
(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2022年5月13日
5月8日 第513回放送
中高年になってから「習い事」を始めたい!再開したい!と考える人が増えているそう
です。子育てがひと段落し、セカンドライフを考えはじめる頃で、自分のために使える
時間が増えたうえに、通信環境の発達でコロナ禍でも独学が可能になりました。今回は
皆さんからお寄せいただいた『習い事やお稽古のエピソードや体験談』を特集します。
【さいたま市:女性リスナー】中学生の時「さだまさしさんのコンサート」に行き
ドラムに魅了されいつかこの楽器を私も叩いてみたいと思い続け、50歳でドラム教室
に通い出し、私は「お笑い演芸会」レベルですが、憧れのさださんとの共演を妄想して
レッスンに励んでいます。こんな私に根気よく教えて下さる先生や、級友に感謝です。
【東久留米市:男性リスナー】妻から贈られたウクレレで好きな歌を歌っています。
【さいたま市:男性リスナー】中学1年から続けているギターの弾き語り。今はソロで
活動中ですが、かつてはオヤジバンドで「老人ホーム」で演奏会に出演してきました。
【板橋区:女性リスナー】8歳からピアノを習い、15歳から祖母と一緒に
三味線を習い始めて師範の資格を取りました。32歳からはバイオリンを始め55歳に
なった今も続いています。好奇心、ワクワク、ドキドキの気持ちを大切にしたいです。
【都内在住:女性リスナー】私が今のめりこんでいるのは「長唄の三味線」で出会いは
65歳で始めた絵本の読み聞かせボランティアに活かせたらと思い立ち、ネットで先生
を探し出して66歳の6月6日に始めました。苦手な弾き歌いの暗譜の宿題でもがいて
おりますが、苦労しながら、頭のどこかが活性化しているような実感。幸せ時間です。
【板橋区:男性リスナー】小学生で「習字教室」に通い、また書道に挑戦したいです。
日曜はがんばらない : 11:24
2022年5月 6日
5月1日 第512回放送
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって以降、平和を願う声と共にウクライナ
民話から生まれた絵本『てぶくろ』とロシアの絵本『おおきなかぶ』が注目され番組で
紹介したら「小学校の学芸会で演じました」や「親に読んでもらった記憶が蘇った」等
寄せられました。絵本への関心が高まる中で今回は『おススメの絵本』を紹介します。
『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日』は、今年1月に86歳
で亡くなった児童文学者の松岡享子さんが原案と文、スロバキア在住の絵本作家の降矢
ななさんが現地の畑仕事をベースに文を補作し絵を描いた、松岡さんの遺作絵本です。
小さな家にまめまめしく働く老夫婦が仲良く暮らしています。2人は働き者なのですが
ひとつだけ困ったところがあります。それは何かしている途中でも、他にしたいことを
見つけると、そっちが気になって直ぐにやらないと気が済まない性格なのです。次々に
新しいことを始める2人の顛末をユーモラスに描いています。この絵本は動植物の世話
や修理、裁縫など毎日の生活を楽しみながら暮らすことが大事であると教えています。
『ぼくは川のように話す』は、吃音をもつカナダの詩人ジョーダン・スコットの実体験
をもとにした絵本です。少年の繊細な心の動き、父親の言葉とともに彼を救ってくれた
美しい川の光景を瑞々しいタッチでシドニー・スミスが描き、翻訳は原田勝さんです。
『ぼちぼちいこか』は、重量級のカバ君が消防士、飛行士、ピアニスト...次々に挑戦し
て失敗します。マイク・セイラー作/ロバート・グロスマン絵/翻訳は今江祥智さん。
◆募集テーマ『幸せを感じるとき』どんな時に幸せを感じますか?幸せとは何ですか?
あなたが幸せを感じる時、感じることはなんですか?体験談ご意見をお寄せください。
日曜はがんばらない : 09:11
2022年4月29日
4月24日 第511回放送
4月から『大人の寺子屋~次世代継承塾』を始めた村上さん。会場は文京区の麟祥院で
毎月1回開催予定です。いま日本人としての感性、精神性、技、振る舞い、そして言葉
が揺らいでいます。ぶれないようにきちんと継承していこうというのがこの企画です。
今回は、この企画とは別ですが、素晴らしい技術や技を用いた伝統工芸界の後継者不足
などの問題に取組んでいる東海地区の若手女性職人9人グループの活躍を紹介します。
長い歴史の中で育まれてきた「匠の技」が消滅の危機にさらされている。そんな状況を
打開すべく立ち上がったのが『凛九』という女性職人のグループで凛とした姿で互いに
リンク=つながり活動しています。代表の「伊勢根付」職人の梶浦明日香さんが登場。
梶浦さんはNHKのアナウンサー時代に伝統工芸の職人を紹介する『東海の技』という
番組を担当し伝統工芸の職人たちが大切にする「一生現役・一生成長」という考え方に
感銘。職人自身の生きざまが作品に現れ、年を重ね経験を積むことに価値が見出される
から工芸品そのものも使い込まれた方が味わい深く、傷さえも美しいと評価されます。
その一方で伝統工芸の多くは後継者不足で、唯一無二の技術や文化が存続の危機に直面
していることに、途絶えたら代わりがない伝統工芸を「守らなければ」という強い思い
が芽生えて、取材で知り合った「伊勢根付」の匠・中川忠峰さんに弟子入りしました。
根付は江戸時代に煙草入れや印籠などを紐で帯から吊るし持ち歩くときに用いた留め具
で「伊勢根付」はお伊勢参りの人気みやげ品。特に粘りと堅さのある朝熊柘植を使って
干支や七福神などの精緻な模様を彫り込む伝統工芸。梶浦さん他に有松・鳴海絞、伊勢
一刀彫、尾張七宝、豊橋筆、伊勢型紙、伊賀組紐、美濃和紙、伊勢漆芸の女性達です。
日曜はがんばらない : 15:38
4月17日 第510回放送
一般には生まれてから3年ほど「おむつ」のお世話になり、パンツに切り替えた途端に
その感触すら覚えていません。そして、老いて「大人のおむつ」のお世話になります。
ところが、期せずして病気やけがで「おむつ」のお世話になることがあり、この期せず
して使用することになった時の戸惑いなど『ドクター鎌田の患者体験』を紹介します。
先々週の放送で鎌田さんが「去年6月治療ために短期入院した」と告げるとたくさんの
リスナーさんから「ご自愛ください」のメールをいただきました。それらに感謝を込め
医者が患者になって気付いたことをユーモア交えて話します。不整脈が気がかりだった
ので「心房細動のカテーテルアブレーション」という手術を受けました。股の付け根に
ある太い血管からカテーテルを血管内に入れて心臓まで進め、治療標的分位に電極カテ
ーテルを固定し、高周波を通電して心臓の筋肉を焼灼する治療です。初めての体験から
戸惑ったのは術後の「絶対安静」です。膀胱に管を入れて尿を出すバルーンカテーテル
を着けていますがちょっと体が動くたびに尿意を催すのが気になって仕方ない。そして
もっとも戸惑ったのは便意を催した時。看護師さんに「おむつをしているのでそのまま
してください」と言われても羞恥心もありそう簡単には出来ないことに気付きました。
そんな入院体験の中で出会った緩和ケア専門看護師が考案した「魔法の手」と呼ばれる
鍋つかみのような手袋の存在に感激。床ずれ予防手袋で背中を擦られると気持ちいい。
また「尿管結石」は日帰り治療の「体外衝撃波結石破砕術」を受けましたが、尻側から
尿管の石を目掛け衝撃波を当てます。鎮痛剤の坐薬の扱いに初体験で苦戦したと白状。
痛さや恥ずかしい体験をしたドクター鎌田は、この経験を診察に活かすと誓いました。
日曜はがんばらない : 15:34