【第99回箱根駅伝】「選手たちの陰ながらの努力」法政大学・坪田智夫監督 レース後コメント
第99回箱根駅伝。往路8位・復路3位、総合7位で2年連続のシード権獲得となった法政大学、坪田智夫監督のコメントです。
Q:ここまで層を厚くできたというのは、この1年間チームにどのような変化がありましたか?
A:特に変わったことはしていないです。選手が本気で総合5位というところに向き合ってくれた。ひとつじゃないと思う。私が見えるのはグラウンドにいる選手ですので、見えない努力を選手たちが全員やってくれたからこそ、層が厚くなった。タイムが伸びた。そして、今回の目標にはあと一歩届かなかったですけど、総合7位という順位に繋がったのではないかなと思います。選手たちの陰ながらの努力であることは間違いないです。
Q:8区で宗像直輝選手(3年)が区間賞。区間賞は大学として久しぶりですが、層が厚くなるという点では1人の選手が結果を出すというのは?
A:びっくりしました。宗像に関しては、間違いなく力のある選手。練習の中で見ていても、間違いなく準エース級の選手だと思っていますが、なかなか(試合で)使うまでに至らない。(これまでは)思っていたパフォーマンスが出てこなかったのですが、この秋はしっかりいけるなと、練習の流れと試合の結果で手応えをつかんだ。ただ、区間賞というのは予想外。区間上位にはいけるかな、8区でうまく流れれば区間上位にいけるかなとは思っていました。
Q:ああいった選手がもう1人2人いたら?
A:そうですね。ここから上位(の大学)はゲームチェンジャーのような選手が復路にもいますよね。往路は5位前後くらいにいて当たり前で、そこから復路で流れを変えられる選手。青山学院さんなんかもそうですけど、ゲームチェンジャーがいる。復路に配置できる。こういったことがここから上の順位を獲るうえでの課題なのかなと。
Q:往路、復路と納得のいくタイムだと思うのですが、それでも目標としているところに届かなかった。これは落胆の気持ちが大きいのか、胸を張っての7位なのか?
A:まだいろいろなことを私の中でも整理できていないので、また明日から整理します。ある程度手応えを感じられた1年間だったと思うが、それでもまだ届かないというのは何かが足りない。ひとつではないと思うんですね。また選手が入れ替わっていきますので、いろいろきちんと整理していかないと。今年7位取れたからといって来年以降連続シードというほど甘くない。そこの整理をする作業をまず私がしなければいけないと思います。選手たちも次回はきっちりその辺をやってもらわないと。ただ去年やってきたことをそのままやったからといって、結果はついてこない。スタッフも選手も全員含めて、一つひとつ整理していきたいと思います。
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