福井謙二グッモニ 第44回

皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。
関東も梅雨入りしましたね!今年は平年より10日も早いそうです。

さて今朝のオープニングトークはテレビとラジオの違いについてでした。
この番組、というかラジオ番組はほとんどそうなのですが、喋り手が二人いると、ほぼ向かい合って喋ります。しかしテレビの世界では、アナウンサー同士が向かい合って喋ることはまず無いのだそうです。
それにカメラに向かって喋るテレビは、画のフォローをしたりするのが仕事。一方のラジオは会話のキャッチボールが仕事。同じアナウンサーでも土俵が違えば全く技術も違うというお話でした。

木曜日のコメンテーターは立教大学経済学部教授・中小企業サポートネットワーク「スモールサン」主宰の山口義行さん。
IMG_0187.JPG

今日は「株価の乱高下、長期金利の上昇に見るアベノミクスのほころび」ということで物申していただきました。
黒田日銀総裁が「金利を下げる」と宣言した後、なぜ金利が上がったのでしょうか?

例えば、100万円の国債を5%の金利で買ったとき、利払いは5万円。
ですが世の中の金利が10%まで上がると、5%の金利では誰も国債を買いません。国債の値段が50万円まで下がってようやく、50万円に対する5万円ですから、利回りは10%ということになり、世の中に適合します。
大前提として、「世の中の金利が上がると国債の値段が下がる」のです。

いま起きていることは、日銀が大胆な金融緩和を宣言したため、インフレが起こり金利が上がる時代が来ると予想した大手の金融機関が、保有している国債を一斉に売り始めたということだと山口さんは分析します。
値下がりが必然だからです。

すると「市場に有り余っている」という理由で国債の値段が下がっていきます。国債の金利は固定ですから、国債の値段が下がるということは固定されていた利払いの金利は相対的に上がっていきます。つまり、「国債の値段が下がると金利があがる」ということにもなるのです。

日銀のシナリオは「金利を下げてインフレを起こす」でしたが、それを言った途端、先に金利が上がってしまったので、景気回復の動きがストップしてしまったのだそうです。
そこでアベノミクスへの疑念が生じたことも、株価大暴落の一因でした。

ざっとこういうお話だったのですが、山口先生、この理解であっていますでしょうか?


今朝のグッモニ特派員は仕事旅行社代表の田中翼さん。仕事旅行社では、その名の通り、「様々な仕事が体験できる旅行」ができるサービスを提供しています。
体験できる職種は60種類以上。「落語家」「飴細工職人」「盲導犬訓練師」「ブランディングディレクター」など、普段できないような仕事を体験するための旅行なのです。
お値段は業種によって様々ですが、1万円~4万円程度。小学生からお年寄りまで、月に200人ほどの方が参加しているのだそうです。これからもさまざまな職業が加わっていくようです。


エンタメ今のうちでは、神社・お寺が好きな人たちのための合コン、その名も「寺社コン」をご紹介しました。
IMG_0190.JPG

今朝お話ししてくださったのは寺社コン企画者の実践旅行研究家、堀内克彦さんです。
昔から活動されている「宿坊研究会」でお寺や神社好きの方々とお話しするうちに、「同じ趣味の人があんまりいない」という話題から始めようと思ったとか。
集まった方々は座禅や写経、祈祷を受けたりして懇親会へ。親睦を深めていくのだそうです。
参加条件は「独身」「真面目な出会いを意識している」「お寺・神社が好き」の3つの条件を満たした方。前回で100回目を迎え、30代中心で40人ほどの参加があったそうです。
なんと堀内さんご自身も寺社コンで出会った方と、今年2月にご結婚なさっているそうです。
寺社好きな方はご参加してみてはいかがでしょうか!?

寺社コンのHPはこちら


今回は特にですが、最近コメンテーターの記述が長くなってしまう傾向にあります。
しかしそれは、純粋に分かっていただきたいという気持ちからなのです。ちゃんと声に出して読んでくださいね!!!(爆)

明日もよろしくお願いします!!!

グッモニ 2013年5月30日
↑トップへ戻る