文化放送

鎌田實×村上信夫 日曜は頑張らない

鎌田 實
鎌田 實
(かまた みのる)

医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、 東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会 放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」 「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

村上 信夫
村上 信夫
(むらかみ のぶお)

1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com

過去の記事

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2014年9月 8日

9月7日 第124回放送

いま「里山」が見直されています。八ヶ岳の山麓で里山の価値を日々実感している鎌田
さんと、京都丹波に度々帰省しては田舎の空気を満喫している村上さん。そして今回は
地域エコノミストで『里山資本主義』(角川ONEテーマ21)著者の藻谷浩介さんを
ゲストに迎え、身近な資源を活用し地域活性化を図る「里山資本主義」について鼎談。

藻谷浩介さんは、1964年山口県の瀬戸内沿いの里山で生まれ育ち、平成大合併前の
3200市町村の99.99%、海外70ヶ国をほぼ自費で訪問して、その経験を基に
地域エコノミストとして長年に亘り地域経済再生のために全国で提言を続けています。
「里山」には、代々の先祖が営々と育んできた、自然と共に生きるシステムや絆があり
そのルールを守っていると、いまの時代でも、水と食料と燃料、幾ばくかの現金収入が
ちゃんと手に入ります。新鮮な野菜に魚、おいしい水、火を囲む楽しい集まりから地域
の強い絆も生まれています。都会の給与労働者よりも里山暮らしの人間の方が、お金は
ないけど、はるかに豊かな生活を送られていると実感している藻谷さんは指摘します。
例えば、長野県の下條村。人口4000人の山村ですが、村役場の職員を減らし、民間
企業に派遣して意識改革を促したり等自治体のとるべき道を愚直に歩んだ成果、現在は
国の補助金に頼らず、全国有数の出生率1.92を誇り、国基準の半分以下の保育費、
子育て応援金、若者定住促進住宅の建設、道路の普請は村民が自ら行う等々成功事例。
最後に、2060年日本にも明るい未来が待っていると藻谷さん、理由は番組の中で!
■童謡・唱歌リクエスト募集■秋の訪れと共に童謡・唱歌のリクエスト特集を企画して
います。思い出に残る童謡・唱歌の曲名とエピソードなどお気軽にお寄せください。

放送分を聴く 放送日:2014年9月7日

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