福井謙二グッモニ 9月25日(金) 第649回

皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。

金曜日のコメンテーターは、立教大学経済学部教授、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授の夏野剛さん。

夏野さんには『今、富裕層の間で広まる「節税ブーム」!』についてお話頂きました。

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節税にブームなんてあるの?と思いきや、実はいま相続増税を機に富裕層などの間で、節税ブームが起きているそうです。

「株式会社をつくり物件を買い、その物件を所有する会社の株式を贈与する方法」や、「純金を小分けにする方法」「孫を養子にする方法」など、もはや脱税に近いような節税方法を実践する人たちがいるとのこと。

そのような節税手段をとる人たちが急に増えたのは、相続税が今年から増税されたことが背景にあるそうですが、相続税や贈与税は、一部のお金持ちに富が集中するのを抑え、「格差」が世代を超えて引き継がれていくのを防ぐ目的があってのもの。

脱税ギリギリの節税方法を実践する人たちいることは問題だが、解決には時間がかかるだろう、というお話でした。


グッモニ特派員は、視覚に障がいがある方々のサッカー「ロービジョンフットサル」について。

ロービジョンフットサルとは、例えば、視力0.03以下、視野が5度以下といった見え方に障がいのある人たちのためのサッカー。
全盲の選手によるブラインドサッカーは、最近マスコミでも取り上げられる機会が増えていますが、ロービジョンフットサルは、まだまだ認知度が低い現実について、取材に当たった塚本ディレクターがお伝えいたしました。


エンタメいまのうちのテーマは、『福井さんの母校で、コスプレ准教授を発見!』

正確には母校といっても大学院のほうになりますが、慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 准教授の杉浦一徳さんにお越し頂きました!

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杉浦さんは、2008年に創設されたばかりのメディアデザイン研究科で、簡単に言えば、「オタク文化」の講義を受け持っていらっしゃいます。

日本のオタク文化、サブカルチャーの講義がある大学・大学院は増えましたが、実践的な講義がないことに気づき、「オタク文化を楽しんでいる人目線」の講義にしようと思い、自身もコスプレをするようになったという杉浦さん。

今日していたコスプレは、慶応義塾大学大学院 メディアデザイン研究科のイメージキャラクターの「めーちゃん」。

めーちゃんの衣装はなんと手づくりで、このほかにも全部で400着ほどあるそうで、その中で自作は100着程度あるとのこと。

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実際に行った講義の見出しをご紹介しますと、「秋葉原で広がる日本のポップカルチャー」「ビデオゲームの進化論」「国際的視点から見た日本」などで、秋葉原散策などの課外授業や、撮影会も行っているそうです。

生徒さんの数は、大学院なので1回の講義で60人前後で、そのうちの4割が留学生で、英語メインで講義を行っているとのこと。

メディアデザイン研究科には、クールジャパンを推奨する有名な教授やインターネットの基礎を作り上げた教授もいるため、今後も様々な側面から日本のオタク文化、サブカルチャーを盛り上げたいそうです!

日本が世界に誇るオタク文化を世界に広めるため、今後もご尽力下さい!


♪今日の楽曲
「Butch I'm Madonna(Clean version)」 MADONNA
「いまを生きて」 手嶌葵


来週もおたのしみに!!

グッモニ 2015年9月25日
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