宗次郎のエッセイ「森の中の畑」を音楽に乗せて朗読 『宗次郎 オカリーナの森から』

宗次郎のエッセイ「森の中の畑」を音楽に乗せて朗読 『宗次郎 オカリーナの森から』

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文化放送で毎週土曜午後17時15分から放送中の『宗次郎 オカリーナの森から』
パーソナリティはオカリナ奏者の宗次郎さんです。

今週は宗次郎さんのエッセイの朗読をお送りします。

西川 宗次郎さん、今週はどんな朗読を聴かせていただけますか?

宗次郎 はい。今週はファンクラブの会報誌、「Ocarina Wind Family」2010年1月号に載せたエッセイ「森の中の畑」を読ませていただきたいと思います。

 

MUSIC,「森に還る」/宗次郎

 

「森の中の畑」

ほうれん草、春菊、大根、ブロッコリー、キャベツ、そして絹さやえんどう。
どれも実を結ぶには長い月日です。
土に巻いた種が芽を出し、育っていく過程をじっくりと見ている。
ただそれだけで心は満たされてくるのです。
杉の梢を見て、その向こうに広がる青空。流れる雲。
地球上の全てがゆっくりと回っている静寂の中で聴こえてくる鳥の声、牛の鳴き声。
全ての命がつながっているのです。

西川 宗次郎さんのアルバム「オカリーナの森から」より「森に還る」をバックに、宗次郎さんの「森の中の畑」というエッセイを読んでいただきました。

宗次郎 このエッセイは、さやえんどうの季節の5月ごろに思ったことを文章にしました。当時、都会と森を行ったり来たりしていたのですが、森に帰り、ゆっくり畑に立っていると結構静かで、山の中の一軒家だったので1人で寂しいかなと思うんですけど、そこで土をいじったりしていると、これで良いんだと満たされてくるものがありました。いろんな命がこの森の中でつながっているのだ、自分もその中に1人の人間として、生き物としてここにいるんだ、これで良いんだという気持ちになるんです。森に帰るとこの「森に還る」という曲がテーマ曲のような感じだったので、今回一緒に聴いていただきました。

西川 流れる雲の様子などは、都会にいて仕事していたりするとなかなかゆっくり見る機会がないですね。

宗次郎 そうですね。青空が綺麗なんです。いろんな雲があってね、眺めているだけでも楽しくなります。

西川 このエッセイからおよそ11年ほど経っているんですが、森で変わったことなどはありますか?

宗次郎 ブルーベリーなども植えて、今は大きくなって毎年収穫できますし、桜の木も大きくなっています。柿の木もあるし、いろんな生り物の木が大きくなってますね。畑は時期的には大根とかブロッコリー、キャベツが収穫できます。さやえんどうは5月くらいなので、6月となると終わっちゃっていますけど、大体同じものが畑にはあります。あとジャガイモはもうすぐ、6月末くらいに収穫という感じです。

 

番組の最後にはリクエストに応えて、アルバム「愛しの森 A-moll」から「エンサールの森」を聞かせていただきました。

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