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(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2019年5月27日
5月26日 第360回放送
鎌田さんが代表を務めるJIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)はイラク
の白血病の子どもたちや家族と難民の支援を続けていますが、病院に隣接する所に病児
と家族が一緒に過ごせる念願の「JIM-NETハウス」が完成。開場式に参加する為
に訪れたイラク・アルビルの現地レポートと、鎌田さん著シニア向け新刊の紹介です。
「チョコ募金」でお馴染みのJIM-NETは、日本で15年間募金活動を続けイラク
の小児病院や、内戦で傷ついた人々を支援してきました。このたび日本政府から「日本
NGO連携無償資金協力」の後押しを得て「JIM-NETハウス」が完成しました。
遠隔地や難民キャンプからアルビルの「ナナカリ病院」へ通う子どもの家族は、病院内
のソファや、古いトレーラーハウスに寝泊まりしていましたが「家族で泊まれる家」が
あればいいと考え、3階建ての20ベッドあるハウスを建設し、無料で利用できます。
ハウスには、治療や生活の相談ができる事務所を作り、プレイルームも備え、宿泊施設
と遊びや勉強の場を提供することで、子どもやその家族を精神的にも支えていきます。
また、鎌田さんが理事長のJCF(日本チェルノブイリ連帯基金)もイラク国内で既に
5つの診療所を開設。アルビルの北側フクサワにある「プライマリヘルスケア診療所」
を訪ね、積極的な予防や未病を説き、食の改善や運動推進、体組成計で意識改革を促し
高血圧や口腔ケアのヘルスプロモーションを実施してきました。後半は「筋活の勧め」
■プレゼント■鎌田實著『鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』を5名に進呈。
住所、氏名、電話番号を明記の上、5月31日必着で応募ください。メール、ハガキの
コメントは番組で紹介する場合もありますのでご了承ください。お便りお待ちします。
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2019年5月20日
5月19日 第359回放送
「8050問題」とは、80代前後の親が50代前後の「ひきこもりの子ども」の面倒
を見続けている状態を指し、経済難からくる生活の困窮や当事者の社会的孤立、病気や
介護などの問題があり社会の課題です。今回は『中高年のひきこもり問題』を考えます
今年3月末、内閣府は「半年以上にわたり家族以外と交流せず自宅にいる40~64歳
のひきこもりの人が61万3千人いる」という推計値を公表しました。これは39歳以
下の若年層の54万人よりも多いことも判明し、併せて3人に1人が高齢の親に経済的
に依存し、生活が困窮している問題も明らかになりました。問題の背景にある「ひきこ
もり」は1980年代~90年代に「若者の問題」とされていましたが、30年が経ち
当時の若者が40代~50代、その親が70代~80代となり長期・高齢化。こうした
親子が社会的に孤立し、親の年金だけを頼りに不安な生活を送っているという問題です
有識者の愛知教育大学大学院・川北稔准教授が電話出演。川北さんは20年ほど前から
ひきこもる若者の支援活動の調査を続け、厚生労働省の関連調査にも参加しています。
川北さんは「8050問題」を解消する支援策として、39歳までの就労支援を中高年
に広げると共に、当事者も家族も孤立せずに社会とつながることが大事なので家計相談
介護相談などの機会を利用して、関係者と話して問題を共有し解決に近づけると指摘。
後半は、お金を切り口に問題解決に取り組む一般社団法人「OSDよりそいネットワー
ク」です。ひきこもりの親の声で生まれた団体「O親が、S死んだら、Dどうしよう」
の頭文字から命名。子どものライフプランや親が亡くなった後の財産をどうするかなど
について、弁護士やファイナンシャルプランナー、税理士に相談することができます。
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2019年5月13日
5月12日 第358回放送
オオムギなどを炒って挽いた「はったい粉」で素朴なおやつを作ってくれたり、弁当に
フレンチトーストを入れてビックリさせた村上さんのお母さん。片や真ん中にコロッケ
が鎮座した弁当箱を持たせてくれた鎌田さんのお母さん。そうした一食一食が子どもの
体を作っています。きょうはお母さんに思いを馳せ「古今の母親の話」を紹介します。
鎌田さん村上さんが個々に母親に対する思慕を吐露した後、サッカーの日本代表で昨年
からトルコの「ガラタサライ」で活躍する長友佑都選手の母親・りえさんの著書『心は
強くなる』(ワニブックス)を紹介。長友選手ら3人の子どもを女手ひとつで育てた母
が「子どもたちの夢は叶えさせたい!」と奮闘する明るくてポジティブな子育て方法。
余談ですが、豊富な運動量とスピードが武器の日本を代表するサイドバック長友選手の
母りえさんの父・吉田達雄さんとその弟(佑都の大叔父)吉田実さんは日本の競輪界に
一時代を築いた名選手で、長友選手の瞬発力やスタミナは脈々と受け継がれています。
後半は「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメさんを紹介。明治35年に赤貧の中で生まれた
トメさんは8歳で子守奉公に出され、15歳で女中奉公と厳しい環境に育ったことから
後に人に優しく徳のある人生を送ることになります。1945年(昭和20年)沖縄に
上陸したアメリカ軍に対し、本土決戦を防ごうと爆弾を積んだ飛行機で艦船に体当たり
する「特別攻撃隊」が編成され、特攻兵は鹿児島県の知覧特攻基地に招集されました。
かつて少年飛行兵として軍の指定食堂「富屋食堂」のトメさんを「お母さん」と呼んで
慕っていた彼等は立派に成長し、出撃命令を待つ身。出撃は軍の機密で、両親にさえも
居場所を伝える事はできず、トメさんに心境を綴り託して次々と旅立っていきました。
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2019年5月 7日
5月5日 第357回放送
きょうは「こどもの日」ですが、赤ちゃんから年配者まで楽しめるのが「絵本」です。
その絵本を通して楽しいひと時を過ごす世代を超えた集いも各地で開かれていますので
今回は鎌田さんと村上さんが「世代を超えて支持されるお薦めの絵本」を紹介します。
1冊目は『100年たったら』文/石井睦美、絵/あべ弘士(アリス館)です。たった
ひとり広い草原に住む百獣の王ライオンは食べる動物がいなくなり虫や草を食べていた
そんなある日、ぼろぼろの翼でそろそろ寿命も終えそうな一羽の鳥がライオンのそばに
降りたったことから始まるライオンと鳥の物語。草原で出会ったライオンと鳥がたどる
はるかな時と巡る命を描いた切なくて壮大な物語です。2冊目は『インコの手紙』作と
絵/あきばたまみ(経済界)です。インコから幼い飼い主への手紙の冒頭"正直言うと
ぼくはあなたがキライです"手荒く雑に扱われたインコですが、亡くなる時に幼子の目
に涙を見て"あの涙はなに?"と問いかけます。インコが飼い主へ問う命の手紙です。
3冊目は『最初の質問』詩/長田弘、絵/いせひでこ(講談社)です。"今日あなたは
空を見上げましたか。空は遠かったですか、近かったですか。あなたにとって、いい一
日とはどんな一日ですか(略)あなたは言葉を信じていますか"と最後まで問い続ける
詩を絵本作家のいせさんが絵本として構成した作品で、新しい門出への贈り物に最適。
4冊目は鎌田さんが書いた紙芝居『かまた先生のアリとキリギリス』絵/スズキコージ
(童心社)をベースにスタッフによる「ミニミニ劇場」でお届けします。イソップ物語
では「働かざる者食うべからず」の教訓から、アリは飢えたキリギリスに食べ物を分け
与えませんが、鎌田版にはクールなアリも優しいアリも登場し、物語の展開はいかに?
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