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(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2022年4月29日
4月24日 第511回放送
4月から『大人の寺子屋~次世代継承塾』を始めた村上さん。会場は文京区の麟祥院で
毎月1回開催予定です。いま日本人としての感性、精神性、技、振る舞い、そして言葉
が揺らいでいます。ぶれないようにきちんと継承していこうというのがこの企画です。
今回は、この企画とは別ですが、素晴らしい技術や技を用いた伝統工芸界の後継者不足
などの問題に取組んでいる東海地区の若手女性職人9人グループの活躍を紹介します。
長い歴史の中で育まれてきた「匠の技」が消滅の危機にさらされている。そんな状況を
打開すべく立ち上がったのが『凛九』という女性職人のグループで凛とした姿で互いに
リンク=つながり活動しています。代表の「伊勢根付」職人の梶浦明日香さんが登場。
梶浦さんはNHKのアナウンサー時代に伝統工芸の職人を紹介する『東海の技』という
番組を担当し伝統工芸の職人たちが大切にする「一生現役・一生成長」という考え方に
感銘。職人自身の生きざまが作品に現れ、年を重ね経験を積むことに価値が見出される
から工芸品そのものも使い込まれた方が味わい深く、傷さえも美しいと評価されます。
その一方で伝統工芸の多くは後継者不足で、唯一無二の技術や文化が存続の危機に直面
していることに、途絶えたら代わりがない伝統工芸を「守らなければ」という強い思い
が芽生えて、取材で知り合った「伊勢根付」の匠・中川忠峰さんに弟子入りしました。
根付は江戸時代に煙草入れや印籠などを紐で帯から吊るし持ち歩くときに用いた留め具
で「伊勢根付」はお伊勢参りの人気みやげ品。特に粘りと堅さのある朝熊柘植を使って
干支や七福神などの精緻な模様を彫り込む伝統工芸。梶浦さん他に有松・鳴海絞、伊勢
一刀彫、尾張七宝、豊橋筆、伊勢型紙、伊賀組紐、美濃和紙、伊勢漆芸の女性達です。
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4月17日 第510回放送
一般には生まれてから3年ほど「おむつ」のお世話になり、パンツに切り替えた途端に
その感触すら覚えていません。そして、老いて「大人のおむつ」のお世話になります。
ところが、期せずして病気やけがで「おむつ」のお世話になることがあり、この期せず
して使用することになった時の戸惑いなど『ドクター鎌田の患者体験』を紹介します。
先々週の放送で鎌田さんが「去年6月治療ために短期入院した」と告げるとたくさんの
リスナーさんから「ご自愛ください」のメールをいただきました。それらに感謝を込め
医者が患者になって気付いたことをユーモア交えて話します。不整脈が気がかりだった
ので「心房細動のカテーテルアブレーション」という手術を受けました。股の付け根に
ある太い血管からカテーテルを血管内に入れて心臓まで進め、治療標的分位に電極カテ
ーテルを固定し、高周波を通電して心臓の筋肉を焼灼する治療です。初めての体験から
戸惑ったのは術後の「絶対安静」です。膀胱に管を入れて尿を出すバルーンカテーテル
を着けていますがちょっと体が動くたびに尿意を催すのが気になって仕方ない。そして
もっとも戸惑ったのは便意を催した時。看護師さんに「おむつをしているのでそのまま
してください」と言われても羞恥心もありそう簡単には出来ないことに気付きました。
そんな入院体験の中で出会った緩和ケア専門看護師が考案した「魔法の手」と呼ばれる
鍋つかみのような手袋の存在に感激。床ずれ予防手袋で背中を擦られると気持ちいい。
また「尿管結石」は日帰り治療の「体外衝撃波結石破砕術」を受けましたが、尻側から
尿管の石を目掛け衝撃波を当てます。鎮痛剤の坐薬の扱いに初体験で苦戦したと白状。
痛さや恥ずかしい体験をしたドクター鎌田は、この経験を診察に活かすと誓いました。
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2022年4月14日
4月10日 第509回放送
育った環境や文化によって受け取り方は人それぞれで「違いを知る」ことが大事です。
当たり前のことですが、何気なく口にする発言や行為が相手によって受け取り方に差が
出てくるというのはよくあります。実は先月放送した『気になる言葉』の「親ガチャ」
や「努力」に対して様々な意見や感想が寄せられました。今回は『お便り特集』です。
「親ガチャ」はどんな親のもとに生まれるかは運次第、子どもは親を選べないことを景
品のガチャにたとえた新語です。中高年が聞くと「眉をひそめたくなる流行語」ですが
一方、複雑な家庭環境で育ち現在はNPO『あなたのいばしょ』代表の大空幸星さんは
「自己肯定を図るための救いの言葉に感じる」と発言しました。それに対して文京区の
「豆ちゃん」からは貧しい環境で厳しい母親のもとで育ったが「親ガチャ」の持つ意味
と似たような心持ちになることで救われた経験があると記し、禅僧の松原泰道さんの本
から「親を恨んだりせず、自分の心の持ちようでどうとでもなる」と解釈したと告白。
また、前橋市の「華甲さん」も「私にとって親ガチャは救いの言葉でした。くじ運は悪
い方なので、妙に納得できました。幸せな家庭に産まれた人には想像も出来ないと思い
ます。新しい言葉は、人によって、その感じ方が違うということも理解頂きたいです」
後半は「努力」に対する感想です。発端は北京冬季五輪での羽生結弦選手の"努力は報
われない"発言です。葛飾区「小言呑兵衛さん」は「一流アスリートならではの言葉」
「ひろしさん」は「挑み続ける羽生選手はこの言葉の後にそれでも私はやる!」を呑み
込んでいたのではと推察。その他、たくさんの感想をお寄せ頂き有難うございました。
◆募集テーマ『習い事』。若き日の挫折体験や継続中の稽古など体験談を募集中です。
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2022年4月 7日
4月3日 第508回放送
当番組は11回目の春を迎えることが出来ました。スタートから1年後の2013年に
鎌田さんと村上さんの共著で番組本の『これで生きるのが楽になる』を上梓しました。
"肩の力が抜けて、生きるのがちょっと楽になるヒントが満載"というキャッチコピー
は番組の意図と同じで変わることなく今日に至ります。ただし年齢を重ねたことにより
体には少々変化が現れていますので、テーマは老いを面白く生きる『老活術』を紹介。
番組を1度も休んだことがない皆勤賞の鎌田さんですからリスナーの皆さんは知る由も
ありませんが去年6月、心房細動の治療で短期入院しました。その後も尿管結石や睡眠
時無呼吸症候群の治療などで病院通いが続きました。この「老いるショック」の洗礼を
受け鎌田さんはしっかりと生きていく覚悟を決めました。そして『ピンピン、ひらり。
~鎌田式しなやか老活術~』を小学館新書で出しました。老いを肯定的にとらえ、老い
を負い込まない!衰えることは未知なる自分に出逢える機会!死を身近に感じる特権!
老いは残念ではない!と鎌田流の解釈を次々に紹介します。老いは怖くないという本。
後半は村上さんがウクライナ民話の絵本『てぶくろ』を紹介します。ロシアによるウク
ライナへの軍事侵攻をきっかけに、半世紀以上前に出版された絵本は、平和を願う声と
ともに話題になっています。エウゲーニー・M・ラチョフ絵/うちだりさこ訳の『てぶ
くろ』は173刷りのロングセラー絵本です。物語はお爺さんが森の中に落とした手袋
にネズミが住み込み、そこにカエルやウサギやキツネが次々やって来て「私も入れて」
「僕も入れて」と仲間入りし手袋は大きくなり...という異種が仲良く暮らす絵本です。
ウクライナ避難民への支援はJCF/日本チェルノブイリ連帯基金のHPで確認下さい
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