!と
説く名古屋短期大学准教授の山下直樹さんの著書『気になる子のわらべうた』を紹介。
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2019年3月18日
3月17日 第350回放送
死者・行方不明者が1万8千人を超えた東日本大震災、大津波から8年を迎えました。
11日は、被災各地の海辺や高台で朝から手を合わせ、亡き人を悼む姿が見られました
復興工事が進む一方で、被災者の苦しみや悲しみは容易に癒やされることはありません
今回は心の癒しにつながる手紙の受取人と、被災者による語り部の活動を紹介します。
震災で亡くなった大切な家族や友人へ、伝えることのできなかった言葉や思いを手紙に
したためて出すと受け止めてくれるポストがあります。岩手県陸前高田市の広田半島の
森の中にある『漂流ポスト3・11』です。レトロな赤いポストを設置したガーデン・
カフェ『森の小舎』を営む赤川勇治さんが電話で出演し、ポストを据えた経緯から紹介
します。大震災の前年にオープンしたカフェは震災で一時休業したが「こんな時だから
カフェが欲しい」というかつての常連客に勧められて再開。お客さんの被災体験の聞き
役に徹していた赤川さんは「聞いてくれてありがとう」と言って店を出る被災者の方々
が、家族や仲間には話せない胸の内を吐露できる場所になっていると気付いたのです。
そこで2014年、店に来られない方でも「手紙に託して吐露したら悲しみが癒される
かもしれない」とポストを据えました。以来500通以上の手紙やハガキが寄せられて
秋の彼岸の前には広田半島に残っている『慈恩寺』に於いて手紙供養を続けています。
番組では消防士の夫を亡くした妻からの手紙や恋人を失った男性の手紙を紹介します。
後半は宮城県南三陸町で開かれた『東北被災地「語り部フォーラム」2019』を紹介
被災経験者は風化に対する恐怖心があるので「語り部」が一層必要であるという認識で
一致。劇場型の語りにしないことや聴き手を増やすこと等、風化の防止策として確認。
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2019年3月11日
3月10日 第349回放送
東日本大震災発生から11日で8年を迎えます。津波で大きな被害を受けた岩手県陸前
高田市で高齢者を支援する職員と、岩手・宮城・福島の被災3県で若者を支援している
NPO法人スタッフが出演。東北の被災地に思いを馳せながら支援活動を紹介します。
「陸前高田市地域包括支援センター」の佐藤咲恵さんは、津波で同僚や知人を亡くして
完成間近の自宅も流されつつも住民の不安を少しでも和らげようと被災直後から奔走し
崩壊した地域コミュニティの再建に取り組んでいます。特に被災地は人口流出で高齢化
が進み、独り暮らしの高齢者をケアする「地域包括ケア」を担当しています。高齢者の
体の不調だけでなく、孤独感や孤立感、生活し辛いという不安感を解消することにより
困り事が解決するよう支援します。病院だけでなく医療を支える地域の関係各専門職と
地域の住民を交えたコミュニケーションを図ることで「地域包括ケア」に繋げています
2015年1月に『劇団ばばば☆』を結成し「減塩」など身近な健康をテーマに公演を
続けています。劇団名は驚きを表す方言で県北の「じぇじぇじぇ!」に対し県南の方言
「ばばば!」に由来。医療関係者がメンバーの集団ですが公演は爆笑を誘い好評です。
「NPO法人カタリバ」の「コラボ・スクール」は、東日本大震災で被害を受けた街で
子どもたちが安心して学ぶことができる「被災地の放課後学校」です。今回は「コラボ
スクール女川向学館」の鈴木胡美さんが、高校生が身近な課題をテーマにプロジェクト
を立ち上げ実行することを通して学ぶ探究型学習の「マイプロジェクト」を紹介します
『限界会議』と名付けた高校生の提言は、過疎化に悩む集落の窮状を訴えて、中学生も
高齢者も参加し50年後の町の未来について想像し合う会議。その提言を支援します。
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2019年3月 4日
3月3日 第348回放送
朝起きて、顔を洗って、朝食をとり、トイレに...「無意識でしている当たり前の動作」
が怪我や病気で「出来なくなったとき」に当たり前の有り難さがわかります。不便さや
もどかしさを感じつつ、機能を回復するためリハビリに励み、社会復帰を目指します。
今回は、脳出血で手足に麻痺が残りながらもリハビリを続け舞台出演、体験を講演して
いる女優の河合美智子さんと夫で俳優の峯村純一さんを迎え「リハビリの心得」です。
鎌田さんと河合美智子さんの関係は2008年のNHK『わたしが子どもだったころ』
の再現ドラマのシーンで、河合さんが母親役を演じたという縁がありお迎えしました。
河合美智子さんは1968年生まれ。1983年公開の映画『ションベン・ライダー』
(相米慎二監督)の主役に抜擢されデビュー。96年のNHK朝ドラマ『ふたりっ子』
で演歌歌手・オーロラ輝子に扮し一躍脚光を浴び『夫婦みち』は97万枚を記録し歌手
として活躍の場も出来ました。文化放送では、2001年から14年間連続で高田純次
さんと共に自称「ゆるい番組」を担当。河合さんの「脳出血」発症は16年8月13日
稽古場での出来事。稽古を見学していたら、突然右脚に力が入らず「右半身が麻痺」に
プロデューサーが「脳出血」と察して救急車で病院へ。不幸中の幸いで出血量がそれ程
多くなかったため、開頭手術は免れたが右手と右足に麻痺が残りリハビリ生活を開始。
同居人を襲った突然の病魔に内心は大変だと思いながらも、役者魂を発揮して平然と振
る舞った峯村さん。研究者だった父親の「壁にぶち当たったらしめたと思え!」という
教えを実行。泰然自若の彼に落ち込む河合さんは大いに励まされ復帰に勤しむ二人です
講演では『リハビリは楽しんだ方がいい』といい、夫婦の経験を役立てて欲しいと語る
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