文化放送

鎌田實×村上信夫 日曜は頑張らない

鎌田 實
鎌田 實
(かまた みのる)

医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、 東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会 放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」 「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

村上 信夫
村上 信夫
(むらかみ のぶお)

1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com

番組へのメッセージをお待ちいたしております。 メールはコチラ:kamata@joqr.net

2015年6月15日

6月14日 第163回放送

摂氏43度という灼熱のイラク難民キャンプで巡回診療と健康講演会をして9日に帰国
したばかりの鎌田さんが現地で見聞し体験した「最新の現地リポート」を熱く語ります
実は鎌田さんの左手は今痺れている状態でグーが握れない複合性局所疼痛症候群ですが
薬を待っている難民や子どもが笑顔を取り戻す為に行動する使命感の強さはあっぱれ。

シリア北部からイラク中部に至る広大な地を掌握するイスラム教過激派の武装組織IS
「イスラム国」はイスラム原理主義にのっとり排他的・攻撃的な思想を発達させた組織
で他の民族や宗教・宗派を受け入れないところに問題があります。10年間アラブ諸国
に通い続けた鎌田さんは、偶像崇拝禁止の名のもと博物館や遺跡が壊されてしまうのが
なんとも残念といいます。そして人道支援に移ります。JIM-NET(日本イラク医
療支援ネットワーク)は、イラク北部のクルド人自治区のアルビルに事務所を開設して
3つのキャンプ内の医療施設に薬を配布し、現地医師による巡回診療を行っています。
同行する鎌田さんも聴診器を持って診療にあたり「健康講演会」では多くの難民を前に
「減塩・野菜の摂取・15分の歩行・生甲斐の保持・絆の大切さ」を説きますがISに
追われて2週間も歩き続けた彼らもすんなりとは受け入れず「野菜よりも肉をくれ!」
と叫ぶそうですが、鎌田さんが「健康を保ち、生甲斐をもって、いつか故郷に帰ろう」
と諭すと理解者が表れて、最後には5原則を全員が1つ1つ唱和してくれたそうです。
また、異教徒殺害・奴隷制復活とおぞましい行為を繰り返す悪魔のようなIS戦士にも
15歳の奴隷少女を逃がしたり、8人目の所有者に引き取られた19歳女性を良心に目
覚め解放した戦士もいると紹介。我が身の事よりいま難民を支援する意義を語ります。

放送分を聴く
放送日:2015年6月14日

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