福井謙二グッモニ 3月13日(金) 第509回

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皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。

金曜日のコメンテーターは、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授の夏野剛さん。

夏野さんには『今のクルマはスマホの尖ったアプリに負けている...』というテーマでお話頂きました。

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クルマは地方などでは移動手段としては現在も必需品ですが、都市部では若者を中心にクルマに興味がない人も増えており、クルマが一つのステータスだった時代にも変化が訪れています。
その理由として、マーケティングを行う上での課題となっていたものが、以前は顧客の「財布の中身の取りあい」だったのが、現在は顧客の「時間の取り合い」へと変化したことが挙げられると話す夏野さん。

確かに、同じ1時間で何かを楽しもうとした時、ソーシャルゲームの方が気軽に短時間で、しかも手元でも楽しめるため、ドライブに出かけることよりも優位です。

それに加えて、日本の自動車メーカーは新しいものや尖ったものを創るよりも、安心・安全でコストパフォーマンスの良いものを得意としており、クルマのエンタメ度=ワクワク感が減ってしまっていると指摘。

しかし、海外メーカーの趣味性の高いクルマの需要は落ちていない為、日本の自動車メーカーもコストパフォーマンスで勝負するものを創る一方、もっと趣味的な趣向に特化したクルマを創っていくべきではないか?というお話でした。


今週のグッモニ特派員では、被災地の復興を支援する人たちの姿をご紹介。

本日ご紹介したのは、福島の原発事故をモチーフにした絵本『ひかりのりゅう』です。
原発事故を親子で一緒に考える時に役立つようにとの願いから生まれたというこの絵本の作者、小野美由紀さんにお話を伺いました。

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本日ご紹介の絵本『ひかりのりゅう』は、絵本塾出版から、税別1300円で発売中です。


エンタメいまのうちのテーマは、「日本で唯一の東京駅フォトグラファーが語る東京駅の魅力!」

昨年12月20日で開業100周年を迎えた東京駅。

今朝は"東京駅愛"に溢れる一冊『東京駅100周年 東京駅100見聞録』の著者であります、東京駅フォトグラファーの佐々木直樹さんにお越しいただきました!

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肩書きが"東京駅フォトグラファー"ということですが、その名の通り「東京駅だけ」を撮り続けるフォトグラファーだという佐々木さん。

所謂、鉄道オタクの道を歩み、"撮り鉄""乗り鉄"歴は40年以上だそうですが、もとから"別格"だと思っていた東京駅の「丸の内駅舎」が復元されることが決まり、あの象徴的な「八角屋根」が消えてしまう前に、と写真を撮りまくったそう。

それをきっかけに、列車と駅舎を絡めても撮影するようになり、そこからどっぷり東京駅の魅力にはまっていったとのこと。

今朝は、そんな日本で唯一の東京駅フォトグラファー・佐々木さんだからこそ知る"東京駅の楽しみ方"を教えて頂きました!

そのうちの一つとしてご紹介頂いたのが、東京駅開業以前から存在し、106年現役の鉄柱。

現在は山手線外回りと京浜東北線南行の5・6番線ホームの屋根を支えていたそうですが、JR東日本はこの屋根の新設工事を発表し、今年の春には役目を終えてモニュメントとして一つ残るだけに...。

佐々木さんは番組出演前に今朝もこの鉄柱を見に行かれたそうですが、すでに工事が進んでおり、現在残っているのはたったの2本!

この鉄柱が屋根を支える「現役」の姿を見れるのはあともう僅かですので、興味のある方はお早めにどうぞ!

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そのほかにも、佐々木さんの"東京駅愛"がたっぷりと詰まった一冊、『東京駅100周年 東京駅100見聞録』(日本写真企画)をチェックして、実際に東京駅へ足を運んでみてはいかがでしょうか!?


♪今日の楽曲
「Sugar」 Maroon 5
「自転車でおいで」 矢野顕子・佐野元春

来週もおたのしみに!!

グッモニ 2015年3月13日
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