福井謙二グッモニ 4月6日(月) 第525回

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皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。

月曜日のコメンテーターは「クーリエ・ジャポン」編集長の冨倉由樹央さん。

冨倉さんには『中国主導の新たな投資銀行の狙いと、日本の対応』についてお話頂きました。

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中国主導で設立される「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)は、去年10月、設立の覚書が調印された時に参加を表明した国は「21か国」でしたが、先月末までには「51の国と地域」と参加を表明する国が相次いでおります。

AIIBは、アジアの発展途上国のインフラ整備に必要な資金ニーズに応えるための「国際開発金融機関」で、今年中の業務開始を予定しているとのこと。

もともと、アジア諸国のインフラ整備を助けるための国際金融機関というのは、「アジア開発銀行」(ADB)が存在していましたが、この組織は日本とアメリカが主導してきたもので「融資基準が厳しすぎる」などの理由から、中国と融資を受ける新興国のどちらからも不満の声が上がっていたそうです。

もちろん、AIIBにも様々な不安があることは参加表明国のすべてがわかっていることですが、それでも参加国がこれだけ増えたのは、アジアにおけるアメリカの影響力が低下して、中国のパワーが増大していることを認めた国が多いからだろう、と話す冨倉さん。

これが現在の世界情勢で、難しい時代になったが、日本もしたたかに立ち回れるように努力していかなくてはならない、というお話でした。


グッモニ特派員は、「大ニセモノ博覧会」をご紹介。

現在、千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館で行われているニセモノばかりを集めた展覧会「大ニセモノ博覧会」が人気を呼んでいます。

博物館といえば、本来はニセモノの展示などには一番神経をとがらせているところだと思われますが、今回このような企画展示を開催した理由や狙いについて、国立歴史博物館教授の西谷大さんにお話を伺いました。


エンタメいまのうちのテーマは、『地図とコンパスとカメラを使った新スポーツ!"フォトロゲイニング"の世界へようこそ!』

いま、「フォトロゲイニング」・・略して「フォトロゲ」が日本でじわじわとブームが広がりつつあるということで、2009年から「フォトロゲイニング」の普及に携わっていらっしゃる「日本フォトロゲイニング協会」代表の伊藤奈緒さんにお話を伺いました!

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元々、24時間かけて地図を頼りに山の中のチェックポイントを回って得点を競う「ロゲイニング」というオーストラリア発祥のスポーツがあったそうですが、それをもっと「手軽に楽しもう」ということで、写真と組み合わせたのが「フォト+ロゲイニング」で「フォトロゲイニング」という競技。

日本のロゲイニング愛好家が中心となって生まれた「フォトロゲイニング」。

参加者が用意するのは「デジタルカメラ」と「コンパス」で、ロゲイニングと違い、携帯電話やスマートフォンでもOK!

史跡や観光名所に得点が設定されたチェックポイントが示された地図と、そのチェックポイントの写真一覧が、スタート前に主催者から配られます。

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それを制限時間内に2~5人のチームで一緒に行動し、好きなだけ好きな順番で回って、写真を撮って得点を集める、というのが基本的なルール。
配られた写真一覧と同じ風景を撮影することで、チェックポイントに到達したという記録になります。

チェックポイントの数字がそのまま得点になっていて、より得点の高い方が上位になりますが、制限時間内に全てのチェックポイントが回れるわけではないので、コース設定も重要なポイントとなっており、チームで話し合って何回も作戦を変更したりと、体力だけでなく知力も試されるのが魅力だそうです。

自由なペースで沢山の人が参加できるそうで、大会自体は、100人前後のアットホームな大会から、大きいもので600人程度。

これから陽気もよくなってきて、本格的なシーズン到来ということで、現在参加者募集中の大会も数多くあります。

フォトロゲイニング公式サイトでは、全国の大会情報や、より詳しいルールなどが掲載されていますので、興味のある方は是非ご覧下さい!

フォトロゲイニング公式サイトはコチラから!


♪今日の楽曲
「Secrets」 Mary Lambert
「桜色舞うころ feat.溝口肇」 中島美嘉

明日もおたのしみに!!

グッモニ 2015年4月 6日
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