福井謙二グッモニ 第46回

皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。

6月ですね!梅雨入り宣言はどこへやら、夜はひんやりしているものの昼間はカラッと晴れています。
運動会もできる!洗濯物もできる!うーんいい梅雨の中休みですね!


曜日のコメンテーターは「クーリエ・ジャポン」編集長の冨倉由樹央さん。先の見えない日本のエネルギー政策に物申していただきました。
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いまロシアから日本へのエネルギー供給の流れが加速しています。
しかし忘れてはいけないのは、ロシアに頼った形であるということだと冨倉さんは言います。

2006年にロシアとウクライナが対立したとき、ロシアはウクライナへのエネルギー供給であるガスの元栓を締めてダメージを与えるという措置をとりました。すると、ロシアからエネルギーを買っていた他のヨーロッパ諸国にも甚大な影響がでてしまいました。
いつの間にかロシアに生殺与奪の権利を握られていたヨーロッパは危機感を抱き、別のエネルギールートを模索したそうです。

ロシアとの間に北方領土問題などを抱える今の日本が、エネルギーをロシアに握られてもいいものか?
そんな問題提起をしていただきました。

朝のグッモニ特派員は不動産コンサルタントの長嶋修さん。「億ションブーム」などで伸びていると言われる住宅市場が現在どうなっているのか、お話ししていただきました。
アベノミクス効果や、消費増税の足音も聞こえるためか、住宅展示場は大盛況のようです。97年の消費増税の時は駆け込みが非常に多かったのですが、今回はそれほどの大きな駆け込みの流れは無いといいます。
長期金利の上昇は、番組でもよく話題にしていますが、それでも歴史的な低金利水準には変わりないということです。ただ、いつかは金利は上がるので心の準備は必要といいます。
固定金利か変動金利かは半々らしいのですが、今後上がってしまうであろうことを考えると、固定金利を勧めているそうです。
今はある種買い時と言えますが、外部要因が多いので慌てて買うと後で後悔することもあるとか。金利や消費税は頭の端で考えて、あくまで自分や家族の生活プランを第一に考えることが大切、というお話でした。

ンタメ今のうちでは子育ての季節で気が立っている「カラス対策」について特集しました。
お電話でお話ししてくださったのは、兵庫県伊丹市環境クリーンセンターの武田好二さん。伊丹市が作成した『ごみステーションのカラス対策ガイドブック』を市民・地域に配布したところ、大きな成果をあげているということです。
カラスの視力は人間の5倍!なんと紫外線も見えているといいます。そこで有効だったのは黄色いネット。しかし黄色であることが有効だったのではなく、紫外線をカットする顔料であればいいようです。
実はカラスは鼻が効かず、ゴミ袋に顔を突っ込んで判別するそうです。なので、ネットのどんな小さな穴も見逃さず、ごみを完全にネット覆ってしまうと絶大な効果が得られるそうです。と、いいますか、そもそも物理的に入り込む余地が無ければそれだけでも効果は大きいのです。

また、カラスは個人で駆除することは禁じられており、駆除するにしても費用や労力を考えると大変なことです。なので、ごみステーションのひとつひとつが、カラスのエサとなるものを絶てば、自然と数は減り、駆除するよりもずっと楽だということです。
自然界にあるカラスのエサに対して、ごみステーションで得られるエサの量は5倍。これを全て絶てば、カラスは確実に減りますね。

皆様もガイドブックを読んでみてはいかがでしょうか?
ガイドブックはこちら


番組冒頭で呼びかけたところ、皆様から多数のカラス被害メールをいただきました。
やはり攻撃されることは誰しもあるようです。かといって反撃すると覚えられますし・・・。
カラスに対してエネルギー制裁措置をとるしか無いですね。ごみステーションのエサを絶ってしまいましょう。

明日もよろしくお願いします!!!

グッモニ 2013年6月 3日
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