友人の悩みへの共感力が高い人へ…中元からカウンセラー的な話の聞き方のアドバイス「自分と他人との境界線を一つ貼るようなそういう手法」

友人の悩みへの共感力が高い人へ…中元からカウンセラー的な話の聞き方のアドバイス「自分と他人との境界線を一つ貼るようなそういう手法」

Share

『中元日芽香の「な」』が、8月22日(月)午前7時に更新され、「ちょっぴり長電話」のコーナーに来たお悩み相談に長電話をしている感覚で答えた。

今回の相談は、

「ささいなことでも考えすぎてしまい、ちょっとした悩みの積み重ねでパンクしてしまう。学校での悩みや家での悩み、就活などの進路の悩み、人間関係など。どれか一つだけでも解決するか、気持ちを切り替えられたらいいが、なかなかうまく気持ちを切り替えることができない。友達が悩んでいると助けてあげたくて自分がしんどくても話を聞いたり助けたいという気持ちで動いてしまう。もう少し楽に物事を捉えられるようになりたい」

この相談を受けた中元は、

「一生懸命な方なんだろうな。悩みが一つずつやってきてくれて、解決したからじゃあ新しい悩みですっていう風にうまくやってきてくれたらいいけど、悪いことって重なるよね。今こんな元気ない状態でまた悩みの種新しいの来る?みたいなことがあったりする。自分と他人との境界線っていうのは誰にでもあるけど、相談者さんは共感力がすごい高い方だと想像した。共感力が高すぎて他人の領域にスッと入ってしまうと言うか、ご友人からこんなことで悩んでるんだよねって話を聞いていると、こちらまで親身になって聞いちゃって自分がしんどくなるタイプ。だからこそ、頼りになるし相談したいなぁとも思う。その共感力が、今後お仕事をした先でたくさん生きるし、嫌いっていう人もあまりいないと思うけれど、でも、頼られたものに対して、解決してあげたいとか、保留にしたまま、次にいこうとか、時間が解決してくれるよねとか、こんなん自分じゃあどうしようもできないよねっていうことではなく、自分がどうにかしなきゃっていうふうに全部全部抱え込んでしまうのかな。人の悩み相談を聞いたりとか、気付いて声をかけることは有るけれど、相談者さんの話を聞いてくれる人がいるのかなぁとか、あるいは友人はきっと話したら聞いてくれるだろうけど、お優しい性格的に自分の暗い話を共有させるのも申し訳ないなと思って自分一人で抱えこんじゃうのかな」と共感した。

また、話の聞き方に関して、カウンセラー的な話の聞き方をするとちょっと楽になれるのかなと語った中元は、その方法を説明してくれた。

「カウンセラー的な話の書き方といわゆるプライベートの話の聞き方ちょっと違っていて、クライアントさんから、仕事もうまくいってないしなんか友達からも嫌われてる気がするし、しんどいですっていう話があった際に、プライベートスイッチがオンになっている私だったら、しんどいよねーとかそんな会社辞めちゃえばいいじゃんとか、いわゆる自分のこととして聞いてしまう。私も共感力ちょっと高め人間なので、時には何か感情移入して涙が出そうになったり、怒りの感情が湧いたりっていうことがあると思うんけれど、カウンセラーっていつもその状態でお話聞いていると共感しすぎて自分が疲れてしまったりとか、私が、クライアントさんの話を聞いて涙を流すっていうことは別にクライアントさんも求めていなかったりする。仕事モードで話を聞いているときは、この方は辛いと思っているんだ。それは職場が原因だったり、友人との人間関係なんだ。人間関係っていうと嫌われてると思ってるんだみたいな。語尾にこの方はそう思ってるんだっていうお話の聞き方をする。なので、自分のこととして捉えていると、どんどん何か自分ならこうするとか、自分の心がグラグラするってあると思うので、もちろん友達の話全部そう聞く必要はないけれど特に自分がしんどくてちょっと自分の心を守ること優先しなければいけない時期に友人の話を聞こうと思ったら、それも一つの方法かもしれない。客観的に見られる気もするし、自分がもらいすぎないというか、自分と他人との境界線を一つ貼るようなそういう手法。親身に話を聞きたいときはいつもの自分で聞いてもいいし、うまく使い分けてもいい」

『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」

 

Share

関連記事

この記事の番組情報


中元日芽香の「な」

中元日芽香の「な」

毎週月曜 7:00 更新

この番組は、心理カウンセラーである中元日芽香が、リスナーの皆さんの日頃の悩みをお聞きしながら、その悩みに寄り添って「会話」をしていくPodcastプログラムで…

NOW ON AIR
ページTOPへ