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(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2019年10月28日
10月27日 第382回放送
今年の秋に公開される日本映画はベストセラー小説の実写化が目立ちます。直木賞作家
恩田陸著『蜜蜂と遠雷』や芥川賞作家吉田修一著『楽園』同平野啓一郎著『マチネの終
わりに』、警察小説の旗手横山秀夫著『影踏み』があり、精神科医の帚木蓬生著『閉鎖
病棟』は24年前のベストセラーです。きょうは「この秋にお薦めの映画特集」です。
鎌田さん紹介の『閉鎖病棟』は95年に発売され、90万部を超すベストセラーとなり
精神科医を務めながら作家として人間ドラマを書き続けている帚木蓬生さんの代表作。
死刑囚でありながら、刑の執行が失敗し生きながらえ今は精神科病院にいる初老の男。
幻聴に苦しみ精神科病院に強制入院となったサラリーマン。父親からのDVが原因で精
神科病院に入院する女子高生。居場所を失くした人々が、そこで出会い癒しあう物語。
村上さん推薦の『一粒の麦~荻野吟子の生涯』は日本で初めて女医となった荻野吟子を
描いた作品。明治時代の封建制度の中で、女性への差別は現代人には想像を絶するもの
だったが、彼女はその時代にあって、厚い壁を何度も跳ね返し女性初の医師免許を獲得
した。自らは一粒の麦となり大地に多くの実を結ぶ切っ掛けを作った誇れる日本女性。
韓国映画の『国家が破産する日』は、1997年に韓国経済が崩壊して国際通貨基金に
支援を要請する事態となった時の話。アジア通貨危機に向かうなか、通貨対策チーム長
の主人公は、国際通貨基金の金融支援を受けることによる弊害を訴え国家と闘う物語。
『みとりし』は人生最期の時をどう迎えるのか。看取り士は旅立つ人の思いを受け止め
家族の不安も受け止め、見送る人に命のバトンを繋いでいく仕事。その存在に感銘を受
けた俳優の榎木孝明さんが「死生観をテーマにした映画を作りたい」と奮闘した作品。
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2019年10月21日
10月20日 第381回放送
東日本に洪水や土砂災害など甚大な被害をもたらした「台風19号」の上陸から8日。
各地で復旧工事や被災ゴミの処理が急がれ、今も多く人が避難生活を強いられています
今回は「激動の昭和」に音楽で明るいエールを送り続けた作曲家・古関裕而特集です。
福島市内にある「古関裕而記念館」は古関さんの名曲『とんがり帽子』をイメージした
塔の外観が目を惹き、朝夕古関メロディーが流れ多くの人々の耳を楽しませています。
記念館に立ち寄った村上さんも、館内で絶え間なく流れる古関メロディーに耳を澄まし
約600点の楽譜、写真、音源等の展示品で古関裕而さんを偲ぶ一時を過ごしました。
昭和の音楽史に残る作曲家である古関裕而さんは、1909年(明治42年)福島市の
呉服店の長男として誕生。音楽好きの父が買った蓄音器、母が買ってくれた卓上ピアノ
が音楽への門戸を開いてくれ、憧れの山田耕筰さんに作品を送り交流を続けた甲斐あり
1930(昭和5年)に「日本コロムビア」に入社し、職業作曲家として音楽に精進。
1964年アジアで初開催の「東京五輪」の選手入場行進曲『オリンピック・マーチ』
白球を追う高校球児の憧れ歌は、全国高等学校野球選手権大会の歌『栄冠は君に輝く』
巨人ファンの鎌田さん一押しは読売巨人軍の球団歌「巨人軍の歌」通称『闘魂込めて』
阪神ファンの村上さんは「阪神タイガースの歌」通称『六甲おろし』をスタジオで唱和
後半は、戦災孤児救済のキャンペーンドラマ『鐘の鳴る丘』の主題歌『とんがり帽子』
1961年公開された映画『モスラ』の挿入歌でザ・ピーナッツが唄う『モスラの歌』
永井隆博士の被爆体験をモデルに、戦災の全受難者に捧げる藤山一郎歌唱『長崎の鐘』
行進曲、劇中歌、歌謡曲など5000曲余の古関裕而作品から代表曲をお届けします。
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2019年10月17日
10月13日 第380回放送
筋力は40歳を過ぎた頃から徐々に低下し始め、70代に入ると急速に衰えます。転倒
は様々な要因が重なり合うことで起こりますが主な原因として挙げられるのが「筋肉の
衰え」です。中でも特に歩行や転倒回避、躓き回避に関わる足腰の筋肉です。いま話題
の『鎌田式スクワットとかかと落とし』を鎌田さん解説、村上さん試技で紹介します。
十数年前にアフリカを旅した鎌田さんは、現地でマサイ族の男性と一緒にジャンプして
彼等の跳躍力に驚きました。ジャンプの高さが男の評価につながるので子供のころから
ジャンプの練習を繰り返しているという。そして彼等は骨や筋肉がしっかりしている。
跳躍することで骨に衝撃を与えて、骨を作る骨芽細胞が活性化し骨が丈夫になる。でも
ジャンプは高齢者にとってリスクが大きい。そこで考えたのが「鎌田式かかと落とし」
①何かにつかまり、背筋を伸ばす。②つま先をあげて「かかと立ち」する。③ふくらは
ぎを意識しながら「つま先で立ち」かかとを上げる。④背伸びをしてかかとが上がり切
ったところで勢いよく「かかと」と落とす。これを10回繰り返し1日3セット奨励。
「スクワット」は①肩幅ぐらいに足を広げ、息を吸いながら腰を下ろす。この時に膝が
つま先より前に出すぎないように注意。②息を吐きながら5秒静止。③その後5センチ
腰を上げて5秒静止する。④この静止を「4回繰り返しながら」腰を上げ、立ち上がる
こちらの「鎌田式スクワット」は、5回を1日3セット。普段は使わない筋肉を強化。
後半は「いい歳の重ね方」として8月に78歳で亡くなったドイツ文学者の池内紀さん
を紹介。ゲーテ『ファウスト』の訳者は、ゲーテさながらの人生を送り、温泉や喫茶店
山登り、デッサン、ギター、将棋と次々に新しい趣味を持ち、常に1年生を楽しんだ。
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2019年10月 7日
10月6日 第379回放送
"美しき氷上の妖精"フィギュアスケート元世界女王の浅田真央さんを迎えて好々爺と
化した鎌田さんと村上さん。いつものダジャレやツッコミを封印し、破顔一笑の鼎談は
頂上を極めたアスリートが競技生活から開放され臨むセカンドキャリアがテーマです。
浅田真央さんは5歳でフィギュアスケートを始めて以来注目され続け、22年間の選手
生活は常に周囲からの期待と目標に追われ、精神を研ぎ澄ます日々。気は抜けず感情を
押し殺して練習に励んだ結果「バンクーバーオリンピック」で銀メダル、世界女王3回
全日本選手権優勝6回という輝かしい栄光を手にしながら現役時代は常に孤独でした。
2017年4月に現役引退を表明。選手時代に出来なかった旅行や他のスポーツに挑戦
初めて参加したフルマラソンでは4時間半で完走してみせ、自他共に持久力と身体能力
の高さを改めて確認しつつ、セカンドキャリアを模索する自分探しの旅を続けました。
スケートに別れを告げる決意を固めたものの、目標が見つからず人知れず悩み苦しんだ
浅田さんが、アイスショーへの出演を機に「真央さんの演技をもっと見たい!」という
多くの方の声に応えるべくフィギュアスケートともう一度向き合う覚悟を決めました。
セルフプロデュースのアイスショー『浅田真央サンクスツアー』と銘打ち会場選びから
出演者の人選、チケット価格、ショー構成まで従来のアイスショーとは一線を画す独自
のスタイルで全国ツアーを実施中です。また、様々な機会で知り合ったパラアスリート
の奮闘ぶりを知るうちに「頑張るパラアスリートを応援したい!」と交流を続けており
更にオフの時間を利用して八ヶ岳山麓で野菜作りをしてリフレッシュしているという。
サンクスツアーが一段落する来年10月に浅田さんが踏み出す次のステップとは何か?
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