宗次郎がオカリナと晩秋と季語のコラボをお届けします!『宗次郎 オカリーナの森から』

宗次郎がオカリナと晩秋と季語のコラボをお届けします!『宗次郎 オカリーナの森から』

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文化放送で毎週土曜午後17時15分から放送中の『宗次郎 オカリーナの森から』
パーソナリティはオカリナ奏者の宗次郎さんです。

恒例の季語とオカリナのコラボ企画。宗次郎さんが選んだ晩秋の季語は!?

西川 11月ということで、晩秋の季語を取り上げたいと思います。代表的な晩秋の季語をいくつかご紹介しましょう。

まずは、新酒。新米から作られたお酒。日本には古代より穀物と新酒を神に供え、収穫を祝う風習がありました。もっとも重要な宮中儀式、新嘗祭として今でも受け継がれています。
代表句です。「ある時は新酒に酔うて悔多き」。夏目漱石の句です。

続いて、冬支度。都会の冬支度と言えばせいぜい、暖房器具や冬用布団の用意くらいでしょうか。農村や雪国では、厳しい冬に備えての準備が忙しくなる時期です。代表句です。「冬を待つ用意かしこし四畳半」。正岡子規の句です。

最後にご紹介する晩秋の季語はヒヨドリ。秋になると山から降りてきて、人家の近くで冬を越す鳥です。花の蜜、木の実、昆虫などなんでも啄みます。力強く美しい声で鳴き立てる鳥です。代表句です。「ひよどりのこぼし去りぬる実の赤き」。与謝蕪村の句です。

代表的な晩秋の季語をいくつかご紹介しました。宗次郎さんはどの季語をお選びでしょうか?

宗次郎 今月はですね、冬支度。これにしたいと思います。オカリナの森にも囲炉裏があるので、「いろりのそばで」っていう曲をお聞きいただきたいなと思います。

西川 では、冬支度という季語を受けて、アルバム「昔むかしの物語を聴かせてよ」から、「いろりのそばで」です。

 

M ① いろりのそばで  /  昔むかしの物語を聴かせてよ 

 

西川 「いろりのそばで」をお聞きいただきましたけども、いかがでしたか。もう冬が来るんだなという気持ちになりました。囲炉裏って本当になんか暖かい気持ちになりますよね。

宗次郎 そうですよね、僕のところもオカリナの森の交流館に囲炉裏の部屋を作ってあるんです。そこは炭火なんですけど、すぐ脇に薪ストーブもあるので、薪ストーブで燃やしてる中から大きな木を囲炉裏の方に運んでいって。まずそれを種にして、その上に炭を乗っけてあげると徐々に炭が燃えて、火が真っ赤に燃えていくんです。炭も真っ赤になってるんですけど、その感じがね、暖かさを感じますね。

西川 囲炉裏って言うと、鍋を囲むイメージがあります。

宗次郎 そうですね。鍋とか網を置いてお餅を焼いたりとかもできるのでね。魚をちょっと焼いたりとかもできるし。囲炉裏の傍でお酒をいただくっていうのも結構いいなと思っています。暖まるだけではなくて、会話が生まれるようなね。そんな感じもするのでいいかなと思っています。

ラジオオカリナ講座の課題曲「北の国から」と宗次郎さんの北海道エピソード

西川 それでは、ラジオオカリナ講座に参りましょう。みなさんオカリナのご用意はよろしいでしょうか。では宗次郎先生、今月の課題曲をお願いします。

宗次郎 今月はですね、「北の国から」を練習していただこうと思っております。この曲は、1981年に放送が始まったテレビドラマの主題歌です。さだまさしさんの作曲で、北海道の大自然が浮かび上がってくるような名曲と言われております。ちょうどこの頃は、僕が茂木町っていう栃木県の、廃校になった小学校に移って何年か経った頃でした。オカリナはまだコツコツ作ってた頃の時期だったんですけど、倉本聰さんの脚本が、すごくいいドラマだなと思ってたんです。僕がオカリナをやる前、1981年のさらに7、8年前に、実は僕は北海道にもいたことがあって。北海道の十勝の酪農の農家に、住み込みで働いてたんです。もうすごい大自然というか、本当に360度見渡せるようなすごい大平原のところにいたので。この「北の国から」のドラマはすごく懐かしかったし、農家の人達の心も表現していたので、すごくいいなと思っていました。さだまさしさんの曲がまた素晴らしいんですよね。

西川 そうですよね。今回の「北の国から」を演奏するにあたって気をつけるポイントを教えてください。

宗次郎 ポイントは、飛躍が多いんですよね。いきなり最初のところから始まるド、ラっていったり。すごく飛躍のある動きが多いので、やっぱりしっかり叩いて押さえる。上げるときはしっかり上げるっていうのが基本です。それと、八分音符も多いからしっかり1個ずつ叩くのと、しっかり上げる。その辺のメリハリをつけていくこと。あと、後半の方のメロディーで高い方が出てきます。いつものように高い方のファまで出てくるので。手前に引きよせて吹いてあげる。あと、基本は、高い方を出すときもそうですけど、お腹の底から出すっていう意識を持ってもらえれば。おへその奥の方から、たんでんと言うんですかね。その方から出すようなブレスで吹き込んであげたらいいなと思ってます。その辺はなんとなく感じを掴めたらいいなと思います。

今回の演奏範囲がちょっと長いので、右ページの七小節が間奏になってるんですけど、その1番が終わったところの間奏のところを聴きながら、2番に入るところから練習していただこうと思います。

西川 では今月の課題曲をお聞きいただききましょう。宗次郎の演奏で、「北の国から」です。

 

M ② 北の国から  /  宗次郎演奏   

 

西川 ユーキャン宗次郎オカリナ入門講座から、今月の課題曲「北の国から」でした。宗次郎先生、来週もよろしくお願いします。

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