福井謙二グッモニ 第64回

皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。
社会人が夏休みを取ることは、なかなか気を使う行為ですよね。特にアナウンサーなど、毎日レギュラー番組を持っている人であれば特に「根回し」が必要ということです。
休みを掴み取るためには、人望が必要ということなんです!皆様はいかがですか?

木曜日のコメンテーターは立教大学経済学部教授の山口義行さん。
いま必要なのは「金融緩和」より「事業創造支援」!ということで物申していただきました。

金融機関の仕事は、預金を集めて企業への貸し出しを行うこと。しかし企業側の需要が無ければ貸し出すことはできません。それを「緩和緩和」と日銀がいくら金融機関のお尻を叩いても、社会にお金は回りません。

そんな中、脅威の預貸率(預金額に占める貸出額の割合)を誇るのが西部信用金庫。
就任して3年で1000億円の貸出増加を成功させた理事長の落合さんは、"顧客の課題解決"に尽力したそうです。
企業側が抱えている問題を、金融機関が持つ広い人脈を使って解決策を提案する。
企業の事を考え、事業がうまくいくようタッグを組んだ結果、貸出額が増えたそうです。
しかも融資が増えた一方で、不良債権の額は他行に比べても驚異の低さ。
企業とともに歩む金融機関のあり方について考えさせられるお話でした。

今朝のグッモニ特派員は神奈川県印章高等職業訓練協会・会長の青山尚文さん。
神奈川にあるこの印章高等職業訓練校は、ハンコ職人を養成する、全国でも唯一の職業訓練校です。
機械化により手彫りの需要が落ち込み、職人のいるハンコ屋は激減しています。しかし「機械には真似できない手彫りの魅力を残したい」という熱い気持ちを訓練生に伝えています。
現在訓練生は6人しかおらず、今後の展望も厳しいのですが、卒業生の中には「技能グランプリ」で金賞を受賞する方もいます。それほど高い技術なのです。
ハンコは人生において大切な役割を持ちます。偽造しにくい手彫りで唯一の物を持つことが望ましい、というお話でした。


エンタメ今のうちでは、都道府県より小さい!市区町村よりまだ小さい!町会レベルで生み出されたゆるキャラを特集しました。
お越しいただいたのは品川区戸越5丁目町会の菊池満子さんと真辺由理さん。

戸越五丁目町会から生み出されたゆるキャラ、その名も「とごっちょ」!!
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もとは新成人向けイベントの参加者がゼロだったことから考案された若者向け企画でした。このゆるキャラのすごいところは企業委託を一切せず町内の人員のみで作られたキャラクターであるということです。
素人がイチから作った手作りゆるキャラは、新聞で取り上げられ、区長の耳にも入り、今では募金を元に着ぐるみが完成間近!
戸越は1~6丁目までありますので、兄弟ができる兆しもあるということですが!?(笑)

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今日は町会長もスタジオを見守るためにお越しくださいました。また、この番組をポスターやチラシにして地元で宣伝してくださったそうで、きっと戸越五丁目では多くの方が聴いてくださったことでしょう。
ゆるキャラで町は盛り上がるのです!立ち上がれ町会ゆるキャラ!!

日本に比べて外国では「学生か!?」と思うような長い夏休み期間があるそうです。
ですが日本人にしてみれば一体何をして過ごせばいいのでしょうか。日本縦断ゆるキャラ巡りの旅でもしてみますか!
確実に88体以上いますので、お遍路さんより大変かもしれませんが・・・!!

明日もお楽しみに!!!

グッモニ 2013年6月27日
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