埼玉西武ライオンズドラフト1位ルーキー 蛭間拓哉選手と「サウナ」の話

埼玉西武ライオンズドラフト1位ルーキー 蛭間拓哉選手と「サウナ」の話

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埼玉西武ライオンズにドラフト1位で指名された蛭間拓哉選手は毎日寮で「サ活」を行っているそうだ。蛭間選手にサウナの事を色々と聞いてみた。

2022年ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから1位指名を受けた蛭間拓哉選手は、1月6日にライオンズの若手選手が住む「若獅子寮」に入寮。その際の取材で寮の中にサウナがある事に目を輝かせていた。
近年のサウナブームも相まって「サ活」や「ととのう」という言葉になじみのある方もいると思う。サウナで汗をかき、水風呂に入り、その後しばらく休憩。というセットを行う事で疲労回復や自律神経を調節する効果がある。という話を聞いたことがある方もいると思うが、筆者はプロのスポーツ選手でも医療のプロでもないのでこの辺りの細かい話は割愛させていただく。
筆者自身もサウナー=サウナ愛好家で、多い時には週3~4回ほど、少なくとも2週間に1度程度は「ととのう」事で体調管理の一助になっている。
次に蛭間選手にお会いした1月9日、新人合同自主トレ初日に再び取材する機会があり、再び寮のサウナの話になった。そこで蛭間選手は毎日サウナに入っていると教えてくれた。
なんと。毎日!!確かに毎日ハードなトレーニングを行っているプロ野球選手、新生活、日々注目されるドラフト1位選手のプレッシャーなど毎日の疲労は想像する事もできないが、毎日でもサウナに入りたいと思うのは生粋のサウナーで間違いない。そこで蛭間選手のもうひとつの「特技」に思い当たった。
彼は新人選手の入団会見の席で特技は「どこでも寝られる事」という話をしていた。そして入寮の日には学生時代から愛用しているというマットレスとオーダーメイドの枕を持参。「毎日7~8時間は寝たい」と、睡眠に対するこだわりも見せていた。サウナーの方は心当たりがあると思うが、「サウナでととのう」と不思議なことに夜はグッスリと眠れる。サウナ+睡眠まで含めての疲労回復なのだ。
蛭間選手は普段練習のある日は先述した「サウナ+水風呂+休憩」を1セットで軽く調子を整えているが、新人合同自主トレ初の休養日を翌日に控えた11日には「今日は3セットくらいでしっかり追い込みたい」と話してくれた。なるほど、サウナーも平均では2~3セット程度で「ととのう」状態になる方が多いと思う。3セットという事はやはり休日の前は「しっかりととのう派」という感想を持った。
3セット行った感想はいかがだろうと思い休養日明けの13日、蛭間選手にその話を向けてみた。毎日練習の合間、練習後に取材に応えて頂いて蛭間選手には本当に頭の下がる思いだ。その度にサウナの事を何度も聞いてしまって申し訳なくも思っている。そしてこの日の取材では「3セットのつもりだったんですが……4セット行っちゃいました」と照れ臭そうに教えてくれた。
御見それした。コレはいわゆる「ガチ勢」というやつだ。サウナーを自負する筆者も相当調子の良い日でないと4セットはなかなか行かない。疲労回復の効果などがあるとは言え、当然どれくらいのセットで「ととのう」かは日々の体調、状態によるところが大きい。新人合同自主トレ3日目が終わり体に負担もかかっているであろう状態で、3セットでは物足りなくて4セット行っちゃいました…とは。これが彼のルーティンなんだと改めて実感させられた。ちなみにドラフト4位ルーキーの青山美夏人投手とよく一緒に入っているそうだが、青山投手は3セットまでだった、とのこと。3セットでも相当なサウナーだと思うが。
ところでサウナに入る時は当然大量の汗をかく。水分が抜けすぎると当然身体には良くない。その辺りの意識を蛭間選手に聞くと、「水分は毎日500mlペットボトル8本(=4L)以上は飲むようにしている」と教えてくれた。これは入寮後に血液検査などを行い、球団の管理栄養士から体質的に多めに水分を摂取した方が良いと勧められ、入団後から実践しているとの事。
その辺りの成果としてまだ実感はないそうだが、これから更に練習が激しくなる自主トレ後半、キャンプ、そしてシーズンに向け、サウナ・睡眠・水分で身体をととのえ、万全の状態で蛭間選手には過ごして欲しい。蛭間選手の試合での活躍と共にその準備段階に今後も注目していきたい。

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