石油危機でアジア各国が混乱する中、中国が強かでいられる理由

石油危機でアジア各国が混乱する中、中国が強かでいられる理由

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5月22日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後3時台「アップデート・コラム」のコーナーでは、「イラン戦争でわかった中国の戦略的エネルギー政策から日本が学ぶこと」というテーマで、元内閣審議官・経済産業省官僚で政治経済アナリストの古賀茂明氏に話を伺った。

古賀茂明「いまホルムズ海峡は事実上、封鎖に近い状態が続いていて、世界中がとんでもなく迷惑を被っているわけですね」

長野「そうですね」

古賀「特にアジアの国がすごく被害を受けていて。というのは、中東の石油に頼っているところが多いものですから。日本も例外ではなくて、ナフサが足りないとか色々な問題が起きていますけれども、それどころじゃない国は沢山あるんです。たとえばフィリピンはエネルギー非常事態宣言とかまで出してやっているし、インドのモディ首相は『とにかくみんな会社なんかには出かけるな、リモートでやれ』とか『旅行なんか行かないでくれ』とか、それぐらい切羽詰まって、国民生活に直接影響が出ているんですけど。でも、アジアの中でも中国っていうのは意外と静かに見えるんですね」

長野「なるほどぉ」

古賀「『中国で混乱が起きてます』っていうニュースが無いじゃないですか」

長野「無いですね、たしかに」

古賀「むしろ習近平さんは自信ありげで『石油製品を足りない国に緊急支援します』とかやっちゃったりして」

長野「はい、はい」

古賀「世界中でジェット燃料油が不足しているわけですよね。それで航空便削減とかいうところまでいってるんですけども。実は、いまオーストラリアも非常に困っているっていう話で。『オーストラリアに向けて中国がジェット燃料油を緊急支援で出しました』みたいなニュースが出てきました。オーストラリアっていうのは元々はアメリカ寄りの国なんですけど、中国とは仲良くせざるを得ないということでだいぶ軌道修正していたんですよ」

長野「なるほどね」

古賀「すごく悪化していたのが最近急に近づいていってたということで、中国から見れば『かわいいやつ』っていうことになるんでしょうね。だから『ジェット燃料油出しますよ』みたいな」

長野「はぁ〜、結果的には供給支援をしてくれたと」

古賀「そう。で、そういうことを言うと『いやいや、そんなことないよ』と。『中国は国内景気が悪くて苦しくて大変なんだ』と。『人々は不満が溜まっていて、いつ暴動が起きてもしょうがない』と。『そんなところで大変だなんて一言でも言ったらそこに火を付けるだけだから、とにかく平気ですって無理やり平静を装ってるんですよ』みたいに、『単に強がりなんだ』っていう人もいることはいるんですけど。多くの中国人ウォッチャーと話してみると『いやいや、中国はすごく強かなんだよ』と。『過去20年以上にわたってしっかりと、いまの石油危機を想定した幾重にも重ねた重層的な準備を進めていたんだよ』っていう人が多いんですよ」

この後、古賀氏が中国で混乱が起きない4つの要因について語った。そちらは是非タイムフリーで。

「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送
(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間
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