「第6波を抑えるためには、ワクチン接種とマスクなどの感染予防対策を」~ニュースワイドSAKIDORI!

「第6波を抑えるためには、ワクチン接種とマスクなどの感染予防対策を」~ニュースワイドSAKIDORI!

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緊急事態宣言の全面解除から21日で3週間となり、
経済再開に受けた動きが活発になっている。
千葉県は一昨日からGO TOイートを全面的に再開した。
また山際経済再生担当大臣は今月17日、飲食店の営業時間短縮要請などについて
「早ければ11月に入れば何の制限もなく、様々な生活が送れるようになる」
との見通しを明らかにした。

新規感染者数が減り続けている現状と
11月に飲食店の営業時間短縮要請が全面解除されるという見通しを、
公衆衛生学の専門家はどう見ているのか?

国際医療福祉大学教授の和田耕治氏が電話で出演し、専門家としての見解を述べた。

「新規感染者数が減り続けている今の状況については、
安心して過ごせる日々が続いていて、とても良いことだと思っている。
感染者数が下がってきている理由についてよく質問されるが、
ワクチンの効果、そして昨年の同じ時期も感染者数は落ち着いていて、
季節的な要因もあるのかもしれない。

ただ昨年のことを思い出すと、多くの方がGO TOトラベルなどで旅行され、
それから感染者数が増えていった。
今年も12月になって忘年会などが行われるようになると、
感染者数も増えて来るであろうと考えている。

先週水曜日のアドバイザリーボードで
「感染者数が下げ止まることが懸念される」という分析が示されたが、
関東、特に東京を見ている限りでは減少傾向は続いていると言えるが
今はリバウンドの兆しがないかどうか、全国のデータを注意深く見ている状況だ。

寒くなると段々換気が悪くなり、人との距離が近くなることが多くなるので
寒さが早く訪れる北海道など、北の地域のデータには特に注意を払っている。
それと同時に、これまでの感染のパターンを見てみると、
都市部で拡がり、それが地方に波及していく図式になっていた。
そこで東京や大阪などの都市部でのリバウンドを注意深く見ていく必要もある。

政府は11月に入って飲食店の営業時間短縮要請を解除する見通しのようだが、
感染状況には地域差があるため、感染が落ち着いている地域ならば
営業時間短縮要請解除は行ってもいいだろうと考える。

ただし、解除されるとリバウンドするまでの時間が短くなり
それが引き金となって感染増加につながるので、解除後の感染状況を見て
リバウンドの兆候が見られたらすぐにブレーキを踏んで、
再度の時間短縮要請を行うことも考えておかねばならないだろう。

いずれにせよ、何の制限もなかった新型コロナ前の生活様式に戻すことは難しい。
マスクをするなどの基本的な感染対策はこれまで同様、続ける必要がある」

ここで斉藤キャスターから
「東京都はリバウンド防止措置の期間が終わる来週25日月曜日から
認証を受けた飲食店に限り、時短要請を解除することなどを検討している。
このことについてどう思うか?」という質問が投げかけられた。

これに対して和田氏は
「多くの飲食店が認証を受けているが、これもどうやら地域差があるようだ。
地域によって認証の項目が少ないことも指摘されている。
認証を受ければ何をしても良いというわけではない。
店側もリバウンドしないように気をつけながら営業してもらいたい。
今後のポイントは、どのように認証を受けた店を認識させ、
いかにそこに誘導していくのかだと思う。」

続けて斉藤キャスターから
「認証を受けていない飲食店の中には、
既に通常営業に近い形でやっているところもあるようだ。
と言うことは、認証飲食店限定で時短要請解除は
ほぼ全面解除に等しいと言えるのではないか。
この状況を考えると、認証飲食店限定解除はやらざるを得ないことなのか?」と
突っ込んだ質問が飛び出した。

これに和田氏は
「ここまで感染者数が下がってきた状況においては、
現状の時短要請は過剰な制限という見方もあってしかるべきだろう。
飲食店は1年半に亘って、大変な思いをしてきたわけだから
感染者数が下がってきたのなら、制限解除を求めるのは当然だと思う。
飲食店を利用する側も、ワクチン接種が出来る人は積極的に接種し、
店の中でのルールを守るという、感染防止対策を守ることが求められる」と
利用者側の責任も問うた。

斉藤キャスターから
「第6波はいつぐらいに来るのか?」と問われ、
和田氏は、「これはバウンドの兆しがいつ頃見えてくるかにかかっている。
それがいつだというのは答えるのが難しいが、我々医療従事者は
冬場にそれなりの感染者が出ることを想定して準備しておくことが必要だ。
昨年は12月の忘年会の時期に感染者が増え、年を越した1月8日に緊急事態宣言が出た。
その反省に立って、今度の冬にリバウンドを抑える事が出来れば、
次の年は明るい兆しが見えてくる」と答えた。

今度は斉藤キャスターから
「先ほど北海道など北の地域での感染データに注意を払っていると述べていたが、実は北海道では先週1週間は、先々週に比べ1.5倍以上も感染者が増加している。
これはちょっと気になる数字で、もしかすると
第6波の入り口のモデルケースなのではないかと思えるのだが」という発言があり、
これに対して和田氏は、
「このことは既に注意しながら成り行きを見ているところだ。
海外の状況を見てみると、次の波は年齢の若い層に感染がシフトしているようだ。
これまでは20代、30代の感染者が多かったのだが、
それが今では10代以下まで及んでいるのが海外の状況だ。
また40代以上でワクチン未接種の人が重症化したり、
ワクチンを接種した高齢者がワクチンの効果が下がってきて
重症化しているのも海外の状況なので、これを学びとして、
今後の対策を考えていくことが重要だと思う」と
海外の事例を参考にすることの重要性を述べた。

続けて「北海道より暖かい沖縄でも先週は先々週に比べ1.1倍と、
じわっと増えている。この原因は観光客など、
人の流れが多くなったことにあるのか?」と斉藤キャスターがぶつけると
和田氏は
「これまで沖縄は、観光客などの人の流れの増加で感染が拡大したことがあった。
しかし連休がない今は島内での感染が広がっているのかもしれない」と述べた。

最後に斉藤キャスターから
「もうすぐハロウィンで、多くの人が一箇所に集まることが予想されている。
それも含め、今後我々がやらなければいけないことは何か?」と質問すると
「先ずは出来るだけ多くの人に2回のワクチン接種を行ってもらうこと。
40代の4分の1の人が、まだ1回目のワクチンも接種できていない
というデーターもあり、その下の世代に至っては、ようやく順番が回ってきた所のようだ。
とにかくワクチン接種を急ぎ、それと同時に
病床の確保を今のうちに行っておくことが大事だ。
リバウンドは必ず来ることを心に刻んで、ハロウィンを迎えてもらいたい」と
和田氏は締めくくった。

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