「目的ありきの教育は志が低い」20年以上教育現場を見てきた作家と大竹が議論…いい子が増えたウラに潜む闇とは?

「目的ありきの教育は志が低い」20年以上教育現場を見てきた作家と大竹が議論…いい子が増えたウラに潜む闇とは?

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福岡県で20年以上にわたり、小学生・中学生・高校生の学習指導に携わり、現在は単位制高校「航空高校唐人町」の校長を務める他、株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長を兼任する鳥羽和久さんが、6月5日の大竹まことゴールデンラジオに出演。今どきの子どもを巡る環境について大竹と議論を交わした。

大竹「鳥羽さんはあるインタビューで「目的ありきの教育は志が低いと言わざるを得ない」とおっしゃっているそうですね。どういう意味ですか。」

鳥羽「例えば、革新的な発明っていうのは、ある研究者が熱中してやった結果、偶然生まれたもので。その偶然が結果的に人を救うという方がリアルだと思うんですよね。そういう意味で、初めから偶然を狙わず、目に見える目的を持ってやっていきましょう、っていうのは志が低いと。なんとなく伝わりますか?」

大竹「分かります。国の役に立つ研究みたいな目的があると、自由というか、縛られた中の表現というか、それは楽しくないし、いいものが生まれるのか、と。」

鳥羽「決まったことをやってる方が正しいように見えるんだけど、実はその時に生まれた雑音みたいなものも込みでやったほうが面白いし、そのほうが長い目で見ると、すごいことだったりするのに、近視眼的な見方では、それが見えなかっただけということは度々あると思います。」

大竹「研究じゃなくても、例えば、大学行って、勤めて、ある種のレールに乗って、君の将来が保証されるみたいな話は、一見、親も望むことだし、気持ちよく聞こえるけど、それは目的ありきですよね。それは良くないとおっしゃっている。」

鳥羽「それが向いている子もいると思うんですよ。学校でいい成績をとって、いい大学に行くというのが向いている子もいるし、安定した生活を得ている人たちもいますけど、それだけじゃないよと。全員がそれでうまくいくわけないじゃないですか。」

大竹「私なんか、こぼれた生き方をしておりますが。」

鳥羽「今の子どもたちは、初めから大人が用意したお膳立てに乗れば、いい子として育つような環境にいるんですよね。昔より子どもたちがいい子になったとか、ヤンキーがいなくなったとか言うんですが、大人たちが前もって悪いことができないようにしているんです。多様性とか言っているけど、社会を漂白してしまって、これに乗ったら安心だよみたいなテンプレートを大人たちが提示して、子どもがそれに乗っている。そういう意味では、今からの時代は大竹さんみたいな人は出てこないんじゃないかと思います。」

大竹「でも、逆の言い方をすれば、以前はヤンキーという逃げ場があったと。今はヤンキーという逃げ場のない社会になっている。」

鳥羽「そうですね。その子たちが内側にこもっちゃうみたいな感じにどうしてもなってますよね。」

大竹「そうなってくると闇は深くなりますね。」

鳥羽「発散されるべきだったエネルギーが、あらゆる子どもの中に沈殿している形なので、むしろもっと深刻なことがたくさん起こる可能性がありますよね。」

この後、今どきの子どもはどんなことで葛藤しているのかに迫る!気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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