7月30日(日)開催「TOOBOEのわるあがき」初の公開収録 イベントレポート!

7月30日(日)開催「TOOBOEのわるあがき」初の公開収録 イベントレポート!

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文化放送で毎週木曜日25時00分より放送中の『TOOBOEのわるあがき』。2023年7月30日(日)に、文化放送メディアプラスホールにて番組初公開収録イベントを開催しました!

『TOOBOEのわるあがき』は、令和のレディオスターを目指すTOOBOEが、群雄割拠の音楽業界をどのように生き抜くか。自身の制作チームとの雑談を届ける場として、今年4月に放送を開始しました。今回のイベントで収録したのは、8月10日放送予定の第20回目オンエア。ラジオ番組としてはまだ若い数字ながらも、初の公開収録イベントということもあり、会場に集まったファンの期待感でいっぱいな様子が開演前から大いに伝わってきました。

いよいよ開演。まず登場したのは、TOOBOE……ではなく、なんと事前告知なしのシークレットゲスト。かつて、番組内の人気コーナー「無名告知マン」に登場した、高知出身の高校1年生バンドマン=サイケデリック古賀さんがサプライズ出演をしてくれたのです!

彼の紹介ナレーションを聞いただけで、客席からは “あっ、知ってる!” と歓喜の声が漏れるようなざわめきが起こり、思わずニンマリと拍手。肩掛けで揺らすエレキギターと一緒に、緊張気味な様子で登場したサイケデリック古賀さんでしたが、拍手を受けると少しずつ表情が緩み、TOOBOEの代表曲のひとつ「錠剤」のギター演奏を披露します。軽く体を揺らしながら、主旋律をなぞっていく演奏に客席もクラップを返すなど、会場に早くも一体感を運んできてくれました。

前述の「無名告知マン」は、2022年末にYouTubeで生配信をした『緊急特番!#TOOBOE 大反省会~僕だって カウントダウンジャパン2022 出たかった~』から誕生したもの。当時より、TOOBOEチーム全体で、若い才能を発掘できることに喜びを見出してきたが、“業界初のフリー告知番組”として、いよいよ本当に若者たちの夢を叶える場所になってしまったのかもしれません。

そしてお待ちかね、TOOBOEと、アシスタントのせんじゅが登壇。今回は、グッズとして発売した体操服に、TOOBOE曰く人生初だという学ランというレアな衣装だ。ステージセットには、自宅から持参してきたパワー(『チェンソーマン』のキャラクター)のフィギュアや、黒板に学校机が設置されているなど、溢れ出てくる学生情緒……なのですが、TOOBOEの緩めな開幕宣言で、どちらかといえば一気に “お茶の間” 感ある雰囲気となりました。

そんな空気を一気に切り裂く大声が。「今日はなんなんですか、これは!?」。今回のゲストである山田ルイ53世(髭男爵)の咆哮で、ステージ上の空気が引き締まります。

同じく文化放送にて『髭男爵 山田ルイ53世のルネッサンスラジオ』を、なんと15年以上にもわたり担当している山田ルイ53世ですが、逆に言えばそのくらいしか接点がないとのこと。そのため、TOOBOEが、山田ルイ53世の過去を含めて「負け犬の “遠吠え” 」と嘲笑ってくるのではないかと、既に勘ぐりしかないという……。

もちろんTOOBOEサイドの目的は、番組を少しでも長く存続させるための秘訣を伝授してもらうこと。とはいえ出会いとしては最悪の印象です……。が、このイベントの最後には、コペルニクス的転回が起きたかのように、ふたりが手を取り合う様子が。本当に一体、何が起きたのか……?

さて、TOOBOEとしては番組存続の秘訣を知りたかったわけですが、山田ルイ53世は予想だにしないアドバイスを届けます。それは、文化放送の上層部に、番組が続いていることを知られないこと。あくまでも番組が「やっていないかのように」静かにしていること……!

下手にアピールをすると、番組編成にメスを入れられるので、本来であれば「こういうイベントを開くのも望ましくない」という(あくまで冗談ですが、もしかすると本気かも?)。ファンを喜ばせつつ、自身の生きる術を得ようとした意識の高さが逆に、番組を打ち切りへと近づけてしまう徒花に……。逆転の発想。やはり、現役のレディオスターはたしかな処世術を持ち、上層部の刃をひらりひらりとかわし続けていたようです。

有益情報を得たところで、最初のコーナー「週刊ガチラジオマニアを作ろう」へ。こちらは『髭男爵 山田ルイ53世のルネッサンスラジオ』にて実際に行われている企画で、ラジオが斜陽産業のいまだからこそ、本物のラジオ好きだけが読む架空の雑誌企画を作ろうという、かなりこってりめなもの。ここでのハイライトには、ラジオスタッフのファッションあるあるについて話を深めていたところから、『TOOBOEのわるあがき』『髭男爵 山田ルイ53世のルネッサンスラジオ』共通点が見つかったシーンを挙げます。

その共通点とは、この日の会場後方に見える大きなガラス張りの部屋。ひとつ上の13階にある9スタジオ(通称:9スタ)の収録ブースで、あるときにはなぜか机が濡れていたり、ポテトチップスの食べカスが散らかっていたり。またあるときには、Wi-Fiを含めてあらゆる電波が遮断されるなど、誇張抜きにあらゆる災厄が訪れる場所……その名も通称、独居房TOOBOE山田ルイ53世ともに、そんな乱れた風紀の煽りを受けている “13階の民” 同士だと判明したのだ。

それでは、誰が風紀を乱しているのか……思い当たる人物を教えてほしいと求めるTOOBOEに、山田ルイ53世から警告が。そうした疑問は決して深追いをせず、たとえ気になったとしても、その気持ちをぼやかして生きていくこと。もし深掘りをしたら、思いもよらぬビッグネームが飛び出してしまうかもしれない。触らぬ神に祟りなし。近づく神に罰当たる……。冒頭にも触れた “番組存続のコツ” に持っていく、山田ルイ53世の見事な回収力が披露されました。

次コーナー「夏休みのエピソード」では、当日に会場で集めたおたよりを紹介するものの、40年前に刺青のお兄さんたちに土下座をさせられた、地元の田舎道で自転車に乗っていた際、セミに2km近く追いかけられたなど、なんとも悲しいエピソードが続きます。ここでは、TOOBOEから「カブトムシはかっこいいと思います」 「セミは “素材” がいやですよね」という独特すぎる言葉選びが光ったほか、彼の小学生時代は、公園の茂みにある空洞の部分を秘密基地に、漫画を読むような普通の男の子だったというレアエピソードも耳にすることができました。

また、イベントの最後には新情報の告知も。8月16日より1週間限定で、東京・池袋PARCOにて自身初の個展「john史展」を開催するのはすでに周知の通りですが、馴染みのキャラクターであるヒガンの描き下ろし等身大パネルなど、「会場内の物で、買えないものは(ほぼ)存在しない」と、会場内の展示品が購入可能であることを発表。また、8月9日には新曲「fish」が配信リリースされることも明らかに。こちらは東京・アートアクアリウム美術館 GINZAにて開催中の特別企画「夏のアートアクアリウム展2023」タイアップ楽曲として制作されたもので、楽曲を使用したCMも既にオンエアされているということです。

音楽活動が目覚ましい躍進を遂げることで、TOOBOE自身が目立ってしまう。それにより、必然的に『TOOBOEのわるあがき』にもスポットが当てられ、文化放送の番組改編の波に飲まれてしまうのではないだろうか……? そうしたジレンマを抱えることもきっと、令和のレディオスターを目指す上での宿命なのでしょう……。

とはいえ今回は、 “独居房仲間”“9スタメイト” “9スタの民” と、呼び方はなんでもよいのですが、ラジオ歴の長い強力な後ろ盾を手に入れたわけです。このままいくと、最終的に文化放送の上層部を相手取り、 “9スタ一揆” もとい、上層部との対決が最終目的地になりそうですが……。なによりも、笑いと学びの多い初の公開収録イベントとして幕を閉じました。

 

公開収録の模様は、ニコニコチャンネルでアーカイブを聞くことができます。

「TOOBOEのわるあがき」の今後の展開もお楽しみに!

 

【番組概要】

(左から) 番組パーソナリティのTOOBOE、せんじゅ

■番組タイトル:
『TOOBOEのわるあがき』

■日時:
毎週木曜日 25時00分~25時30分

■出演:
TOOBOE、せんじゅ

■メールアドレス:
tooboe@joqr.net

■Twitter推奨ハッシュタグ:
#わるあがき

■ニコニコチャンネルURL:
https://ch.nicovideo.jp/tooboe-waruagaki
※番組のアーカイブやアフタートークが楽しめます
※月額550円(税込)

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  • 執筆=一条皓太


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