性犯罪やストーカー、GPSは再犯防止に役立つか

性犯罪やストーカー、GPSは再犯防止に役立つか

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ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、9月24日の放送に元・日刊スポーツ編集局長でジャーナリストの久保勇人が出演。「性犯罪者にGPS所持の実験」というテーマで、性犯罪やストーカーに対する政府の動きについて解説した。

鈴木敏夫(文化放送解説委員)「法務省が、仮釈放中の性犯罪加害者にGPS機器を持たせる、という実験を来年度にも始める方針です。深刻化するストーカー対策でも導入が検討されています」

久保勇人「アメリカの性犯罪対策の始まりとされるミーガン法という法律があって。それのきっかけになった事件が、たまたま私がアトランタ支局にいたときにアメリカで起きたんですね。それ以降、性犯罪の対策に関心を持って追い続けています」

長野「ニュージャージー州で小さな女の子が、性犯罪に巻き込まれて亡くなったと」

久保「日本ではようやくGPSを使った対策に乗り出そうか、という動きがこの夏、一気に進んできました。今月11日の法務大臣の会見で、性犯罪者のGPSの実験の経費を来年度予算の概算要求に計上した、ということが発表されました。法務省は『これから具体的な内容を詰めていきます』。概要として、機器を持つことに同意を得た仮釈放中や保護観察つきの執行猶予判決を受けた人を対象にします、と」

長野「はい」

久保「体に装着するのではなく、所持してもらうかたちを想定しています、ということです。仮釈放の人たちは期間中、保護観察官と定期的に面接して。いま自分がどういう状況か報告すること、指導を受けることが義務づけられる。所持したGPSのデータを指導にも役立てていきたい、と考えている、と明らかになっています。抑止に一定の効果があれば、義務づけや対象犯罪の拡大なども検討したい、という意向である、とも報じられました」

長野「はい」

久保「日本の性犯罪は一般に再犯率が高い、といわれています。現時点のデータでは2年以内に再犯する人のデータが5%ぐらい。5年以内だと10数%なんですね。全犯罪の中の再犯率でいえば、そこまで高いほうではない。ただし性犯罪はすごく卑劣だし、ダメですよね。再犯率が高いのは痴漢型、盗撮型、小児わいせつ型などのようです。一方、ストーカー対策。これでも政府は加害側への装着を検討しています」

長野「うん」

久保「ストーカーの行政処分、禁止命令というのがあって。禁止命令を受けた例が、去年の時点で3000件を超えているんですね。10年連続で増加している」

長野「多いな」

久保「今年3月に池袋で、禁止命令が出ていた元・交際相手によって女性が刺殺される、という痛ましい事件がありました。政府はそういうことも受けて、7月に次のような緊急対策を取りまとめています。禁止命令が出された加害者にGPSを装着させるべきだ、と。もう1つ、加害者へのカウンセリングを義務づけよう、と。先述の仮釈放者のGPS所持とは別に、ストーカー行為に、より踏み込んだかたちで動こうとしている」

長野「義務づけて。カウンセリングを受けているか、チェックもしなくてはいけない」

久保「カウンセリング、いまは警察が『受けたほうがいい』と促すようなかたちで、任意なんです。ストーカー犯罪をして受診する人はまだ5%ぐらいしかいない。これから具体的な内容を詰めるようですが、やはり参考にするのは海外の実例なんですね」

放送では海外の実例も含め、さらに解説が続いた。その様子はradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「長野智子アップデート」は毎週月曜午後3時~5時、火曜~金曜午後3時~5時35分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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