値上げラッシュ、8月も進行中 田中秀臣氏「我々の所得あるいは消費の勢いが弱いのでは」

値上げラッシュ、8月も進行中 田中秀臣氏「我々の所得あるいは消費の勢いが弱いのでは」

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2021年秋から本格化した食品の値上げが加速し始めた。8月2日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、8月に行われた食品の値上げについて、火曜コメンテーターで経済学者・上武大学教授の田中秀臣氏が寺島尚正アナウンサーと共に現状を分析した。

お金がない、消費したくでもできないという状況のほうが深刻

帝国データバンクによると、8月には2022年の月間ベースにおいて最多の2431品目が値上げされる見通しで、これまで最多とされていた7月の1607品目を大きく上回る。特にコロナ禍で人気の家庭用冷凍食品については、冷凍食品メーカー大手5社が8月1日に400品目超を値上げした。

コロナ禍で需要が高い冷凍食品の値上げについて、田中氏は「私も冷凍食品をしばしば利用しているので(この値上げは財布に)直撃ですね」と残念な様子。しかし、現状として日本ではそれほど値上がりしていないと話す。

「日本全体の財やサービスは相変わらず(値上げの程度が)0%あたりに集中していて、あまり価格が上がっていないところに大きくウエイトを占めているんです。つまり、コスト上昇に伴って価格が上がっていくことはありますが、我々が物を買うことで値上がりしていくものは少ないということ。我々の所得あるいは消費の勢いが弱いという点も見なければならないです」(田中氏)

「値上げラッシュはいつまで続くのでしょうか」という寺島アナの問いかけに対し、田中氏は「コストが上がることによって価格が上がるという動きは、長引いても来年の頭ぐらいで終わる可能性が高いです。物価の上昇率は前年比で見るので、今年上がりすぎた分、来年は(上昇率が)あまり目立たなくなると思います」と推測。続けて、値上げされたモノが最終的に値下がりする可能性も潜んでいると現状に警鐘を鳴らした。

「しかし一番重要なのは我々はお金がないということ。消費したくてもできないという状況のほうが深刻なんですよね。物の値段が上がっても買う人がいなければ価格は下がるんですよ。特に食品は、冷凍食品は別として、夕暮れ時のスーパーで値引きシールを貼られた食品が店頭に並び始めるかのように値下がりが起こりかねません」(田中氏)


「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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