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(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2015年10月26日
10月25日 第182回放送
1972年、日中国交正常化を記念して中国から上野動物園に2頭のパンダ(カンカン
とランラン)が贈られ空前の人気を博しました。奇しくもこの年香港から来た17歳の
少女も歌手デビューして人気者になります。デビューから43年、今夏に還暦を迎えた
アグネス・チャンさんをゲストに迎えて、論争の真相や闘病体験を吐露して頂きました
共働きの夫婦にとって、幼子をどこに預けるかは悩みの種。28年前に仕事場に子ども
を連れて来たことに端を発して「アグネス論争」が起こりました。この時に彼女は社会
の中の自分を強く意識したそうです。そして夫の「批判にいちいち反論するよりも自分
のこれからの生き方で正しさを証明するしかない」の言葉に従い見事に実践しました。
ただ、四半世紀を過ぎて肝心の世の中は変わったのでしょうか?子育てママの就労率は
相変わらず低く、男性が家事育児にさく時間も短時間のままで意識改革が望まれます。
2007年、アグネスさんの乳がんが発覚。泣いて悔しがりながら「でもこの逆境には
きっと意味がある」と考えて「困難は自分を見つめ直し、成長するチャンス」と覚醒。
そして「自分のことを忘れてみることが大事『大きな目的のため』に生きようと思うと
不思議と力が湧く。生かされたからには、生きて果たす使命」。乳がんになってからは
毎日が誕生日と思い「きょうも生きられた。きょうを悔いなく生きる」と感謝の日々で
更に息子たちに「ママとの思い出の箱」を残す等「終活」の準備も始めているという。
■お知らせ■鎌田さんとともに平和への願いと祈りを込めた歌とトークの集いを開催。
名称:『チョコ募金キックオフ★INORI★チャリティコンサート&トークライブ』
日程:11月6日(金)会場:豊島公会堂 電話080-4837-4015(専用)
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2015年10月19日
10月18日 第181回放送
人類のために最大の貢献をした人たちに贈られるノーベル賞。今年は日本人が2人受賞
そして文学賞を受賞したのはベラルーシの作家スベトラーナ・アレクシエービッチさん
で鎌田さんは自分のことにように喜んでいます。2003年に対談して意気投合した仲
だからです。そこで、今回はノーベル賞を受賞した方たちの「ことば」に注目します。
本が好きで、本に埋もれて生活したいという鎌田さんは、村上春樹さんのハルキストで
もありますが今年は早くからアレクシエービッチさんの受賞を予想していたそうです。
旧ソ連・ベラルーシで彼女はこれまで30年以上にわたり、第二次世界大戦、アフガニ
スタン侵攻、チェルノブイリ原発事故、社会主義体制の崩壊などソ連時代の歴史に翻弄
される人々に焦点を当て、何年もかけて数百人の人々に会い、取材を重ね、証言を取り
自分の解釈は最小限に留め人々の声で構成するドキュメンタリー文学を確立しました。
第二次世界大戦に従軍した女性を取材した『戦争は女の顔をしていない』をはじめ名作
を発表していますが、受賞後のインタビューで「私ではなく、私たちの文化、歴史を通
して苦しんできたこの小さな国への受賞だ」と語っています。ノーベル医学・生理学賞
の北里大特別栄誉教授・大村智さんは、微生物から見つけた抗生物質で熱帯病に苦しむ
多くの人々を救ってきました。大村さんは「私自身は微生物がやってくれた仕事を整理
しただけ。科学者は人のためにやることが大事だという思いでやってきた」といいます
ノーベル物理学賞の東京大宇宙線研究所長・梶田隆章さんは素粒子ニュートリノを観測
重さがないとされていたニュートリノに重さがあることを証明。「この研究は何かすぐ
役に立つものではないが、人類の知の地平線を拡大するようなもの」と語っています。
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2015年10月13日
10月11日 第180回放送
10月11日「東日本大震災」から、きょうで4年7ケ月になります。村上さんは先日
宮城県亘理町の中学校で、うな丼を振舞いつつ「ことばと歌の種まき」をして来ました
鎌田さんも東北の被災地には足しげく通っていますが、今回のゲストは鎌田さんと一緒
に被災地でボランティアをしたこともある歌手・女優の園まりさんをお迎えしました。
園まりさんといえば、12歳の時に童謡歌手としてデビュー。渡辺プロダクション入社
後は中尾ミエさん・伊東ゆかりさんと共に『スパーク3人娘』を結成しテレビを席巻。
20代前半には『何も云わないで』『逢いたくて逢いたくて』『夢は夜ひらく』などの
大ヒットを放ち、甘く囁くように歌う歌唱法で一世を風靡しました。さぞや歌が好きで
納得の芸能生活かと思いきや、その逆で操り人形のような生き方に辟易していたとか。
転機が訪れたのは、98年の母親の直腸がん、翌年の父親の肺がん死。そして兄と姉を
亡くし、自らも2008年には乳がんの手術を受けました。次々に予期せぬ試練が訪れ
ますが、この試練こそ自分を強くし、生き直す原動力となって、園さんは復活します。
2012年1月に鎌田さんと園さんは石巻市「三反走の仮設住宅」を訪ねて歌を披露し
普段は催事に参加しない漁師町の男達も集まり、大盛況だったという話を紹介します。
また、園さんは42年ぶりの映画『道しるべ』に出演し、振り込め詐欺師に騙されそう
になる心優しい72歳の老婦人役を演じましたが、年齢に応じたありのままの自分が出
せたといいます。更生して社会復帰をしようとする詐欺犯の若者とのやり取りも見所。
最後に『ゆかり・ミエ・まりメモリアルコンサート~ニッポンをもっと×2元気に~』
を12月10日(木)中野サンプラザで開催。個性派3人が放つ魅惑のステージです。
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2015年10月 5日
10月4日 第179回放送
「痛快無比、感動の番狂わせ」。体をぶつけ合うラグビーは、体の大きさや強さが実力
に反映されやすいので番狂わせは起きにくいスポーツとされてきましたが、イギリスで
開催中のワールドカップ1次リーグ初戦で、日本代表は世界ランキング3位の強豪南ア
フリカ代表に勝利、歴史的快挙を達成しました。「奇跡」は起きるのか?起こすのか?
ラグビーの日本代表の活躍に涙腺を刺激された方も多いと思いますが、鎌田さんは奇跡
を起こした日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんと3か月前に対談した時
の話を披露。エディー・ジョーンズさん自身がまさに闘う人だったので「この人ならば
何かやってくれる」という印象を強く受けたといいます。エディーさんは一昨年10月
に脳梗塞で倒れ、一時的に指揮官を外れましたが不屈の精神と徹底したリハビリで復帰
日本代表の弱点を克服するために「早朝5時からの特訓」などハードなメニューで鼓舞
し続け「俊敏さや華麗さは天下一品でも、それだけではラグビーは勝てない。日本人に
必要なのはフィジカルな強さだ」と強調、今回の「世紀の番狂わせ」を起こしました。
カリスマ指導者のエディー・ジョーンズさんに対し「日本一オーラのない監督」を自認
して、2007年度と8年度の大学選手権連覇を達成したのが早稲田大学ラグビー部の
元監督中竹竜二さん。「期待にこたえない。他人に期待しない。怒るより謝る」という
中竹スタイルを確立して奇跡を起こしました。他に、ヒット曲『愛の奇跡』のロザンナ
ザンボンさんの奇跡的な出会いと別れ。映画『奇跡のひとマリーとマルグリット』目と
耳に障害をもつ少女マリーと、彼女に言葉を教える修道女マルグリットを描いた作品。
山形の県花「紅花」を奇跡的に復活させた今野正明さんのエピソード等を紹介します。
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