東京23区が高校生までの医療費完全無料化へ 2023年度から所得制限なし

東京23区が高校生までの医療費完全無料化へ 2023年度から所得制限なし

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2023年度から、東京23区で高校生までの医療費が無償化される。6月22日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)は、このニュースについて、寺島尚正アナウンサーが水曜コメンテーターで経済アナリストの森永康平氏に意見を求める場面があった。

無料化で診察を受けやすく!

6月21日、東京23区の各区長からなる特別区長会の山崎孝明会長(江東区長)が記者会見で、来年度から所得制限無く23区内の高校生までの医療費を無償化する考えを明らかにした。現在23区と一部の市町村では所得制限がなく、中学生までの医療費が無償化されていて、その中にはすでに高校生世代までを無償化している自治体もあるという。

財源については引き続き東京都と協議する予定だ。また、所得制限なしという点について、山崎会長は「病院などで子ども達が医療証を出して、所得制限の有無で色の違うカードを出した時にどう考えるだろうか」と話し、所得制限で差別すべきではないと強調した。

なお、財源は東京都の補助分に加えて23区が自主財源で上乗せすることで、所得制限なしの完全無償化を実現するとしている。

このニュースについて、森永氏は「自分の子どもが高校生になるまでは時間がありますが、私は子どもがいて東京23区内にも住んでいるので、その時まで(医療費の無償化が)続いてくれるとありがたいなと思います。子どもって、どう考えても国の宝なわけじゃないですか。彼らが将来を作っていくので、子どもにかかるお金というのは極力、国が負担して軽くして欲しいですよね」と、自身に置き換えて語った。

さらに、森永氏は「うちの子どもはまだ小さいので医療費がかからないし、病院に行っても窓口で治療費を払わないのですが、これ(医療費がかからないこと)ってすごく大事で。例えば所得が低くて、病院に行くと子どもにお金がかかっちゃうとしたら、子どもにちょっと熱がある時にも病院に行けない家庭が出てくると思うんですよ。僕らみんなが医者の知識を持っていたら良いですが、そういうわけではない。親としたらちょっとでも熱が出たり、どこか痛いと言われたら病院に連れて行きたいと思うので、そういう意味ではとても良い取り組みではないのかなと思います」と、無償化によって診察が受けやすくなると期待した。

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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