【西武】松井稼頭央監督インタビュー 前半戦を振り返って「ここまでいろいろなことを積み重ねてこられた」

【西武】松井稼頭央監督インタビュー 前半戦を振り返って「ここまでいろいろなことを積み重ねてこられた」

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7月17日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームで行われた西武-日本ハム14回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督にインタビュー。オールスター前最後となる試合前に、前半戦を振り返ってもらった。

――前日のゲーム(7月16日、西武ー日本ハム13回戦)では、髙橋光成投手が3年ぶりの完封勝利を飾ったが、振り返ってみていかがですか?
松井「3年ぶりですか。エースがあの展開で9回までいってくれることはチームにとっても非常に大きなことなので、そういう意味ではよく最後まで投げてくれた」

――9回までという判断をした理由は?
松井「球数と(ベルーナドームの)暑さを考えたら7回、いけても8回かなと思っていたが、光成が『最後もいく』ということを言っていたので、エースが投げる試合(最後まで)任せようと思っていたし、その気持ちも嬉しかったので最後までいってもらった」

――ベルーナドームのブルペンはファンから見える位置にあるので、9回は増田達至投手かなと思っていたが、9回に髙橋光成投手が出てきた時の大歓声は光成投手を後押しした?
松井「そうですね。多分光成本人もあの声援を受けて感じるものがあったと思うし、みんなが守ってくれてファンの声援の後押しがあって、くるものがあったのではないか」

――良い9回の守りになりましたね?
松井「マック(マキノン)があそこ(9回、ファイターズの先頭バッター郡司裕也のファーストライナー)を捕って、光成もあのライナー(続く加藤豪将のピッチャーライナー)をよく捕ったと思う。8回の石井(一成)君の右中間の打球をしっかりつないで守り切ったこと(フェンス直撃の三塁打→打球がライト方向に転々とする間にバッターランナー石井がホームを狙うも、ライト岸潤一郎からセカンド外崎修汰とつないでホームタッチアウト)が大きかったと思うし、二遊間もゴロが11個くらい(実際には10個)あったのかな? 良く守ってくれたと思う」

――東京ドームでのロッテ戦(7月6日、ロッテー西武12回戦)でサヨナラ負けを喫したシーン。安田尚憲選手のセンター前への当たりで岸潤一郎選手がバッターランナー安田選手をファーストで刺そうとしたシーンがあったが、ああいったプレーが前の試合(7月16日、西武ー日本ハム13回戦)のプレーに繋がった?
松井「東京ドームの時もそうだが、可能性がゼロではないので、可能性を探るという意味ではあそこで(ライト方向に)転がった時点でサードでは無理と判断して自動的にホームに繋ぐというプレーは前もって準備していないと出来ないことなので、その時点での準備が良かったと思う」

――中村剛也選手のホームランはいかがでしたか?
松井「久しぶりのホームランだったと思うし、コーチ陣とはそろそろさんぺい(中村剛也)のホームランが見たいと言っていた中で打ってくれたので、大きな大きなホームランだったと思うし、さすがですよ」

――(中村選手は)あの打席の中で最初真っすぐをとらえきれない部分もありましたが、最後しっかりとらえました。いかがでしたか?
松井「そこをしっかりと修正してそれを仕留める技術も含めてすばらしいと思うし、さすがホームランバッターだと思う」

――この試合(7月17日、西武ー日本ハム14回戦)が前半戦最後のゲームとなりますが、前半戦を振り返っていかがですか?
松井「非常に早いなと感じている。開幕してから勝つことも負けることもある中で、ここまでいろいろなことを積み重ねてこられたのかなと思う。もちろん順位は……という部分はあるが、現状をしっかりと受け止めて一つ一つクリアしている中でチームの中で良いものも出てきている。残り60試合くらいあるが、最後までどう戦っていくか、どう勝ち星を1個ずつ積み重ねていくかということも含めて、この試合(7月17日、西武ー日本ハム14回戦)を一つの区切りとして良い形で勝って、後半戦に入っていけるように総動員でいきたいなと思う」

※インタビュアー:寺島啓太アナウンサー

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